これはフィクションです。
…………
「今日、またいつもの祈祷班が来たんだが…」
「おや、そちらにも?」
「へえー、うちにも来ましたでー」
「こちらにも」
「いつもと違って、健康とか成功とかじゃないものを願っていたんだが…」
「おや、そちらでも?」
「へえー、うちもそんなんでー」
「こちらでも」
「すいっちつうとかを当ててくださいと…」
「おや、そちらでも?」
「へえー、うちもでしたでー」
「こちらでも」
「それも、自分とか家族にじゃなくて、
羽生結弦選手に当ててくださいて…」
「おや、そちらでも?」
「へえー、うちにもでしたでー」
「こちらにも」
「くじ運の神さまと違うし、それ、叶えてやれるかわからんのやけど…」
「足腰と関係ない願いごとされるのも久しぶりやし」
「どないしましょう〜」
「くじ運の神さまどこにいてはるか、探してきますわー」
…………
「羽生結弦?って、あの羽生結弦?」
「一般人に混じっている羽生結弦…」
「どうするのこれ」
「そりゃもう一般人として一緒に…」
「結果とかめっちゃ注目されそう〜」
「けど、一般人に混じっているんだから…」
(某ゲーム会社)
…………
「一番に羽生結弦選手に、二番目に我が子に当たりますように」
→こんな願いごとどないしたらええんや?
「私のぶんのくじ運も羽生くんに」
→この人くじ運良くないなー、上乗せしても誤差だよ…
「ゆづの喜ぶ顔が見たい❣️」
→それは本人に頼んでー
「羽生さん当たったらどのくらいゲームするのかなぁ…」
→本人にきいてー
「転売ヤーの手には渡りませんように」
→それはニンテンドーの管轄。
「ニンテンドーが順調に生産して、購入したい方たちに早く届けられますように」
→ニンテンドーへの加護しとこう…
…………
ラストの願いごとをしたのは私、満丸本七です〜
神さま、ニンテンドーさんへのご加護よろしくお願いします。
読んでくださってありがとうございました。