フォローしているブログとかでも読んで、そうやったなあて思ったのが、「2個の金メダル」の使い道なんです。
羽生結弦展にはなかった、オリンピックの金メダル。
そういえば、内村航平さんとの対談ではお2人それぞれの(オリンピックを含む)金メダルたちが展示されてましたよね。
いくつあるんやー?
という数の金メダルたち。
そのときの会話で、内村さんは「メダルそのものよりも取ったことのほうが大事」というような発言をなさっていて、羽生くんはそれを「カッコいい」と…
私はあのとき、金メダルの価値、使い道が違うからそうなったのだろうなと感じました。
羽生くんにとっては、取ったことももちろんとても大事なんだけど、「2個の金メダルを携えて訪ねる場所」がどこなのか、それが何をもたらしてくれるのか、という意味で「金メダルそのもの」を大事にしているのではないでしょうか。
故郷に、被災地に、🥇🥇ソチオリンピックと平昌オリンピックの金メダルを持って行って、届けたいもの…
笑顔とか、元気とか、そういう…
物資とは違う、心に届けたいものが。
その2個の金メダルを持っていくことで、受け取って、受け止めてもらえたりするのなら。
こんな大切な使われ方はない気がします。
大変な状況にいるとき、物資が届くのはとても大事なことですよね。
だけど、それだけでいいのか?と言われると、やはり、心が前向きになる何かも届けられるほうがいいと思うんです。
もちろん、義援金よりも千羽鶴を送ろうとなどというのは、ちょっとズレた感覚だという気がしますけど。
(⌒-⌒; )
羽生結弦選手が能登半島の被災地に金メダルを持って来たというのは、日本中に、世界中に、すぐに広まりますから。
そのインパクトもかなりのものですよね。
できれば、地上波全国放送で日本のどこにいても見られるものであって欲しいし、あとでYouTubeでも動画を出してもらえれば世界からも見てもらえます。
能登半島が今どうなっているのか、何が問題で復興が進まないのか、わかればいいなと思いますし。
どこに寄付すると効率的に役に立てるのかも、教えてもらえたらありがたいなと。
些少な金額しか寄付できませんが、そのぶん、かえって(中抜きされたりして)無駄になるようなやり方ではしたくないんです。
…………
羽生くんは金メダルも、栄光も、知名度も、幸せも、自分だけのためには使わないのでしょうね。
でも、それで誰かの役に立てたと思うことが、充実した生き方になっているのだとしたら…
やっぱり人格者なのだなと思います。
金メダルを獲得したあと、こんなふうに「被災地に笑顔を届ける」ことに使われると知っていたなら。
もしも未来を見通していたなら。
そこに共にありたいと望んで、冬季オリンピック1,000個目の金メダルが、自ら羽生結弦選手のもとに行きたいと飛び込んできてくれたのなら。
それもまた、そういう巡り合わせだったのでしょうね。
読んでくださってありがとうございました。