昨日の続きです。


羽生結弦選手はもちろん試合に出場していた頃は、得点や順位という「他選手たちと比較」されてましたよね。


ある時点くらいまでは、どうやって得点を積み重ねていくか?の戦略を立てたり、高い完成度のプログラムを実施する努力や工夫をするのは楽しかったのではないでしょうか。


だけどそういう、ワクワクするような勝ちかたができた期間は、とても短かったように感じます。


それは、羽生くんが勝利していくことを許容できない勢力が、あいえすゆうにも国内外のすけれんにもあったからなのではないでしょうか。


…………


ちょっと話は変わりますが、私は、失敗や敗北を恥とか屈辱に思うのはどうなのかな?と考えています。


もちろん、アスリートであれば勝利を目指すのは当たり前かもしれないけど、スポーツである以上挑戦には失敗がつきものだし、勝者の影には敗者がいるわけですから…


フェアに戦って負けたことが恥だとは思わないんですよね。


もっと話をずらしてしまうけど、(特にメディアの論調が良くないと思うけど)

イジメやハラスメント、性暴力、詐欺などの被害者に対して「落ち度があったのではないか」ということを言う人たちがいますよね。


これは加害者を擁護すると共に、被害者に「自分が責められるかもしれない」とか思わせて、被害に遭ったことを恥ずかしく感じるような心理的影響があるのではないでしょうか。


はっきり言って、加害者が何も悪いことをしなかったら、被害はなかったんです。


加害者の責任が100%で、被害者の落ち度は0%だという認識をもっと多くの方たちが持たないと、こういう犯罪や人権侵害はなくならないと思います。


そして、競技の主催側や自国の連盟によって「自分を正当に評価される権利」を侵害されていたアスリートが、自分を貶め恥をかかせようとしたことに対してどのくらい反論できるか?というと…


かなり難しいところがあるのではないでしょうか。


…………


メディアと結託すると、言葉による印象操作が簡単にできてしまうのでしょうね。


たとえば、「Dさんが好成績を出すようになってから、TV放送されるようになった」というのは、TV局がそれを否定しない限り通用するわけです。


たとえば、「世界一のステップと言われる」とアナウンサーが話しているのを聞きながら見ていると、それを否定する根拠がないと信じてしまうこともあるでしょう。


そしてある選手のファンが別の選手のことを「ジャンプだけ」と言ったり、そのファンを「顔だけファン」だの「ソチにわか」だのと呼ぶと、それを否定するのは…


ジャンプの良さを否定するわけにも、顔がいいことを否定するわけにもいかない〜爆笑


だけどそうやって、どなたか〜のファンがその推しのことを「○○ならDちゃんのほうが上」だのと言いつのっているうちに、その内容がだんだんおかしな方向に行って表現力は→踊るのは→色気は…と、スケートの技術から離れて行ってたのでは?


どこかの時点で、騙されていたとまではいかないにしても、メディアのアゲアゲに乗せられて凄いんだと信じこまされていたと気づいて、軌道修正すれば良かったのだと思います。


騙されるほうが悪いんじゃない、騙したほうが悪いんです。


気づいて、これまでその「Dさんこそが世界一」と言いつのって、それを脅かす選手のことを悪し様に罵っていたことを反省するのであれば、真っ当な考えに戻れるのではないでしょうか。


言葉だけで誰かに何かを信じさせることはできなくはないけど、根拠が揺らいでいるのにそこに執着していては素直にものを見ることができなくなると思います。


…………


メディアに乗せられることも、フェイクに引っかかることも、詐欺に騙されることも、できるだけそうならないように気をつけてはいても、皆無にするのは難しいでしょう?


羽生くんのスケートのように、どう素晴らしいのかなんて何万語を費やして話すより「見ればわかる」くらいに、一目瞭然で理解できるほどのものはそうはないんです。


最高の素質の持ち主が、最高の指導を受けてきて、自らも学び努力することを怠らず、四半世紀ずっと向上させてきた成果を今私たちは目にしているので。


羽生くんはもう、他者との比較を必要としていない…ひたすら、「これまでの自分」→世界最高のスケーター を超えるように邁進しているんですから。


こんな奇跡を目の当たりにできる幸運は、滅多にないでしょう?


まあ、その一目瞭然の、桁外れの実力と実施を2〜3桁くらい取っ払って採点して、同じ桁に収めて印象操作したら、他の選手のことをスターにできるなどと勘違いしたどこぞの組織もあったようですが。


次期オリンピックに向けての盛り上がりのために、今さら?の、羽生くんの平昌オリンピックのときのことを持ち出してきてるらしいので…


そりゃもう、フィギュアスケートといえば

羽生結弦選手

のことを抜きに語れませんから〜


国内のスケート関係者も、そろそろ、羽生くんの単独アイスショーについて何も話さないままでは、自国のスケーターをどれだけ持ち上げようとしても徒労に終わりそうだと気づいてもらいたいものですね。


羽生くん抜きの(日本)スケート界の話なんて、

フェデラーさん抜きのテニス界の話、

ボルトさん抜きの男子陸上の話、

炭酸もアルコールも入っていないビールのようなもの…


あ、しまった。(・・;)


炭酸もアルコールも飲まない私が言っても説得力あらへんがな。😅


読んでくださってありがとうございました。