アニメ「メダリスト」の第二期は来年だそうですね。
一期目にBOW AND ARROWという米津玄師さんのオープニング曲を使ったので、しかもそのMVには羽生結弦選手のスケートもあったので、二期目の曲のハードルが高くなってます〜
中には「今度は羽生結弦が歌って米津玄師がスケートする他ない」などというジョークもありますが…
米津さんのスケートより羽生くんの歌のほうが問題あったらどうするのよ?
私なんて、ボウアロ2番でええやん〜て思いましたけどね。(⌒-⌒; )
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アニメ三期目にはどうするねんという課題が
さて、どうなることか?
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そのBOW AND ARROWのSPバージョンですけど、羽生くん史上最高難度のSPで、4Lz、3A/4S-3Tのジャンプ構成なんですよね。
ツイズルから入ったり、最初のジャンプまで時間があったり、そもそも競技用より狭いはずのリンクで暗い中で滑っていたり、普通に考えてSPではあり得ない条件下でのプログラムなんですけど。
もしもメダリスト二期目にまた米津さんが歌って羽生くんがスケートするようなことがあったら、あれより難易度を高くするのは…
4S-3Tを4Lo-3Tにするとか?4F-3Tにするとか?
3Aを後半にするとか?(ルールでは後半1本しか1.1倍のボーナスポイントつかないけど)まさかの4A入れるとか?
こ…怖〜😱
考えるのやめとこ…😨
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羽生くんは出し惜しみせずに、そのときの目一杯で勝負してきたんですよね。
ボウアロも、もしも「二期目があったらそのときもお願いします〜」なんて、米津さんと羽生くんに「メダリスト」側から来年以降のぶんまでオファーされてたとしても、「次のときにハードルが上がるからそんな高難度構成はやめておこう」なんて考えなかったのではないでしょうか。
一生懸命、今できる精一杯のことをする。
それが次につながる(かもしれない)んですよね。
それに羽生くんなら、二期目にまたオファーがあっても、そのときの目一杯の高難度で挑むような気がします。
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誰だって、渾身の力でやり抜きたいという理想は持っていても、つい、余力を持っておきたくなるのではないでしょうか。
自分にはまだこれだけのポテンシャルがあるという余裕も、勝利のためには必要なのかもしれませんけど。
それはどのくらい見た方たちの心に響くのでしょうね。
羽生くんの精一杯は、いつもギリギリの渾身の死闘だったから、現地観戦でなくても、競技のファンでなくても、たまたま見ただけであっても、惹きつけられるのだと思います。
安定しない4Sをはずして4Tだけにすることも打診されたソチ五輪でも4Sに挑んで、
けがが治りきってないのにクワド4本のフリーで平昌五輪を闘い抜いて、
傷めた足にさらなる負担がかかるとわかっていても4Aへの挑戦を北京五輪に刻み込んだ、
だから記録も記憶も鮮烈に残っているのではないでしょうか。
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限界に挑み続けて、昨日を100%とするなら今日は101%以上をと努力する方と、
自分の能力は衰えていくものと思って、昨日より低くなっても仕方ないという認識の人とでは、
ますます差が広がるばかりでしょうね。
オリンピックや主要国際試合でメダリストになったらあとは安泰と思いたいスケーターさんと、
オリンピック連覇してGOATと呼ばれてもプロ転向後さらに実力を高め続けている羽生くんとでは…
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今日はシェアプラクティスから丸3年だそうですね。
今のアマチュアの選手たちは、プロになった羽生くんからのこんな凄い「惜しみなく練習を見せた映像」という教材を(無料で)見放題という、恵まれた環境にあるわけですけど。
どのくらい参考にしてみたのでしょうね?
練習方法は一緒でなくてもいいんです。
あくなき探究心と綿密な準備と昨日の自分を乗り越える意志の強さを受け止めて、遥かな高みの目標を確かめられたなら。
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羽生くんには、目標にできるのはもう、ご自身の理想しかないのかもしれないけど。
それでもさらなる高みを目指していくのでしょうね。
読んでくださってありがとうございました。