私は今年のノッテステラータ公演を見たのは、

8日現地、

先週のBS放送、

その2種類以外はニュースなどの細切れ映像や新聞などの写真や記事だけです。


初日公演の情報はチェックしていたので、演目は知っていましたけど…現地で見ると語彙喪失するくらいの衝撃でした。


ただ、日本と外国の文化の融合が、そして演者の思いの強さが、ボレロとSEIMEIという2演目から感じられました。


ボレロという音楽はフィギュアスケート界では、トービル・ディーン組の伝説的演技として知られていますよね。


そのボレロを野村萬斎さんが東日本大震災のあとに鎮魂のための演目としたという話がありましたけど、東北で演じるのは今回が初めてだったそうですね。


それが羽生結弦選手や日本人スケーターさんたち、そしてSEIMEIを振り付けたシェイリーンさんと共にリンク上の舞台で演じるなんて、こういう巡り合わせだったとしか感じられないくらいですよね。


狂言という日本の伝統芸能に、外国の音楽を使って鎮魂の演目にする…


そこにどういう萬斎さんの思考があったのか?はわかりませんが、私には、「日本と外国の文化の融合」が鎮魂のテーマにあったように思えました。


また、ノッテステラータ公演が東北での初演となったのも、フィギュアスケートという外国発祥のスポーツであり芸術であるものとの融合、そしてその地にゆかりのある方たちとの共演というものがあって、「天の時、地の利、人の和」が揃ったとも受け取れました。


そして、SEIMEI…


外国発祥のフィギュアスケートに日本文化を色濃く打ち出して、五輪連覇や数々の金字塔を打ち立てたプログラムです。


こちらは萬斎さんのボレロとは日本と外国が逆になってますよね?


日本の伝統芸能に外国の音楽を使ったボレロと、

フィギュアスケートに日本の文化を入れたSEIMEI…


この2演目を

伝統芸能の担い手である野村萬斎さんと、

フィギュアスケートの羽生結弦選手、

お2人が揃って、初めて可能だったこともあったのではないでしょうか。


そして双方に深く関わったシェイリーンさんがその場にいてくださったことも。


…………


著作権についてのあれこれで、さまざまなご意見を知りました。


どちらにもそれぞれの言い分があり、一概にすっぱりと割り切ることができない話だと感じました。


私自身、どちらのご意見にも「いいね」をするときに「自分はどっちつかずだなぁ〜」と感じています。


だけど日本文化そのものが、

「絶対的な神さまがこうしなさいとおっしゃっているのだからこれが正しい」というものではなくて、

「本当にそれでいいのか自分で考える」ように八百万の神様がたが見守っていてくださるものだと思うので…


昨日は「そうだよね」と思ったけど、

今日は「違うかもしれない」と迷って、

明日はどう考えるようになるかわからない、

それでいいのかもしれないと感じるんです。


一方的に味方する、あるいは断罪する、というほどには、私は自分の判断を信用してません。


ただ、なるべく多くの方たちが納得できるような未来にするためには、こうするほうがいいのかな?という思考を巡らせるくらいしかできないので、ぐるぐる考えてしまうだけのことです。


外国ではノッテステラータ公演は「課金して見る手段」がないのだという話もありました。


そうなると、もう、日本に移住するくらいしか「見たいと望む羽生結弦選手のスケート映像」を不正せずに見ることはできない、ということになるんですかね?


私には不正せずに見られる手段があるので、持てるものの身で持つことのできない方たちを糾弾するのは憚られるんですよね。


それでも、不正行為が横行すると羽生結弦選手の今後の活動に支障をきたすかもしれないと思うと、「正規の手段」で見てもらいたいと望んでしまうんです。


もしもそれに多額の費用がかかるとか、とんでもないくらいの時間がかかるのであれば、また話は別になるかもしれませんが。


もしも私が余命宣告されていて、寿命の尽きる寸前にどうしても見たいものが不正でしか得られないものなら?

そういう、自分の身に置き換えて考えてみることも必要かも。


…………


私は幸いなことに、見たい映像をいくつも持っています。


だけどもう見られないものもありますよね。


能登半島の復興支援演技会とか。


でも、それも、本来なら一期一会の、その場限りのものを見させてもらえたというふうに受け取るなら、見られた期間の幸せに感謝して脳裏に残るよう頑張る他ないのかも。

自分の記憶力にめっちゃ不安(⌒-⌒; )


…………


エコーズで、Novaくんが(マスディスのあと)勝利したことに

「よかったの、だろうか」

と自分に問いかけるシーンがとても好きです。


いつか、自分が「思い込みの勝手な正義」で暴走しそうになったら、あのシーンを思い出すことがお守りになるかも。


…………


もしも私が余命宣告されたら、そしてその先に見たい羽生くんの映像がくるのなら、

きっと…


覚醒の時と、進化の時と、プロローグと、GIFTと、ノッテステラータ2023と2024と、

羽生くんのYouTubeと、米津玄師さんのボウアロと、

録画映像のRE_PRAYと、エコーズと、

掠奪と、レゾンと、残テと、マスカレイドと、

レツクレと、オトナルと、オリジンと、レミと、ロンカプと、天と地とと、

ボレロと、SEIMEI様を見て寿命を伸ばして待つでー‼️


読んでくださってありがとうございました。