羽生結弦絶賛委員会活動・年齢の壁編です。
北京オリンピック後、あいえすゆうの規定が変わったようで、それまでは15歳以上だったシニア年齢が17歳以上になったんですよね。
ジュニアにいられる年齢までは変わったのかどうかわからないけど、ソチオリンピックシーズンに羽生くんと同年齢の田中くんやジェイソンくんがまだジュニアの試合にも出ていたそうなので…18〜19歳でジュニアというのは、今でもあるのではないでしょうか。
それで、男子と女子とでは、ピーク年齢もシニアで闘えるだけの実力を得られる時期も、数年違うという印象があるんですが、確かに羽生くんはソチオリンピック当時19歳で男子では史上2番目に若いオリンピック🥇金メダリストになったんですし、女子ならそのくらいの年齢が金メダル獲得の平均年齢だったと思います。
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2009〜10シーズン、羽生くんは14歳で男子では(当時)史上最年少でJGPF優勝して、世界ジュニア選手権も15歳で優勝して、翌シーズン最速でシニアに上がったんですよね。
2010〜11シーズン、四大陸選手権に出場して16歳で2位になり、男子史上最年少メダリストに。
2011〜12シーズン、初のGPS優勝とGPF出場して、世界選手権では3位。
2012〜13シーズン、GPFで2位、四大陸選手権でも2位。
2013〜14シーズン、GPF優勝、ソチオリンピック金メダル🥇、世界選手権優勝で三冠。
2014〜15シーズン、GPF優勝で連覇、世界選手権で2位。
2015〜16シーズン、GPF優勝して3連覇、世界選手権で2位。
2016〜17シーズン、GPF優勝して4連覇、四大陸選手権2位、世界選手権優勝。
2017〜18シーズン、平昌オリンピック金メダル🥇で連覇。
2018〜19シーズン、世界選手権2位。
2019〜20シーズン、GPF2位、四大陸選手権優勝。
2020〜21シーズン、世界選手権3位。
2021〜22シーズン、北京オリンピック出場4位。
この、10年以上も続いてきた「世界のトップで闘ってきた戦歴」‼️
2010年の頃を考えれば、羽生くんはどう考えても「早熟な天才」でしょう?
だけど、早くから頭角をあらわしてきて、成長速度も急カーブを描いてトップに上り詰めたけど。
そこからまだ成長していくというのが、他の選手たちとは違うポテンシャルの高さ。
今年30歳になりましたけど、まださらに上達していますよね。
体力の強化具合なんて、20歳の頃の何倍になったのか考えると恐ろしいくらいです…
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全日本選手権は結果だけ見ました。
採点で不公平があると、それは組織的な権力による精神的虐待だと思います。
羽生結弦選手ほどの実力と実績と熱意と意欲があっても、相当なダメージを受けてきたのではなかったでしょうか。
今、プロとして活躍できるのも、周囲に「悪意、敵意を持つ人」がいない状況だから、ご自身のコンディションを整えて本番に備えられるようになった、ということなのかもしれません。
男子シングルの選手たち、世界を相手に闘っていくためにも、それぞれ「羽生結弦選手が自分の年齢のときにどれだけの成績をあげていたか」を踏まえ、覚悟を決めて欲しいなと思います。
同じことはできなくても、目指すことはできるでしょうから。
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羽生くんは最年少記録などで、年齢の壁を超えて来ました。
オリンピック金メダリストとして休養を挟むことなく試合に出場したシーズンの長さも、他に思い当たる選手がいません。
点数の壁も粉砕して、4Loも世界初成功して、あらゆる壁を超えて、それでも「壁の向こうはまた壁だった」のかもしれませんが。
試合ではなくても、プログラムの中で成功させるクワドや3Aは、何歳まで跳んでくださるでしょうね。
織田さんは今37歳ですか…
羽生くんは最年長の壁を超えていくでしょうか。
健康なら、可能だと思います。
読んでくださってありがとうございました。