フィギュアスケートの世界選手権の最中ですが、夫が「男子より女子が先なんか…前からそうやったんか?」と言うので、男子とアイスダンスは開催国に優勝候補がいるからじゃない?と返事しました。


実際そうなのか?はわからないけど、今のところペアは日本のりくりゅうが、女子はアメリカのリウ選手が優勝したそうですね。


私の勝手な憶測ですが、あの国はどうも後追いになりがちなのではないでしょうか。


平昌や北京オリンピックで男子の優勝候補をスターにしようという目論見があったのは、「その時点で最も注目されているのが男子選手だったから」なんだと思うんですよね。


本来なら女子選手たちのほうが、綺麗で華やかでスターにしやすかったはずなのに。


なんていうか、女子選手たちとは違って、男子シングルのスケーターさんがスターになるには、実力とメダルの色だけでは足りない気がするんです。


カリスマ性、存在感、そういうものは意識して培うことは難しいでしょうけど、「これまでフィギュアスケートではここまでのことができるとは予想してなかった」というものを見せることができるかどうか。


そのあたりも問われているのではないでしょうか。


もちろん、スターにはなれなくても、オリンピックでメダルを取るならそれは素晴らしいことでしょうけど。


それはあくまで実力で獲得したらの話です。


各国の陣営が、自国のスケーターさんをスターにしようと画策した結果のメダルなら、どうなんでしょうね?


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羽生結弦選手のスケートの素晴らしさは、全て、正確な技術に基づいた美しい実施が根幹にあって、そこに音楽の良さをより感じさせてくれる表現と、観客や視聴者をその世界観に浸らせる存在感がついているので、唯一無二と思うんです。


当然、高難度のジャンプは成功率が100%とはいかなかった、それは人間のすることなのでどうしても仕方ないことではあったけど、そんなことは「僅かなマイナス要素」でしかないくらいに。


美しい、素晴らしい、見て良かった、もっと見たい、そう思わせる「圧倒的なプラス要素」があるので。


やはり、美しく実施されるエレメンツという、スポーツとしてのフィギュアスケートの基礎の部分を大切にしてきた、正攻法で勝利を掴んできたことが活かされているのだと思います。


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米津玄師さんや星野源さんのファンの方たちが、羽生くんのスケートを見て賞賛してくださっているのが嬉しいですね。


今日はノッテステラータ公演のBS放送がありますから、野村萬斎さんのファンの方たちも多数見てくださるでしょう。


「羽生結弦のスケート」は、見てもらう機会さえあればその良さを感じてもらえるはず。


得点も記録も順位も関係なく、見たままにその良さを受け取ってもらえる…


それがプロ転向してからの、羽生くんの「さらに実力を高めて表現を磨いてきた成果」なのでしょうね。


「職業・羽生結弦」と命名してくださった

お師匠様、

「職業・野村萬斎」さんとのコラボ。


それを現地で見られて嬉しかったです〜


放送も楽しみですね。


読んでくださってありがとうございました。