妄想と憶測です。
羽生結弦選手がアスリートであることにこだわっているのは、もちろんオリンピック2連覇したというのも含めているでしょうけど、スポーツの枠組から大きくはずれるつもりがないという決意にも思えます。
プロ転向の記者会見でも「これからはプロのアスリートとして…」という決意表明の言葉を述べていたことからも、芸術を追求していく、エンタメとしてもやっていく、それでも根本はアスリートであるというのは変えないという強い意志だったのではないでしょうか。
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後から思うと、あれがあって良かったなと思うことってありませんか?
羽生結弦選手の経歴でいうと、
アマチュア時代→平昌オリンピック金メダル🥇
プロ転向後→東京ドームGIFT成功
が大きなポイントだったのは確かですね。
でも、それ以外にも、「あれは布石だったのか?」と思うことはいくつもあるんですよね。
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○レミがアンコールプログラムになった
2020年、コロナ禍でGPSを欠場した羽生くんが全日本選手権で初お披露目したSP。
難癖つけられてとんでもない激辛採点されたけど、全日本選手権も世界選手権も国別対抗戦も良かったですよね。
世界選手権のときの動画は、今でもドイツでよく見られているのではないでしょうか。
そして今やこのプログラムは、単独公演のアンコール定番になりつつあります。
それでいいのよー
難癖つけるジャッジに見せるなんてもったいない。
このプログラムの素晴らしさはファンが楽しみますから❣️
俺が楽しませてやるからケツ振ってこっち来いよ‼️🪽♪
はーい、どこまでもついていきます〜🥰
だいたい、このプログラムは歓声が上がってこそ完成するものでしょう?
手拍子だけで盛り上がるには限界があります。
コール&レスポンスも、おててフリフリも、会場一体になって楽しめる良さに満ちているので…
「生き抜いて、これを堪能できて、良かったなー」と、羽生くんご自身も思っていてくださっているなら嬉しいですよね。
もちろん、私たちも大いに盛り上がって楽しみますとも。
だけどこのプログラム…最初からそんな、単独公演のアンコール向けに作られたわけじゃないはず…
なのにここまでその位置にすっぽり収まるって…
どこまでが伏線だったのでしょうね?
先日のエコーズ千葉公演をTVで見ているときにフリフリを左右間違えたのは私です…
現地でなくて良かった…おとなりさんの手に当たってしまうとこやったわー(⌒-⌒; )
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○プロローグからのGIFT
先に東京ドームの話があって、日程の都合によりプロローグからやることになったのだとか?
これはもう、単独でどれだけのことができるのかを見定めてからの大一番になったわけですから。
いわば、2試合連続で世界記録更新して、ヘルシンキ世界選手権のホプレガを経てからの平昌オリンピックみたいなもの?
あのプロローグで、羽生くんお一人の集客力がどれほどのものかもある程度見当がついたし、ご本人の体力の限界も察しがついたのかもしれませんね。
ただ、集客力という意味では、
東京ドームにも入りきらない
ことが明らかになりましたね…
かと言って、琵琶湖は凍りませんからね。
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何回目?(^◇^;)
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○ノッテステラータ公演最初のゲストが内村航平さん
私の妄想では、羽生くんを「スポーツ部門からエンタメのコーナーに移動させたい」勢力が、メディア界にいるのではないかな?と。
AIPSの過去100年のベストアスリート6位に選出されたことも含めて、諸外国からは日本のトップアスリートと見られているのは確かだと思うんですよね。
だけど、それでは「日本のスポーツを盛り上げているのは○○」という、他競技の選手たちの売り文句には目の上のタンコブになるでしょう?
それよりは、エンタメ界の新参者扱いしておけば、各部門の第一人者が「取り立ててあげている」論調にもできるわけです。
TV番組でも、黒柳徹子さん、堂本光一さん、清塚信也さん、星野源さん…というビッグネームの前では羽生くんはそういう位置に置かれたとしてもおかしくないので。
もっとも、エンタメ界では「東京ドーム公演を行ったことがある」という実績は既にあるので、どこまでそんな、変な目論見があっても通用するか?は不明ですが。
それで、ノッテステラータ公演で初回のゲストが内村航平さんでなかったとしたら、その傾向はもっと強かったのではないでしょうか。
ですがあのとき、
オリンピック
2連覇同盟
という、超絶パワーワードが出てきたもので。
少なくとも「アイスショーに於いてこの言葉を使えるのは羽生結弦選手だけ」ということが明らかになったのではないでしょうか。
何しろオリンピック2連覇したスケーターさんは、羽生くん以外には…
カタリナ・ビットさんくらい?(⌒-⌒; )
なので…
他のどんな競技にオリンピック2連覇以上の実績を持つアスリートがいても、アイスショーに関わるならそれに該当するスケーターさんが必要ですもの〜
だからあの初回のノッテステラータ公演で、羽生くんのアスリートとしての立ち位置、ステータスを示す言葉が出てきたのは、ゲストが内村さんだったからこそ❣️と思うんですよね。
さて、これは、どこまで先を見越しての人選だったのでしょう…
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○ラストアンビエントの編集
先日から米津玄師さんのMVの話題が多いですね。
あれは撮影もリンク内で滑りながらだったので、疾走感が増しています。
ジャンプ構成も高難度、メダリストの登場人物の得意技も入れて、さらに羽生結弦選手独特の動きも入っているというプログラムになっていますよね。
ただ、そうなってくると、どうしても「撮影と編集の技術があるから良く見えているのかもしれない」という、実力を割引いて見られる可能性もあるのではないでしょうか。
もちろん、あのMVは何回も収録してからの編集だったでしょうし、それをいうならラストアンビエントも1回だけの撮影だったと証づけるものはないんです。
それでも、たまにYouTubeでワンカメラ撮影の映像もあったりするでしょう?
だから、本番一発勝負でも羽生くんができることは多いとわかりますよね。
そして、何よりも「数回収録しても、クオリティの高いエレメンツでなければ、編集だけで良いものに仕上げるのは困難だ」と思うんですよね。
美しい実施ができるエレメンツ、これはプロのフィギュアスケーターにとって生命線です。
クリケットクラブにいたスケーターさんたちの良さも、かなりの部分そこに負うところが多いのではありませんか?
ジャンプの質、スケーティングの上手さ、スピンの多彩さ、そういうものがないと、高難度を含まなくなったときに見応えがなくなるんですよね…
そして羽生くんがお一人で撮影、編集したラストアンビエントを見ると。
「宮川大聖さんが『羽生結弦のスケート』でこの音楽を表現したらどんな感じになるか」が可視化されていると感じるんです。
これほどのMVはなかなか他では作れないでしょう?
それを羽生くんのYouTubeで見られるわけですから…
他のミュージシャンのどなたが「羽生結弦のスケート」を使ったMVを作ろうとしても、それよりクオリティを上げていかないとというハードルが設置されているのでは?
米津玄師さんのボウアロが素晴らしいと、聴くだけでなく見たいと、そう思われるMVになっているのなら妥協なく作られた甲斐があって嬉しいですよね。
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フィギュアスケート界はアマチュアの試合に出場しなくなるのを引退と言い、アイスショーでは難易度を下げて演技しているけど。
羽生結弦選手だけは、プロ転向してさらにより良いスケートにするために邁進なさっています。
それについて行けない人たちがいるのは仕方ないし、そもそもレベルに差があったのだから、羽生くんだけが異次元の領域にいるんですけど。
その規格外さから目をそむけさせるために、変なカテゴライズしたり違う規格におさめようとはしないで欲しいですね。
職業・羽生結弦
なんですから〜
読んでくださってありがとうございました。