フィギュアスケートはアマチュアとプロフェッショナルの区別がつきにくいスポーツですけど、試合とEXやアイスショーとの区別はつきやすいのではないでしょうか。
試合では得点と順位を競いますけど、EXとかアイスショーではそういうものはありませんよね。
まあ、余興?みたいな勝敗をつけるタイプのアイスショーもあるのかもしれませんが、基本的に観客、視聴者も、スケーターさんたちも、得点や順位に関係ないスケートを楽しんでいるように思います。
そういうときに、羽生結弦選手だけが?闘志めらめらで高難度ジャンプを跳んだりするので…その異質さが特別なものとして印象に残るのかもしれませんね。
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採点競技の宿命なのかもしれないけど、選手にとっては、自分以外の全員がミスをしたらチャンスは増えるわけですよね。
だけどそれはあくまで、試合の中での順位に過ぎません。
自分の実力は自分で高めていく他ないんです。
まして、恣意的な採点で特定の選手の点数が低く抑えられているときに、他の選手が甘く採点されていたとしても…
それは実力で得たものではないので、得点や順位との乖離が大きくなるほど、悪影響が出てくるように感じます。
実力で得ることをしてこなかったスケーターさんは、自分以外の誰かが失敗すること、自分より低くしか評価されないようにと望むのではないでしょうか。
そしてそれは、試合でしか通用しません。
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EXやアイスショーで、自分以外の誰かが失敗することを望むスケーターさんがいると、全体がギクシャクするように思います。
そんなもの、お金払ってまで見たいと思う観客は、減っていくのではありませんか?
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恣意的採点で勝たせてもらっていた選手や、他者の失敗を望むようなスケーターさんは、プロにもアイスショーにも向いてないんです。
今、あいえすゆうとすけれんが躍起になって、採点を歪めてまでスターを作ろうとしているようですが。
特定の選手だけに辛く、あるいは甘く採点することも、待遇やその他の状況で誰かの「実力を発揮できない」ようにさせることも、スターを作るどころか、将来の「それなりにプロとして活躍できそうなスケーター」の可能性まで潰しているように感じます。
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羽生結弦選手の単独アイスショーが盛況なのは、そのクオリティの高さ、他にはない魅力、一流の方たちが集って創り上げた最高の芸術作品であると同時に。
羽生くんにとってのアウェイではないという安心感もあるのではないでしょうか。
観客も含めて全員が、成功することを祈っている空間。
その居心地の良さを一度味わってしまうと、失敗を望む誰かがいる場所の不自然さ居心地の悪さいたたまれなさに、思いいたることもあったでしょう。
あんなところでよく羽生くんは頑張ってくれてたなー
あんなところでも羽生くんが出るからって、よくお金出して行ってたなー
そんなふうに感じると、次からは「同じくらいのお金を出すなら、単独公演にしときたい」と思う方たちが増えても当然でしょうね。
私は、3月に宮城のノッテステラータ公演に行きますけど、これは、羽生くんが座長で、アウェイではない空間だという保証つき?のアイスショーですから。
アイスショーにはアウェイ空間は邪魔なもの…不協和音がずっと流れているような場所でしかない。
そして、それを理解してない主催やスケーターだと、自分たち以外の誰かを貶めることでしか浮上できないと思い込むこともあるのではないでしょうか。
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今年のFaOIは幕張2日間しか発表されてないようですが…
何なんでしょうね?
まあ、羽生くんが出演できないとかなら、多い日数にしても集客はあまり見込めませんし…
最低限の「今年も開催しました」という実績のための2日というのが、妥当な憶測でしょうか…
2年前に、軋みを感じるほどのアウェイ感だったFなので、そのときのツケが回ってきたのかもしれませんね。
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私は、アイスショーにアウェイはいらないと思っています。
味方だけの空間で、羽生くんが思い描くスケートができますように。
読んでくださってありがとうございました。