羽生結弦逆転現象という話を以前も書いたんですが、今の羽生結弦選手を見て改めてそんな感じだなぁと思いました。
○プロ>アマ
フィギュアスケート界って独特ですよね…
アマチュアの試合で好成績を出しているときがピークで、できなくなってからプロになるとか。
羽生結弦選手はもともと、平昌オリンピックで連覇したらプロになるつもりだとおっしゃってましたけど…
それは、ご自身がピークのときにプロになってやりたいことがあるからだったので。
羽生くん〜
ピークはまだこれからのような気がするんですけど〜
というか、スポーツも芸術も、修練を積み重ねていかないと技量は保てないものだと思うんですが、プロになってからそれを怠るスケーターさんたちが多かったのは何故でしょう?
朱に染まれば赤くなる?
赤信号みんなで渡れば怖くない?
スケート界全体でそうなっているなら、難しいほうをわざわざやりたがることもなかった?
アナザーストーリーズでプルシェンコさんが、羽生くんがソチオリンピックで金メダル🥇獲得したあとも競技を続けると言ったことを「飛び上がるほど嬉しかった」とおっしゃっていた気がします。
メダルを取るとみんなやめていく、もうキツい練習をしたくないから…
羽生くんは違いますよね‼️
プロになってさらに鍛錬して、より難しいことに挑戦して、1日で演じるプログラムの数も多くなってます。
年齢的にもひょっとしたら、無理だと思われていた壁を突破していくのかも?
オリンピック金メダル🥇、連覇🥇🥇、そんな最高の栄誉を得てもそこにとどまらずにさらに向上していく羽生くん、カッコいい〜
○世界>日本
毎回のように、日本のすけれんとメディアはどうなのよ?と思うことが多々多々あるんですが。
ヨーロッパでは羽生くんへの評価は高いですね。
AIPSで「過去100年のベストアスリート」のトップ10に入った日本人は羽生くんだけでしたけど、それを報道した大手のメディアがほとんどないって…
それでも、世界が羽生くんのスケートを見たいと望み、単独アイスショーを世界配信するとか、諸外国から現地観戦のために来日する方たちがいらっしゃるとか、外国のメディアにインタビューが載るとか…
まるで浮世絵のようですね。
日本の宝なのに、世界から絶賛されてからじゃないと国内での評価が高くはならなかったんですから。
さて、100年以上前とは違って、今はネットで情報は集められます。
世界の評価をいつまで「報道しない自由」で隠しておけるのか?
メディアがSNSより信用されないようでは困りますよー
○新しい技>競技で解禁の技
ピアノコレクション?での、羽生くんの新しいジャンプは「両手を広げて跳ぶ2T」でしょうか?
あれは何て呼べばいいんですか?
ヘリコプター?
竹とんぼ?
(テレ朝さんにちなんで)タケコプター?
競技では、これまで禁止されていたバックフリップを解禁したようですけど。
バックフリップはEXでもアイスショーでも見てきたから、そこまでインパクトある技に思えないし。
羽生くんのスケートで見られる新しい技は、度肝を抜くものだったりします〜
そしてオーソドックスな技の美しさは群を抜いています〜
抜けてばかり?
私は魂が抜けてしまいます〜
○ストーリーに没頭>スタオベ
他のスケーターさんたちは、試合やEXやアイスショーで、自分の出番の終わりにスタオベしてもらえるように頑張っていますよね。
羽生くんのアイスストーリーは、スケート→映像→スケート→映像…という形で展開していくので、いつスタオベしていいのかわからないんですよね。
GIFTのとき、プログラムが終わったらストーリーの映像が出るので、なかなかスタオベできなくて…
RE_PRAYでもそうでした。
スタオベしてもらえたというのが評価の基準のひとつになるような、そんなスケーターさんたちとはもう段違いなんですね。
スタオベのステータスよりも、プロデューサー&アーティストとしてストーリーに没頭してもらうほうを優先‼️
静まり返ることも、
コーレスすることも、
喝采することも、
手拍子することも、
みんなでフリをすることも、
バナーを掲げることも、
状況に応じて。
そんなアイスストーリーが組み立てられていく…
芸術が仕上がっていくときを見られる楽しみまでもらえるし、逆転現象の行方もどうなるか知りたいし、ますます目が離せませんね❣️
読んでくださってありがとうございました。