私はあまり芸能界には詳しくないんですが、ジャニーズの問題は相当根っこが広くて深いんだろうなということは感じます。


これがもし、いち芸能プロダクションの中での、経営者が行った所属タレントへの性的搾取という話で終わるのであれば、もっとなんというか…早く報道されていたのではないかな?という印象を受けます。


相手が(かなりの場合)未成年者だった、少年たちだった、ということでちょっと受け止め方にばらつきが出たかもしれないけど、それでもここまで…外国の大手メディアの糾弾があるまで野放し、ということにはならなかったのではないでしょうか。


要は、芸能界自体が、TV、広告、事務所が癒着してしまっていたから、はりめぐらされた根っこを掘り出す、引き抜くとなれば、業界全体が揺らいでしまうので、できなかったのだろうなと思います。


そして、この期に及んで、ジャニーズという名称はそのままにするとか、株式の保持者はそのままとか…


ほとぼりがさめるまで、このままやり過ごしたいというふうに見えてしまうんですよね。


…………


権力側が、その権力をかさにきて横暴な振る舞いをするとき…それを追及するのが、本来の報道、ジャーナリズムなのではないんですか?


TVは業界全体で、その「プロダクションの権力で行われた性暴力」に加担していた…とまでは言わないにしても、そういうことがあったと訴えているのにそれを見過ごすことで、その権力を「不正に使用しても野放し」の状態にしてしまったんですよね。


事務所に所属していた方たちの中には、加害者ではあってもその功績を讃える、という言動をすることもあるようなのですが。


私はひとつ、疑問に思っているんです。


ジャニーズの事務所がそういう、権力者の性的搾取を放置するようなところだと知ってから、それは嫌だと別のプロダクションに移籍したとしたら…


そのあと、そのタレントさんは、日の目を見ることができたのでしょうか?


もしもそこで、ジャニーズから抜けたタレントを起用してはいけないとか、TVや広告業界に通知が行っていたとしたら、他のプロダクション自体が受け入れることも難しくなりますよね?


もしくは、プロダクション同士で、よそから抜けたタレントを受け入れないという土壌があれば。


そうなると、一度入ったらもう、その中で頑張るより他の選択肢は、「芸能界活動を諦める」ことしかなくなるということに?


そんなこと、まだ「海のものとも山のものとも」つかない、ティーンエイジャーに突きつけるんですか?


もともと、ジャニーズに所属するということ自体、容姿や歌唱、身体能力に長けているわけなんですから。


そういう少年に、性的搾取を受け入れるか、芸能界活動を諦めるか、の二択を強いることは酷だと思います。


もっと真っ当な芸能プロダクションに行く、それでも本人の実力と魅力で活動していける、そういう選択肢がどのくらい示されていたのか?がわからないことには、この、野放しになっていた根の深い犯罪を食い止めるのは難しかっただろうし、今後もそういう「似たような事例」は起きる可能性があると思います。


…………


権力側は、その権力で不正を行ってはいけない。


…………


芸能界のことはよくわからないけど、フィギュアスケート界ではもう、恣意的採点の横行で権力側が積極的に?不正行為に血道をあげていたのだと思います。


先日、他競技で「不当な扱いをされる」ことについての話があったような気がするんですが、スポーツは国同士の闘いの場であることも多いし、それぞれの国で「自国が有利になるように」駆け引きしてきた、それはずっとあったのだろうなと感じてました。


スキーのジャンプとかもそうでしたし、「日本選手たちが優勢になるとルールが変更される」というのは、あったのでしょうね。


ただ、私は、「飛び抜けているものを抑えつける勢力」という働きは、どんな場合でもどこの国が対象であっても、あるのだろうなと思っています。


日本ではあまり盛んではない競技で、日本以外の国が急に不利になるようなルールにされたとしても、それは日本では話題にならないだけで。


(⌒-⌒; )


突出した実力の国を引きずり下ろすために、他の数カ国が結託してルール変更するなんて、わりとあったのではないでしょうか。


ただ、そういう場合には、「自国に有利になるように」するのが普通なので、フィギュアスケート界が異常だったのだと思います。


「突出した実力の持ち主を引きずり下ろすために」


その実力者のライバルのいる国→コメだけでなく、その実力者自身が所属している国→日本までもが加担していた、というあたりが他競技とは違うんですよね。


それでも、その突出した実力と天が味方した強運とで、羽生結弦選手はオリンピック連覇したんですから‼️


それからの4年間は、4A挑戦に手こずったのと、度重なるけがと、コロナ禍で練習拠点に戻れない中での闘いを強いられましたけど。


それでも北京五輪で4A挑戦して、ご自身でプロ転向を決断してくださったんですから。


良かったです〜


そして、競技から離れたかと思うと、あっという間に「天空高く舞い上がり、悠々と大空を羽ばたいていく」ことに。


今や羽生結弦選手のスケートの良さを認めて賞賛する方たちは、フィギュアスケート界の忖度の範囲には収まらないくらいの領域まで広がっています。


異名も増えてますね…


今度は風雲児だそうですよ?


でも、確かに。


オリンピック連覇したアスリートは羽生結弦選手だけではないだろうし、連覇を阻む動きの中でその包囲網を掻い潜ったのも羽生くんだけではないでしょう。


でも、その「連覇を阻む動き」の中に自国の連盟がいた、それでも連覇を達成した選手は…他に、そんなにいないと思います。


というか、普通に考えたら、空前絶後?


びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり


やっぱり風雲児、そして阿修羅。


でも、モコモコが似合う可愛い方で、妖精で王子さま。🥰


羽生くん、忙しいなー


振り幅の本領発揮?σ(^_^;)


読んでくださってありがとうございました。