今日で、阪神淡路大震災から30年になったんですよね。
当時私はコンロの火を消して、首がすわったばかりのややこを抱っこして、TVで震源地の様子を見てました。
我が家では棚の上のものが落ちたくらいでしたけど、神戸あたりは大変だったと思います。
昨年末我が家ではキッチンをリフォームしましたけど、それまでとは逆に、水道は「レバーを上げて水を出す」ようになりました。
これも、阪神淡路大震災のあとから変わったのだそうですね。
ものが落下してレバーに当たり、水が出っぱなしになる…それを防ぐためなのだとか。
災害を防ぐことは難しいけど、防災グッズを用意したり減災につとめることはできる範囲でやっていけたらいいなと思っています。
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春よ、来い♪
30年前にもこの歌は何回も聴いた気がするんですけど、何しろ授乳で夜中に何回も起きていた頃のことは、睡眠不足で記憶が曖昧で…
羽生結弦選手がFaOIで清塚信也さんとコラボしたときから何回も見たプログラムですが、癒しや希望を感じるときもあれば、春を待ち望む思いに満たされることもあって…見るときの自分の心情にも感想が揺れるスケートのように思います。
羽生結弦選手が競技生活のラストに、オリンピックのEXで滑ったプログラムでもありますね。
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神戸を凄いなと思ったのは、あれほどの大きな災害があったのに、支援されるだけで終わらなかったということです。
水道のレバーのこともそうですけど、また災害が起きたときのことを想定したものづくり、システム構築、経験を活かしての災害復旧など…
「備える」ことの大切さも伝えて、各地での災害時に支援もしてきた、これは本当に凄いなと。
東日本大震災のあと、「神戸はあれほどの災害から復興して、今度は支援する側になっているのだ」という感動は希望にもつながったのではないでしょうか。
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羽生くんは昨年、能登半島で復興支援チャリティー演技会「挑戦」で「春よ、来い」を滑りました。
北海道の胆振地震の翌年にも、「春よ、来い」を。
羽生くんのファン(最近「ゆづクラ」と呼ばれるようになったの?)の間では「春ちゃん」という愛称のこのプログラム。
私は、春を呼ぶ氷上の奉納舞だと思っています。
30年親しまれてきた曲に、祈りも込められているのでしょうね。
読んでくださってありがとうございました。