以前、たぶん経済の話として知ったことなんですけど、
新製品が出るときには価格が高いけど、
好評で増産できるようになると製造の単価が下がったり、
同業他社から類似品が発売されたり、
それで価格競争になっていつのまにか
「発売された頃よりかなり安価で購入できるようになる」ということになるのだと。
そこから先、付加価値をつけて価格を上げるかどうか?で、方向性が違ってくるかもしれないけど。
これを知ったときに、私は「新製品が出てすぐに買うのはやめよう」と思ったケチ人間ですけど、逆に、「みんなが知るより先に使えるぶん、高くてもOK」という考えかたもあるのでしょうね。
…………
どういう品物であっても、価格に見合う品質とアフターケアが保証されているなら、それで構わないと思うんですけど。
行き当たりばったりに作られたものとか、
それでアフターケアがおざなりだとか、
そもそもきちんとした作り方がされてなくて使用者が困るものとかだと、
製造販売側の信用度が低下するのではないでしょうか。
そんな中、価格がそれほど変わらないのに、最高品質のものが売り出されたとしたら?
しかも、アフターケアも万全で、信用度100%だったら?
みんな、そこに集中するような気がするんです。
フィギュアスケート界で今起きている現象が、そうなのではありませんか?
…………
羽生結弦選手の単独アイスショーという、前代未聞の「ファンが密かに願っていた形」のプロローグが開催されたのは、2年前の11月でした。
それまでのアイスショーはとにかく多人数のスケーターさんたちが出演するものが主流で、好きな選手たちがたくさんいるという方たちにとっては見応えがあったのかもしれないけど、そういう観客ばかりではなかったと思います。
もちろん、ファンにはそれぞれの思いがあるので、
一推しと二推しが出るなら他には誰がいてもいいとか、
一推しと仲が良くない人には来て欲しくないとか、
たくさんのスケーターさんが見られるのはいいけどさすがに人数が多いと感じているとか、
もうちょっと実力がついてから出て欲しい選手たちもいるとか、
好きなスケーターさんが推し以外そんなに出ていないとか、
さまざまなパターンが考えられると思うんですよね。
そんな中、
最初から最後まで推しだけが出てくるアイスショー
などという贅沢な時間を経験してしまったら、
それまでのアイスショーは何だったのか…
と思うくらいのカルチャーショックだったかも?
はい、ここでちょっと考えてみましょう〜
アイスショーにおける「品質」の良さって?
リンクコンディションが万全で、
観客席からよく見えて、
音響が良くて、
照明での演出がプログラムに合っていて、
ちょっとした「違うもの」も見られる…
というようなものよりも、
最高のスケートを見せられる
というのが、とにかく大事なのではないでしょうか。
他も疎かにしていいわけじゃないけど、
少なくとも、
スケーターさんがどれだけ素晴らしいプログラムを見せられるか?が、
そのアイスショーの「品質」として評価されるのが真っ当だと思います。
そして、
羽生結弦選手のスケート
は最高‼️なので。
アイスショーとして、
羽生くんの単独公演が最高のクオリティだというのが、
羽生くんのファンの大多数の意見なのではないでしょうか。
…………
はい、ここで妄想です〜
どこぞでこんな会話があったりして?
(⌒-⌒; )
「どうするんだ、羽生結弦選手にずっと単独公演なんてされたら」
「他のアイスショーには出てもらえないのか」
「座長公演はあるらしいが」
「集客がそういうものに集中するだろうな」
「他が生き残るためにはどうすればいいか…」
○価格を下げる
これは、やっているんでしょうか?
売れ残り対策ではやったのかも?
もしくは、座席により低価格とか。
だけどあまり、スケーターさんのプライドを傷つけることはできなかったのかも。
○補助金がもらえるものにする
何か、インバウンド狙いのものがあったのだとか…?
知らんけど(^◇^;)
○特別な付加価値
写真撮影、スケーターさんとのふれあい、陸ダンス、他業界とのコラボ、ルンバ、プロジェクションマップ、etc.
…………
このうち、羽生くんの単独アイスショーでは、プロジェクションマップは使ってましたよね。
プロローグでは三味線奏者の中村さんとのコラボ、GIFTでは東京フィルさんとスペシャルバンドさんの生演奏。
陸というか上下動ステージでのダンス?パフォーマンスはRE_PRAYで。
座長公演でも、出演しているアイスショーでも、さまざまな工夫や取り組みがありました。
要は…
羽生くんの単独アイスショーだと、
スケートが最高で、
演出も最高で、
これ以上ないくらいの満足度を得られるのに、
価格が(これまでの既存のアイスショーと比較して)そんなに高くないという、
めっちゃお得でみんなが見たがるものになっているんですよね。
そして、他のアイスショーも、試合さえも、集客に苦戦している感じが…
…
……
………
こういうときって、
バックフリップ解禁とか、そういう目新しいことに飛びつきたくなるだろうけど、
目新しいものはすぐにそれが当たり前になってしまうよ…
こういうときこそ、原点に戻らないと。
チケットの販売方法とか、
座席からの見え方の確認とか、
試合なら公正な採点にするとか、
地道に、真っ当に、「誠実さで100%を目指す」運営にしないことには、話になりません。
何しろ、世界最高のスケートをする羽生くんが、誠実さでも抜きん出ているんですから。
その、最高のスケートには誰も届かないとしても、
少なくとも誠実で真っ当な運営にしていくことは不可能ではないはずなので。
まずはそこから始めてもらえたらと思っています。
…………
#echoesoflifeのストーリーブックの英語版が出るのだそうですね。
さ、さすがに、それまでは購入できない〜
あと、さいたま公演を見に来日する方たちが既に27カ国からという話もありました。
1人のスケーターさんを見るために…
1人でインバウンド?
#羽生結弦だと普通だがおかしいだろ選手権
???😅
慣れましたけどね。
↑
そこがもう、普通じゃないからっっっ
ほんまに、羽生くんのファンになると、思っていた以上に凄いことになるというのに慣れてしまうわー(^◇^;)
読んでくださってありがとうございました。