子育てしてたときも介護してたときもそうでしたが、夜中に何回も起こされると体がつらいんですよね。
昼間でも、眠れるときがあるならそうしたい〜
自分の睡眠時間確保、食事や入浴などの生活時間も必要、家事労働もする。
そして、育児や介護はいつ、思ってもいなかったハプニングで時間を取られるかわからない。
そんなときに、趣味に時間を使うとしたら、どういうものを選ぶか?
私はほとんど、読書でしたね。
だけど細切れに読むと、なかなか内容に没頭できなくて。
その頃から、短編小説やショートショートもよく読むようになったと思います。
そしてプロ野球をTVでよく見たり球場に行ったりしたのは、ちょうどその「いつ用事ができるかわからない」ことがあまりない間…子どもたちが成長して、介護はまだそこまで時間をかけなくてすんだ頃なんです。
でないと、何時間も試合を見てられないんですもの〜
野球は試合時間がどのくらいになるか、おおよその見当はつくものの、やってみないとわからないところがありますよね。
雨で中断したり、抗議が長引いたり、延長戦になったり…終了まで見られないということもあり得るわけです。
それをずっと何ヶ月も観戦していくのは、それだけの熱量で「見たい」と思っていないと、正直難しいかも。
…………
映画とか連続ドラマとかも、「中断されずに見られる環境」じゃないと、なかなか堪能できないんですよね。
長編小説はある意味、まだ続いていくものであるなら続編を待つ間が開くので、個人的に中断しながら読んでもそんなに変わらないのかもしれないけど。
私にはあまりにも、「自分の楽しみだけに使える時間」はぶつ切りになる可能性があるもの、という時期が続いていたもので。
まとまった時間没頭する、というものを避けてきた気がします。
…………
私が羽生結弦選手のスケートにこれだけ魅了されたのも、そういう事情もあったからなのかな?と。
試合全部を、アイスショー全部を、見ようなんて思わなければ。
羽生くんのプログラムだけ見るのであれば。
10分あれば楽しめるんですから。
そんなふうに、ソチのパリ散で、GPFのファントム様で、NHK杯のSEIMEI様で、GPFのバラ1で、GPFのレツクレで、ヘルシンキのホプレガで、他にいくつものプログラムで、楽しむ時間をもらってきたんですから。
…………
野球だとだいたい2〜3時間かかるんですよね。
それは、「自分の余暇のうち2〜3時間をスポーツ観戦で楽しみたい」と思う方たちにとっては、ちょうど良かったのかもしれません。
だけど、「○○時になったら見終わってないと、次の予定がある」という方たちとか、私みたいに「細切れにしか見られない可能性大」という立場だったら。
野球はそこまで熱意を持って観戦できるスポーツにはなりにくかったのではないでしょうか。
…………
今、野球ばかり(というかO谷選手ばかり)メディアが取り上げるのは、メディアの多くが野球と深く関わっているからという話を読みました。
そういえば、TV局と新聞社はつながっていて、プロ野球チームを持っていたり高校野球を主催していたりするんですよね。
あー、そうかー
野球がナンバー1スポーツじゃないと、困る人たちがメディアに多くいるわけなんですね。😅
ですが…
野球はそもそもルールがややこしい上、試合時間が長引くことが多いので、限られた「余暇を観戦に使える」方たちしか観戦を楽しめない、という部分があるのだと思います。
まして、他のスポーツを押しのけるような報道、偏ったTV放送などは、そろそろやめておいたほうがいいのではないかな?と。
野球が好きでも、自分が今見てる試合に没頭したいのに、よその試合経過はイニングの合間にちょっとあるくらいならともかく、O谷選手の速報とかはそこまでやらなくていい気がします。
というか、速報というのはもっと重大な事象のときに使う言葉なのでは?
少なくとも自分が今見ているものを中断させる速報は、災害や重大事件、スポーツであるなら優勝決定や記録達成のときだけで充分と思うんですよね。
…………
羽生くんのスケートは、10分あれば楽しめるもの。
なのにいつのまにか?2〜3時間没頭できるものもあるんですよね。
プロローグやGIFT、RE_PRAYは、CS放送を録画したものがあるので、
開始から終了までずっと見ることも、
一つのプログラムだけを見ることも、
プログラムばかりをダイジェストみたいに見ることも、
できるわけです。
こんなに、「自分の使える時間に応じて楽しめる観戦」なんて、他のスポーツでは考えられませんよね。
もっとも、それは録画だから言えることであって、中継ならその時間を確保して、固唾を飲んで見守るわけです。
ひとつぶで2度美味しい…違った、ひとつのプログラムで楽しみ方さまざまなスケート。
あ、技だけを何回も見るとか、確かめるなんていう方たちもいらっしゃるかも?
(⌒-⌒; )
本当に、何通りもの楽しみ方ができるんですよね。
それもこれも、羽生くんのスケートが最高だからやー❣️
読んでくださってありがとうございました。