えーと、先にお断りしておきます。
私はあまりTVを見ないので、普通なら知っているはずのことを全然知らなかったりします。
だから思い込みで間違えていたり、知らないのに悪く思うようなこともあるでしょうから…
そういうときには指摘してくださいね。
TVではよく知られている人を悪く言うようなことも書きますので、その人のファンには申し訳ないけど…
読まないようにしてもらえるか、反論してきてくださるか、黙って去られるかはその読者様次第ということで。
…………
嫌いな相手が誰かを攻撃していたらどう思いますか?
その誰かが有名人であっても自分は詳しくは知らないなら、どちらの立場から考えますか?
松本人志さんが文春を訴えていた件は、私にはどう捉えてよいのかわかりませんでした。
ブンシュンなら捏造もやりかねないと思う一方で、松本さんのことは「この人の言うことなら信じられる」もしくは逆に「この人ならやりかねないな」というほど知らないので…
どっちがほんまやねん?
どっちもどっちやね。
という感覚でした。
私は「見たい番組しかTVを見ない」し、それ以外では家族が見ているときに一緒にいたから見ていた、病院の待合室などでついているTVだから見た、くらいしか「たまたまついていたTVを見る」ことがないんですよね。
だから松本さんについても、顔と名前は何とか一致するくらいにしか知らなかったので…
そうしたら、お笑い界の中でも特異な位置にいたようですね。
誰かをイジる、笑いをとる、それを怒る相手を「空気読めよ」という圧力で黙らせる…
そんな感じだったのでしょうか?
それは、場の空気を支配できる影響力の持ち主が、集団の中でヒエラルキーのトップにたって他の誰かを見下すというやり方だったのなら…
まさにイジメの構図のように思いますし、私にはそれが何故笑いにつながるのかわかりません。
笑いではなく、
嗤いだと言う方もいましたし、
嘲笑うのであるなら、
それに迎合する集団に囲まれるのは苦痛だろうなと思いました。
…………
集団の中で上下関係を作るということ、トップが下の誰かを見下すという構図、自分とは違うカテゴリーに属する相手を下の立場のものとしてバカにする、そういう有様からは、さまざまなものが連想できます。
江戸時代の被差別階級は、農民への「もっと酷い生活を強いられている人たちもいる」という鬱憤晴らしのために作られたとか…
今の企業とかなら、正社員と非正規労働者、男性と女性、年齢や家族構成などでも、「自分と違う立場の相手を見下す」⇔「自分よりちょっと上の立場の相手への反感を募らせる」という構図に、利用されているのではないか?とも感じます。
それは、幕府という権力のトップへの不満の捌け口にされていたのと同じく、経営者や資本家に向けるべき「労働に対する報酬の低さ」への不満が、内部の近い位置にいる相手に向かっているだけなのではないかな、と…
…………
そして、フィギュアスケート界では、私たちの至宝
羽生結弦選手
が、10年以上前に当時の日本スケート界で、どういうことをされてきたのか?
というあたりにまで思いを馳せてしまうんです。
フィギュアスケートという競技の特殊さから、
「観客の喝采が高得点への後押しになる」という部分はあったのではないでしょうか。
だから、高橋さんを後押しする勢力は、そのファンの方たちで会場を埋め尽くそうとしたのでは?
だから、高橋さんが会場の空気を支配しても、さらに強い空間支配力を持つスケーターさんに出てこられると困る、と思われたのでは?
だから、羽生くんを追い落とそうという画策が、ずっとされてきたのでは?
そんなふうに感じたんです。
…………
ええ、いい加減、なんというか、何でもかんでも羽生くんに結びつけるのはどうなのかな?とは、私も思いますけどね。
(⌒-⌒; )
ただ、そういうやり方…
競技人口が少なく、特に男子選手は女子よりもかなり少ない中なら、日本のトップに行くのは無理じゃない…
そして、トップになったらその場の空気を支配して、抜かそうとする相手には「空気を読めよ」と圧力をかけることで長く君臨していられる…
そんなことを目論んでいたのでは?
くらいのことは私でも思いつくんですよね。
ただ、それは国内にしか通用しませんよね。
元から諸外国を見渡し、世界のトップに駆けあがろうとしていた羽生くんとは、目指す高みも違ったのだろうなと思いました。
さらに言うなら、羽生くんは空間を支配したとしても、ごく真っ当に「公正な競技としてのフィギュアスケートでお互い高めあいながら競おう」という雰囲気にしていたので、それは…
「空間支配で自分たちの思いのままにしたい」という欲望の持ち主からしたら、余計に邪魔な存在に思えたのかもしれませんね。
あ、ついでに、女子のほうについても。
花織ちゃんの得点が高いと感じている競技ファンの方たちが少なからずいるようですが、私は「他の日本女子たちの得点が低すぎるだけ」だと思っています。
いわば、職場であるなら
「全員が毎日残業していたのに、リーダー1人だけが時間外手当をもらえた」状況に近いのかな?と。
この場合、「公平にして欲しい」だけに焦点を当てると、リーダーも含めてだれも残業手当をもらえない、ということになりかねません。
花織ちゃんの得点が抑えられたら、喜ぶのは諸外国のほうです。
全員が労働時間に見合った手当がもらえるように、
どのスケーターさんも実施に見合った得点がもらえるように、
公正さを求めていったほうがいいのではないかな?と思っています。
読んでくださってありがとうございました。