この土日、私はこんなに「いいね」をつけることに躊躇うものを読むとは、思ってませんでした。
羽生結弦選手からのお知らせにいいねをすることが、ファンとして良いことなのかどうか迷いました。
私は羽生くんがその判断をしたこと、それを報告してくださったことを受け入れますという意味で、いいねしましたが。
フォローしているブログでも、この意見はちょっとどうなの?と思うものもありました。
ですが結論として、ほとんどにいいねしてきました。
読みました。という印と、そういう意見もあるということを受け入れます。という意味で。
よく考えてみたら、書かれていること全てに同意できるなんてことは、そんなにあるわけじゃないので…
ただ、今の状況を考えると、羽生くんのファンそれぞれが自分のしてきたことを省みている、それに対しては寄り添ういいねが一つ増えるのが励みになるかもしれないなと。
だから相反する両方の意見にいいねしているものもある、と、言い訳しておきます。
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さて、やっぱり出てきましたね。
羽生くんへのネガティヴキャンペーンなのか、「妻を守れなかった」論調…
まず、それを発信している人たちに対しては、全方位から飛んでくる矢から守る術はあるのか?と、聞きたいものですね。
悪意、嫉妬を含めた好奇心の視線、撮影機能のついている機器を手に持つ人、浴びせられる言葉の刃…
いつ、どこから飛んでくるかもしれない、こういう「傷つける可能性のある矢」を防ぐ盾はあるんですか?
安倍晴明様でも上杉謙信様でも伊達政宗様でも、そんな盾はお持ちではなかったでしょうね。
全方位に盾を張り巡らすことができないのは、羽生くんだけの責任ですか?
そういうときのためにあるのが法律なんだし、日本は法治国家なのではなかったのでしょうか。
そして羽生くんはお相手のことを明かさず、その方とご自身の家族親類縁者にはもう迷惑がかからないようにと…
矢を全てご自身に向けろと言っているのか?というくらいに、ご自身を盾にしようとなさっている。
こんな凄い覚悟をさせたのは、誰なんでしょうね。
そして、離婚原因はそれだけじゃないかもという下世話な憶測もありますが、盗撮やストーカーの被害がなかった場合にはご夫婦が生涯寄り添っていけたかどうか?は、どうやっても知ることはできないんです。
時は戻せない、してしまった選択のまま進むしかない、ゲームではなくてこれは人生なのだから。
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「お相手は一般の方なのでそっとしておいてください」と最初に表明すれば良かった、という意見もありますが。
それが全てのメディアに守ってもらえる保証は、あるのでしょうか。
8年前の(イカサマのデタラメ)結婚報道のとき、お相手とされた方は高校の時の同級生でしたよね。
当時でさえ、一般の方にそういう迷惑な取材をしてデタラメ記事を書いているんです。
たとえ大手メディア100社がまともな判断をしてくれても、101社目に「同業他社を出し抜いてやろう」とするところが出てくる可能性はあるでしょう?
一般の方と限定されたとしたら、その時点で真っ先にターゲットになるのは、前回と同じく高校で同級生だった方たちです。
そして羽生くんはまたしても、東北高校時代の交友関係にヒビを入れられてしまうことになるでしょう。
今回は、「終わったこと」としての報告だから「一般の方」と発信できたのだと思います。
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大手の事務所に所属すれば守ってもらえたかもしれないけど、意に染まない仕事もさせられるかもしれません。
アマチュアの試合にゲストとして呼ばれて「今の選手たちは凄いですね」なんて言う羽生くんを見るためにTVをつけて視聴率に貢献させられるとか、
EXに特別出演する羽生くんを見るために全通チケットを買わされてすけれんに課金させられるとか、
そんなことを望んではいないでしょう?
あと、外国に行ったほうが良かったかもというのは、たとえば、国内のアイスショーの予定が何もないときに、長めの新婚旅行にでも行くなら考えられたかもしれませんが。
1月、2月に単独アイスストーリーのツアーが予定されている現在は、無理でしょうね。
そしてそれが終わる頃には、今回の件での傷心も少しは癒えているかもしれないし。
だいたい、ご夫婦で(パパラッチが追いかけてくる可能性の低い)国外に避難するならともかく、離婚後に行く意味はあるのでしょうか…
それにそもそも、メディアハラスメントの原因の一つは、国内アイスショーで羽生結弦選手が一人勝ちしてる状況を何とかしたいから、羽生くんのファンに対して執拗に「神経を逆撫でする」言葉を出していたのだと予測しますから。
今、羽生くんが外国に行ったら、日本国内で無双の人気と集客力を見せつけられることもなくなり、してやったりとほくそ笑む輩がどれだけいるでしょうね。
あと、今羽生くんが仙台を離れたら、帰ってくる場所がなくなる可能性大です。
羽生くんの拠点を奪ってしまうためにすけれんが「国の支援を保証」して、県と市に新たなリンク建設を持ちかけて、アイリンさんが採算が取れない状態が続くというやり方も考えられますから。
そうすると、羽生くんが仙台に帰ろうと思っても、あるのはすけれんの息がかかったリンクだけ、という可能性も。
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今回の件でファンがストーカー行為をしていたかもしれないという件については、皆無とは言えませんが。
何度も、何週間も、バカタレ週刊誌が記事を出してなかったら、そうはならなかった可能性が高いと思っています。
というのも、SNSで有名人を攻撃することに快楽を覚える輩と同じく、もしも仙台で「羽生結弦の妻」の盗撮に成功したら、一気に自分が有名になれる、SNSがバズる、と考えて行動した輩も少なからずいたでしょうから。
仙台に観光しに来て、街も散策して、自撮りしながら「このあたりに羽生結弦の自宅があるのかも?そのへんの道を歩く人の中に、奥さんがいたりしてw」なんて言うのを写真や動画であげていたかもしれませんよね。
街中で撮影している人に、在住の方が「何しに来たの」と言っても「羽生結弦選手のファンなんで、仙台に観光に」と答えられたらそれは、本当にファンなのか区別はつきません。
盗撮を企んで来ましたとは言わないでしょうから。
そしてそれが数日に一回でもあれば、ずっと「盗撮しようと狙っている」と思うことでしょう。
狙われたほうにとってはどれだけのストレスだったか、察するに余りある事態です。
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本来なら、9月になれば野球もシーズン終盤、フィギュアスケートは新シーズン、そちらにもっと話題が移行すると羽生くんは推測していたのではないでしょうか。
また、プロ転向したことと、入籍報告とで、ご自身のファンがもっと激減すると思っていたのかもしれません。
躍起になって羽生くんのファンを減らそうと、プライバシーに踏み入るバカタレ週刊誌がすけれんの手先だったのなら、そんなことをするまでもなかったかも…
私たちの人数が多くて、かえってこういう事態になってしまったのだろうか…と思うと、いたたまれないんです。
一方で、羽生くんの味方でいたいとなお一層強く決意しました。
羽生くん、ご報告の日や時刻も考えていらっしゃったのでしょうね。
金曜日の深夜、土日にお休みの方たちがその間に回復できるように、それでいて金曜日のうちには(友引だから?)出さずに、土曜日になってから…
0:06だそうですね。
1207という大切な数字も避けたんだ…(というか、あと1分で1207…それもメッセージ?)
GPSの報道と被さっても、三浦くんや佐藤くんや花織ちゃんのファンなら、そこまできつく「試合の報道より多かった、キーッ」というヒステリーは起こさないでしょうし。
入籍報告のときも、結婚とか妻とかいう言葉を使わなかったのは、ガチの恋愛ファン(リアコと呼ぶの?)が衝動的に取り返しのつかないことをしないように配慮していたのでしょうし。
今回の件でも妻とか元妻という言葉を使わなかったのは、ご自身の心を(もう妻と言えなくなってからしかその言葉を使えないなんて悲しい)守るためだったのかもしれないし。
全ての方たちの命が守られる選択をして、
その重さがご自身に。
こんな方のことを悪く言って終わらせるような、そんな社会であってはいけないと思います。
読んでくださってありがとうございました。