独り言です。


小学生くらいの子どもたちに、将来何になりたいか?ていう質問するやん?


そういうとき、たいていの場合、好きなこと、憧れの人物の職業、身近なものを挙げるんとちゃうやろか。


好きなことやと、ケーキ屋さんとかお花屋さんとか。


憧れの人物やと、芸能人とかスポーツ選手、最近ならYouTuberていう場合もあるんかも。


身近なものやと、家族や親戚や知り合い、ご近所さんのお仕事を見て自分もやりたくなるとかやね。


けど、大人になるにつれて、自分がそうなれるかどうかわかってくるし、それを目指していけるかどうかも変わってくるやん。


プロ野球選手になりたいて言うた子どもたちのうち、何%が夢を叶えたんかなぁ〜


…………


華やかで、成功すると収入の多い職業ていうのはいくつもあると思うんやけど、スポーツ選手や芸能人なんかは特にそういう感じするんや。


それで、ほんまに子どもの頃やったら、そうなりたいて言うてても微笑ましいなぁていうふうに思われるやろうけど、思春期を過ぎても実力を伴わないままそれを目指してたら、やめときて止めたくならへん?


ただ、実力やないところでどうなるかわからへんこともあったりするんやし、そこが難しかったりするんや。


はっきり言ってスポーツなんかは、実力で絶対無理ていうことがわかるんやけど。


どうしたかて、130km/hのボールをよう打てへんバッターなんて、よう投げられへんピッチャーなんて、プロ野球選手になれへんもん。


けど、芸能界はちゃうよね。


実力と人気は比例するとは限らへんのやし。


個性とか魅力とか、話し方が上手いとか、面白いとか…さまざまな「人気ものになる」要素が見えてくるかもしれへんし。


そのあたりが、自分の限界を見極めるためには難しかったりするんやろね。


あと、TVの出演者ていうのが、微妙な立ち位置やったりするねん。


有料やったら誰が見たいねんこんなん?て思うような人かて、バラエティとかで勝手なことしゃべってたりするし。


そういう、「本業でどのくらいの実績があるか」にかかわらず、TVに出ているだけの人って…


あんまり、子どもたちに目指して欲しいとは思わへんなぁ…


…………


フィギュアスケートが他のスポーツと違うところは、成績をあげたからというてプロとして稼げるかは別やったりするところなんとちゃうやろか。


どれだけの実力を持っているか、実績をあげたか、ていうのが必ずしも人気と比例するとは限らへんのやし。


それでもやっぱり、オリンピックのメダリストとなると知名度はちごてくるんやろね。


うちの息子に知っているスケーターさんてどのくらいいるかきいてみたことあるけど、平昌オリンピックまでのメダリストの名前しか出てこうへんかったもん。


世間てそんなもんやて。


ただ、やっぱり人気は別やったりするんやろね。


アイスショーやと、見て良かったなーて思うスケーターさんが、人気なんとちゃうやろか。


そして、羽生結弦選手はそのあたりでも別格や。


実力も人気も桁違いが何桁ぶんかわからへんくらいや。


そして私は、それでいいと思っているねん。


何や知らんけど、某先輩とか某元選手とかが、もっと、それほどの実績のないスケーターさんでもプロとしてやっていけるようにしていきたいと思っているんかな?


(⌒-⌒; )


あのさぁ…


夢を叶えるて言うたら聞こえはいいけどな、それって、文化祭で喝采されたくらいでもミュージシャンや俳優になりたいて願望を持つんと、たいして違わへんで。


実力がそこまでではなくてもやっていけるていうのは、よっぽど大きなカンパニーか何かに属していて、それだけの人数がいないとできひんことをしてる場合だけで。


Dさんにしても、M田さんにしても、自分が全責任を負ってそういうアイスショーを主催するていう覚悟で、言うてるん?


単に、そうなったらいいのにな♪と思うだけなら、誰でもできるがな。


それだけの人数のスケーターさんたちの生計が立てられるように算段する、それだけのアイスショーを立ち上げる、ていうのでなかったら、絵に描いた餅にすぎひんて思うで。


…………


羽生結弦選手が別格なのは、そのあたりもやね。


羽生くんは、プロローグ、GIFT、RE_PRAY、この3種類の単独アイスショーを制作、出演しはったし。


単独やし他のスケーターさんは出てはらへんけど、制作に関わった大人数の方たちに対して責任を負う立場で実行しはったんやで。


そんなん、他の誰にもできひんことやん。


そして、座長として出演するアイスショーは満員御礼、何ならライブビューやCS放送もあるようにして。


座長やなくても、出演したらほぼ満員。


そんなふうにあちらこちらに恩恵をもたらしてはるがな。


それもこれも、ずっと実力を高めてきたからやと思うねん。


そらなあ、容姿も頭脳も性格も体型も素質は全部飛び抜けてはるで。


けどなあ、私が思うに…


世の中で、「自分が好きなことで生計を立てたい」「夢を叶えたい」ていうもののうち、高額な収入に結びつくようなものは、しっかりと実力をつけなあかんと思うんや。


フィギュアスケートはどれだけ

芸能界みたいに華やかでも、

芸術やていうてても、

人気商売ではなくて、

スポーツとして実力を伴わないことには話にならへんねん。


実力が必ずしも実績とは言わへんけどな。


何しろその実績自体が、恣意的採点の横行でグチャグチャになったさけに。


けど、実力はつけていかなあかんねん。


それでやで、羽生結弦選手みたいな、容姿端麗、頭脳明晰、清廉潔白、品行方正の方にはどうやったって太刀打ちできひんて、思うやん。


けどなあ、「天才とは1%のひらめきと99%の努力」という言葉もあるんやで。


誰か、その99%の努力をしてみた?


天才に敵うかどうか?は、その99%の努力をしてみてから考えたらええんや。(先日ブログに書いたのと同じマンガからの引用)


あ、これはあくまで、スポーツという特殊な業界の話やし。


普通の生活してる方たちは、労働に見合う報酬をもらえたらそれでいいわけやん。


けど、スポーツで生計を立てるんなら、「自分はこの程度」で済ませるんやなくて、それだけの努力が必要なんとちゃうやろか。


…………


先日のノッテステラータの舞台裏、このあたりでは放送されてへんかったんやけど。


もう、びっくり‼️するくらいの筋肉、筋トレ、そういう話があったことは知っているんや。


アイスショーの合間にやで?びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり


羽生くんは素質、才能が飛び抜けているのは確かやけど。


そこに、それだけの努力と工夫と試行錯誤と、本番に向けた調整をしてきてはるんやで。


他のスケーターさんたちとの実力の差は今でも桁違いや、さらにこれ以上引き離しにかかってはるんやで。


これと同じことをしたかて、追いつくのは無理に思うくらいやけど。


それでも、努力だけはやったらできるんとちゃうの?


昨日ちょっとだけシェアプラ見てたんや。


アマチュア選手たち、あれを見たんか?


ノッテステラータの舞台裏、見られる地域に住んでいるスケーターさんたちはあれを見たんか?


それで、自分たちはこれからどうしていくんか、考えたんやろか?


…………


スポーツは実力によって、稼げる金額が違うのが当然のことなんやし。


それこそ、実績が全日本出場レベルでも生計を立てられるくらいになるんやったら。


主要国際試合のメダリストなら、それよりもう一桁高く稼いだらちょうどいいんとちゃう?


そして、羽生くんなら…さらにそのメダリストさんたちより最低でも2桁、できれば3桁以上の差がついたほうがええと思うんや。


そして、採点に左右されることなく、実力で稼ぎが違うようになって初めて、スケート界がまともになっていくんとちゃうやろか。


さあ、99%の努力をできるのは誰なんや?


羽生くんは、努力の正解を模索しながらここまで積み上げてきはったんやで。


それはシェアプラでも見せてくれてはるで。


さあ、続いていけるのは?…


独り言におつきあいいただき、ありがとうございました。