独り言です。
羽生結弦選手の素晴らしいところはいくつも思い当たるけど、とにかく一番言いたいのは、そのスケートの良さは「見たらわかる」てことやねん。
世の中には何やら、小難しい理屈とかややこしい言葉をこねくり回して、それをわかっている自分偉いみたいな鬱陶しいマニアックな楽しみ方する人がいてるけど。
そういうのに限って、「おんな子どもの好きなもの」とか言って、よその趣味をバカにしたりするんやね。
あのさあ、はっきり言うて、その「おんな子どもの好きなもの」こそが、今の日本の「国外から購入してもらえる文化」になってるんとちゃうん?
マンガ、アニメ、ゲーム…バカにしとった連中よ、これを上回るほどの「外貨を稼げるもの」を創れるんか?
「羽生結弦のスケート」かて、そうやで。
これだけの、諸外国から集客できる、さまざまな映像権利やグッズを購入してもらえるもの、創れるんか?
子どもに好まれるてことは、わかりやすいとか面白いていうことなんやで?
つまり、すぐに理解してもらえるものやから、外国でも浸透しやすいんや。
あとは、美しさやね。
これはもう、世界共通やん。
誰が見たかて、美しいものには心惹かれるんや。
それで、これを見られて良かったとか、何回でも見たいとか、もっと違うときのものも見たいとか思うんや。
次にまた見られるときまで頑張ろうていう力ももらえるんや。
羽生くんのスケートにはそういう力がある。
それは他に替えられへんのやし。
説明とか何もいらんねん。
「羽生結弦選手のスケートを見てください」
それだけでファンを増やせるから。
…………
あとは、わかりやすいかどうかやね。
羽生くんのプログラムの中には、知らない言語の歌詞でボーカル入っているものもあるけど、それで、スケート自体がわからないなんてことにはならへんねん。
歌唱の良さを感じられるスケートが見られるから、それでOKなんや。
アイスストーリーのコンセプトが何通りにも解釈できるものになっていても、プログラムは見たら「美しい、カッコいい、素敵、もっと見たい」になるやん?
その、シンプルに「もっと見たい」と思わせるだけのものが、どれだけあるか…
まして、存在感の大きさは比較できひんくらいに桁外れやし。
私なあ、東京ドームでオペラグラス使って見たのは、開始前の製氷機だけやったんや。
SS席やったし見やすかったんやなぁて思ってたけど、もっと遠い席からでもそういう方たちいてはったし。
カリスマ性は教えることができないて言うてはったのは、ウィルソンさんやったかな?
基礎の盤石さ、技術の確かさ、豊かな感受性、深みを増す表現、音楽の良さを感じさせてくれる動き、見場の良さ、そこにカリスマ性が加わるんやし…
敵うものなしやね。
…………
マニアックがあかんとは言わへんよ?
けど、そのマニアックさをシンプルに説明できるんやないと、広めるのは難しいんとちゃうやろか。
…………
あと、透明さが必要やね。
透明感…それは美しさの原点…
というのとちごて、誰に説明してもスッキリくっきりわかるようなものやないと、モヤモヤするがな。
それにはどうしても、公正さが必要なんや。
そこが保証されてへんと、公平にならへんやん?
数字で評価するものはなおさら、数値化の根拠がはっきりしてへんとあかんねん。
羽生くんに対して採点でしていたことが、誰がどう見ても公正やったと胸張って言えるものやったら、ここまでアマチュアの試合が閑古鳥になってへんのとちゃうやろか。
私もそうやったけど、羽生くんが試合に出場してた頃は、いわば人質を取られてたようなもんで。
そこから解放されて、今はもうスッキリと、好きなプログラムだけ見て過ごせるようになってストレスなくなったし。
よその競技からはたぶん、喉から手が出るくらいに欲しいスター選手がいるのに、何で大事にしいひんのや?て思われてたんとちゃうやろか。
ファンもよう我慢しとるな、あんな採点されとるのにて…
いやー、我慢する気なかったけどな、あれこれあいえすゆうに改善策をメールしたし、抗議してたファンの方たちかていてはったはずやで?
全部黙殺されただけで💢
それで、あんなに大勢いてたスケート観戦者は、今じゃ潮が引いたみたいにおらんようになったんやし。
まあ、反面教師にはちょうど良かったんとちゃうか?
恣意的採点してたら、いずれ閑古鳥の巣になるんやでーてわかったし。
…………
これもまた言うとこ。
AIPSの過去100年のベストアスリートで羽生結弦選手が6位になったこと、ちゃんと報道してへんかったやん?
知らせるべきことをスルーしているようなメディア、いつ、見限られるかなぁ〜?
世の中、動きが早くなってきとるし。
誠実さを欠く組織はあっという間に廃れるかも?
…………
羽生くんからのメンシプも来たし、挑戦に向けて頑張ってはるんやったら嬉しい〜
羽生くんが健康で、思い描くスケートができますように。
独り言におつきあいいただき、ありがとうございました。