算数の問題です。


①   3+5-2=

②   6-2×2=

③   8+2-7=


①6   ②2   ③3


…………


1〜10までの整数をどれか一つ思い浮かべてください。

その数字に5をたしてください。

さらにその答えに2をたしてください。

いくつになりましたか?

その数字から7を引くと、あなたが思い浮かべた数字になります。


…………


私は結構算数が好きだったし、そろばんをやっていたので四則計算はできると思います。


さすがに関数とかになると、今ではできないかもしれないけど。(⌒-⌒; )


ですがそもそも、算数でこと足りるような計算…


未知数も平方根も出てこないレベルの簡単な計算ができない人もいるのかもしれませんね。


…………


2012年GPSアメリカ大会で、羽生結弦選手がSPの世界記録を出しました❣️


当時はまだ私はファンではなかったけど、このプログラム「パリの散歩道」は翌シーズンも使用して、ソチオリンピックで101.45の世界記録を更新して金メダル🥇を引き寄せたので、見た方たちも多かったでしょうし私もよく憶えています。


前半:  4T、フライングキャメルスピン、足変えシットスピン

後半:  3A、3Lz-3T、ステップシークエンス、コンビネーションスピン


という構成だったと思います。


あ、間違っていたらご指摘くださいね。


何しろ当時はまだファンになりたてで、規定もプロトコルの読み方もわからなかったんですから。


🔰TV観戦初心者みたいなもの?


いやー、(^◇^;)それまでもフィギュアスケートは見たことあっても、技もアクセルジャンプ以外見分けられないくらいで、ルールもよく知らなかったので、プログラムを見て素敵だと感じても、何故高得点なのか?までは把握してなかったんですよね。


はい、現在の私が当時のSPの規定を思い出して、その理由を解説してみます〜


羽生結弦選手がカッコいいから❣️

……

………


あれ?(⌒-⌒; )


可愛いから🥰の、間違いなのでは…???


……

………


すみません、真面目にやります。


トップ選手たち(オリンピック、世界選手権、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権、GPFのメダリストクラス)は当時、もう、スピンとステップではレベル4を取れる構成にしていたと思います。


スケーティングやトランジションもPCSで高得点をもらえるように取り組んでいたはず。


そうなると得点を大きく左右するのは、ジャンプ構成ということになりますよね。


当時の規定では男子は、

難しい入り方からのトリプル以上の単独ジャンプ、

ダブル以上のアクセルジャンプ、

3-2以上のコンビネーションジャンプ、

同じ種類のジャンプの繰り返しはコンビネーションジャンプのファーストとセカンドのみOK

というものでした。


あとは、プログラムの後半に跳ぶと基礎点×1.1のボーナス点になります。


そしてGOEのプラス要件を満たせばそれも加算されます。


この規定で、羽生くん以外のクワドジャンパーが組んだ構成はだいたい、

前半に4-3、3A、後半にステップからのトリプルでした。


羽生くんだけが、

前半にステップからの4T、後半にカウンターからの3A、最後のジャンプが3Lz-3Tという構成でした。


単純に計算して、他のトップ選手たちが1.1倍の得点をもらえるのが単独のトリプルだけなのに対して、

羽生くんは3Aと3Lz-3Tなんですから、

その差だけでも3Aと3Tの基礎点の10%

0.85+0.41=1.26

さらに、カウンターから3Aを跳ぶことでつくGOEが高くて、4Tと3-3も高いGOEをもらえる出来栄えでした。


もちろん、スピンもステップも見どころ満載で、特にヘランジでは観客が歓声を上げるんですよね。


まだちょっと可愛さが残る少年の、背伸びしているような生意気さと、粋でおしゃれな雰囲気とが何とも言えない魅力があって…

という私の個人的な感想はともかく、

失敗する気配など微塵もない、パーフェクトなSPでした‼️


…………


フィギュアスケートは長年、6.0満点の採点システムでやってきて、

ソルトレイクオリンピックで採点に関する不正疑惑があってから制度を変更して、

技術点+演技構成点-ディダクション

という採点になったのではなかったでしょうか。


その採点での、後半のボーナス加算、GOEのプラス要件、PCSの得点を高める方法に精通している陣営が、上位に行ったのだと思います。


ただ、それまでの旧採点方法に慣れた人にとっては、

「難しい技を入れてノーミスで感動したのに何故勝てなかったのか」がわからずに、

負けを素直に認められない場合もあったのでしょうね。


ちゃんと算数の勉強してたら、計算したらわかるはずだったと思うよ…


…………


だけど本当は、あいえすゆう自体が、そういう…

選手たち、指導者たち、関係者はもとより、

メディア、ファンに至るまで、

「今の出来栄えならGOEでどのくらいつくか」を予想して、概算で得点の予測をするのは

嫌だなー、邪魔だなー、鬱陶しいなー

なんて思っていたのかも?( ̄▽ ̄;)


民衆は黙って上意下達に従え、

文句を言うな、

疑問を持つな、

計算能力なんてなくていい…


が、本音だったのでは?


国民を意のままにするには教育は邪魔だと思うような独裁者と同じく、

あいえすゆうもファンがルールを熟知しているのを快くは思ってなかった気がします。


それが態度に現れていたから、

ルール無視の恣意的採点に辟易していた競技ファンから見放されたんだったりして?


本来なら、ルールに精通したファンが増えることこそ、競技が隆盛になる道だったのに。


とんだ計算違いでしたね…


一番計算能力に欠けているのはどこなのか?


σ(^_^;)


読んでくださってありがとうございました。