これは妄想によるフィクションです。
世の中おかしくなってきたようで、○○砲などと呼ばれていた週刊誌が妄想作文を事実のように書くこともあるみたいですが、私は自分のブログで妄想だとお断りして書きます〜
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なお、実在の人物かどうか?は、読んでくださる方々の想像にお任せします。
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彼がその競技の世界選手権に出場したのは、8回。
その8回の順位を見て、そういうものなのかと思うならそういうものなのかもしれない。
だが、絶対王者などと揶揄まじりに言われていた頃も、世界記録保持者だった頃も、まだほぼ無名の新人のようなものだった頃も、全て…
SPのときの順位のままで終了したことが一度もない。
これはどういうことだろうか。
私は憶えている。
さいたまで行われた世界選手権で、実況と解説が「これまで男子はほとんど逆転がなかった」と言っていたことを。
そう、そのときまでは逆転は…ほとんどなかったのだ。
初出場のときには、SPで出遅れたけど巻き返してメダル獲得した。
その翌年は、やはりSPで出遅れたが巻き返して、表彰台には届かなかったけど4位で終わった。
そこまではわかる。
そのどちらも、棄権を考えるレベルのけがを負っていた。
よくやり抜いた、と言っていい。
だが、3回目の世界選手権では…
彼はもう、オリンピック金メダリストで、SPの世界記録保持者だった。
なのにその、何試合も連続で盤石だったSPで出遅れたのだ。
自国開催の世界選手権で緊張したのか?
オリンピック金メダリストという肩書きが重荷だったのか?
そうではない…気がする。
SPの直前に声がかかった、という話もあったようだが。
果たして真相やいかに?
彼はそのときも、SP3位から巻き返して優勝した。
男子はそれまでほとんど逆転がなかった、それがジンクスであったかどうかは別にして、彼は逆転優勝したのだ。
…………
翌シーズン、彼はけがや病気で「万全な状態での試合出場」がほとんどできなかった。
世界選手権もSPは1位で折り返したが、フリーで逆転されて2位に終わった。
さらに翌シーズン、彼はSP、フリー、合計得点で世界記録を大幅に更新して、自己ベストで後続に大差をつけていた。
なのに世界選手権では、進路妨害があったのかなかったのか、確認できるような映像は一切公開されなかった。
そしてやはり大差でSP1位で折り返したにも関わらず、2位で終わることになった。
だが、本来なら…彼が大幅に更新する前の世界記録くらいの合計得点だったのだから、優勝してもおかしくなかったのだ。
まして、SPでの得点差を考えれば。
彼一人きりが高得点だとまずいと思う勢力がいたのか?
練習時の進路妨害の件はどうなった?
試合のときのリンクが水浸しで、コンディションが悪かったのは?
練習時間が間違えて伝えられた件は?
ホテルの部屋の鍵の故障は?
真相は未だ闇の中。
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翌シーズン、彼は世界初成功の技を使った。
だがそれは諸刃の剣、他の武器との両立がなかなかできなかった。
世界選手権でもSPで5位と出遅れた。
だが、そこから巻き返してフリーでは世界記録を更新して逆転優勝したのだ。
この時点で既に、
7→3
9→4
3→1
1→2
1→2
5→1…
毎回、世界選手権ではSPと違う順位で終了している。
そして再びオリンピックシーズンを迎える。
彼は金メダル🥇を獲得して、オリンピック2連覇を達成。
それはけがからの復帰戦だったこともあり、翌月の世界選手権には出場しなかった。
…………
次のシーズン、自国開催の世界選手権では、SPで3位と出遅れた。
巻き返しをはかったが、2位で終わった。
その翌年はコロナ禍で世界選手権自体が開催されなかった。
さらに翌年には無観客試合になったが開催はされた世界選手権で、彼はSP1位で折り返した。
だが、フリーでは逆転されて3位で終わった。
3→2
1→3
これが8回の彼の世界選手権の結果、ラスト2回ぶんだ。
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彼がトップで折り返したときには何があったのか?
けが、病気からの回復途上、練習での進路妨害、体調不良、リンクコンディションの酷さ…
彼がトップではなかったときには、彼に優勝されるのを阻止したいと思う勢力が、油断したのか?
そういうときにしか、彼には活路はなかったのか?
そして彼がトップで折り返したときに優勝を逃したのは、彼のメンタルを乱すことだけでなく、リンクコンディションが最悪だっただけでなく、彼が体調不良になってしまうような何かをされたのか…???
考えるのが怖いけど、本当に何があったのか…
真相やいかに?
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これは全て私の妄想です。
フィクションです。
読んでくださってありがとうございました。