フィギュアスケートが他のスポーツとは違うなと思う部分はいくつもありますけど、そのうちの一つがプロフェッショナルとアマチュアの定義とか境界の曖昧さです。
そしてそこから、問題が多発しているように感じます。
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スポーツでは、プロとアマの区別は「お金を稼ぐか払うか」でつくのだと、私は思っていたんですよね。
息子たちは野球をしてましたけど、小学生の頃はスポーツ少年団で、中学や高校では(息子のうち1人は高校では弓道部だったので、1人だけ)部活動でやっていたので…保護者がお金を払って野球をしていたわけです。
誰がどう考えても、アマチュアですよね?
では、プロとは?
プロ野球選手になるには、ドラフトで指名されるか、入団テストを受けて合格するか、という道しかないのではありませんか?
また、プロになったところで、活躍できなかったら戦力外とされて退団することになるでしょうから、華々しい世界の裏にはそういう、夥しい「プロでは通用しなかった選手」が存在しているのだと思います。
サッカーもそれぞれ、所属するチームがあればこその選手なのであって、プロの球団にいて稼ぐことができないといけないのでしょうね。
テニスやゴルフは選手各自が、試合に出場して賞金を稼ぐのではありませんか?
プロが存在しないスポーツもあるのだと思うんですが、内村航平さんは体操で初めてプロになるとおっしゃってました。
その後の活動がどうなっているのかまではそんなに知らないんですけど、競技の普及のために尽力なさっているのでしょうね。
それで、問題の?フィギュアスケート界はどうなのか?というと…
アマチュアの試合なのに、順位に応じて賞金が出るんですよね。
また、アイスショーに出演したら、その出演料ももらえるんですよね。
それって、アマチュアなんですか?
😵💫😵💫
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私は、ものごとを拗らせる原因の一つは、成功体験にとらわれた人が権力側にいることだと思っています。
スターは作れるという考え方も、たまたまその素質を持つ選手を売り出したらブレイクしたに過ぎないのに、できると思い込んでいるようですし。
金メダリストがメガスターになったからといって、他の誰かに金メダルを取らせようと躍起になるのもそういう影響があったのでしょうね。
ですがもともとは、アイスショーが盛況だった数十年前に、選手たちがあまりにも早く「メダルを取ってすぐプロになる」ことが続いたために、試合に有力なスケーターが出場しなくなったことがあったのではなかったでしょうか。
フィギュアスケートはお金のかかる競技なので、選手たちは早く「稼げるようになりたい」と、プロになるのに必要なステータスとしてメダルを取って、叶えばすぐにでもプロになっていたのかも。
でも、それで試合がいわば「手薄になった」…
それで、オリンピックにはプロも条件つきで参加できるとか、出場年齢制限を15歳以上にするとか、プロからアマに戻れるとか、アマでもアイスショーに出演していいとか、アマの試合に賞金を出すとかで…
「だからオリンピックが最高峰の試合」という面目を保つように協力してね。
的な、あいえすゆうの「スケーターの試合への引き留め工作」が行われたものと推察します。
それが奏功した?のか、プロになるのは試合で闘えなくなってから、というふうになってしまって…アイスショーがプロが引っ張っていくものではなくなってしまった感じが。
また、試合でもアイスショーでも稼げるのなら特にプロにならなくても…と、アマチュア界が飽和状態になってしまったのかも?
オリンピックを最高峰と位置づけるためのやり方が行き過ぎて、プロがプロとは言えないレベルになってしまったのでは?
だいたい、オリンピックが最高峰なら、プロとは?
試合に出場しなくなった選手がプロ???
という、矛盾に満ちた世界になってしまった感じですね。
試合への引き留め工作の成功体験にとらわれて、スケーターさんたちにとってはセカンドキャリアが築いていきにくい状況になったのかも。
…………
はーい、ここから
羽生結弦絶賛委員会活動
します〜
あ、前置き長すぎですか?(^◇^;)
私は、その「プロとアマの区別がつきにくい、アマの試合が最高峰とされている、アマでも稼ぐことが可能、プロは試合で闘えなくなってから」という悪影響の多い状況を
羽生結弦選手がお一人で、真っ当なスケート界にするためにも
「世界最高のプロのアスリート」として
最高峰に立ち続けているのだと思っています。
最高峰はオリンピックの金メダル🥇じゃなくて、
そのオリンピックを連覇した、GOATと呼ばれるプロのスケーターが
新たに構築した「単独アイスショー」
アイスストーリーなのだと。
私が思うに、
①☆最高峰が羽生くんの単独(プロローグ、GIFT、RE_PRAY、エコーズ)
②☆その次に羽生くんが座長の公演(ノッテステラータ)
③その次に羽生くんが大トリで出てくるアイスショー(FaOI)
…と、なっている気がします。
オリンピック金メダル🥇は確かに最高の栄誉かもしれないけど
そのときよりもさらに高いレベルのスケートを複数のプログラムで見せられる
プロのアスリートとして
羽生結弦選手が存在している…
フィギュアスケート界の固定概念も、
吹っ飛ばす勢いで
その実力も魅力もさらに増しながら
「プロとはこうあるもの」を体現なさっている〜
ファンになって幸せです
羽生結弦選手が健康で、思い描くスケートができますように。
読んでくださってありがとうございました。