エンターテイメントというと、何やら、文化、芸術よりも…いわば格下?のように思われている部分がある気がするんですが、私には、要は…
「ふるいにかけられる前」の文化、芸術なのではないかな?と思われるんですよね。
玉石混交の状態、このあと「良いもの」だけが残っていく…というようなイメージです。
古典文学だって当時の流行小説、クラシック音楽だって当時の流行音楽、なーんて。(^◇^;)
そのときにどれだけ素晴らしいと思われていても、時間の経過とともに淘汰されてしまうものも多々ある中で。
「どうしてもこれは残って欲しい」という熱意で守られてきたものだけが、残ってきた、伝わってきたということなので。
源氏物語も、紫式部さんにとっては
難しい顔して辞書をひきながら、古文の文法を覚えるのに使われるよりも、
登場人物それぞれのことを語るようなオタ活的トークで、楽しみながら読んでもらいたいのではないかな?
なんて想像してしまうんです〜
…………
フィギュアスケート界はどう思うかわかりませんが、羽生結弦選手にとっては、アイスショーは
スポーツであり、芸術であり、エンターテイメントである、
という部分を大切にしているのではないかな?と感じています。
スポーツであるから挑戦しているんですよね。
挑戦には失敗もあり得ます。
だからこそ成功したときに、選手と一緒に喜べるんです。
芸術であるから表現にこだわるんですよね。
新たなジャンルにも、これまでにはなかった表現にも、取り組むのでしょう。
それをリアルタイムで見られる幸運❣️
そして、エンターテイメントだから…
観戦する方たちが、それぞれに楽しめるようにという工夫が随所に散りばめられているのではないでしょうか。
会場のどの席からも見られるようにとかは、羽生くんのこだわりの一つなのかもしれませんが。
羽生くんのスケートのファンも、
音楽家さんのファンも、
ゲームのファンも、
パフォーマンスアートのファンも、
初見の方でも、何回も見た方でも、
全員が「楽しかった」「見て良かった」と思うようなアイスショーに…
アイスストーリーにしたいというのが、目標なのかな?と思います。
誰かに、楽しかった、また来たい、と思ってもらえるものを創り上げるのは、並大抵のことではないでしょう。
エンタメ界の各ジャンルの第一人者の方たちは、それぞれ、自分(たち)の生き残りをかけて日々工夫と改善を重ねているのですから。
羽生くんもそのように、ご自身のスケートを高めていくつもりなのかな?と感じています。
そして、エンタメ界の各ジャンルを見渡すと、羽生結弦選手がしているような、
オリンピック競技レベルの身体能力と、
芸術としての音楽表現と、
その双方を兼ね備えるのは難しいだろうなと思います。
フィギュアスケートをアイスストーリーとして制作するというだけでも、かなりのプロデュース力が必要なのに。
よくまあこれだけ…
でも、それでこそ、何百回、何万回もの鑑賞を望まれるものになるのでしょうね。
…………
レミの動画の再生回数を500万回にしよう‼️という呼びかけがあったけど。
そもそも、何回でも見たくなるものでなかったら、それだけの回数の再生はなかったでしょう。
芸術は、鑑賞を望む方たちに支えられて継続するもの。
そして、エンタメは楽しんでナンボのものです〜
フラッグ持って応援したい方たちがいるなら、ライブビュー会場で先に購入することもあるかもしれませんね。
羽生くんが会場を見渡して、「あれ?ここでも販売していたんだったかな?」なんて首を傾げたりしたら、私、可愛さに萌え転がってしまうかも。🥰
あ、転売ヤーに買い占められるのだけは嫌なので、その対策はしといてもらえたらと願っています。
…………
今週末からRE_PRAY横浜公演ですね。
羽生結弦選手が、健康で思い描くスケートができますように。
読んでくださってありがとうございました。