独り言です。


世の中、勘違いする人はようけいてるとは思うけど、フィギュアスケート界ていう特殊な世界には、ほんまに妙な思い込みとか勘違いする人が多いんやないやろか。


まず、アマチュア選手が現役で、プロスケーターが引退後ていうんは、まあ…1年ちょい前に羽生結弦選手がプロ転向するまでは、スケート界の常識やったんかもしれへんけど。


羽生くんご自身がプロ転向記者会見で、それを覆してしもたやん?


まあ、それで多くの方たちの意識が変わるんやったら、それで良かったんやろけど。


都合の良いとこだけ、自分らにも当てはめたんとちゃう?


プロのほうがアマチュアよりも、スケーティングも表現力も、そして技術も人気も上やていうのは、あくまでも羽生結弦選手限定のことやと思うんや。


多くのスケーターさんたちが、「技術的、身体能力、知名度、人気」のピークは「試合で活躍したとき」であって、プロになってからではなかったやん?


それでも、プロになってからは表現を磨いて来ましたて言われたら、それは通用したんかもしれんけど。


元から…アマチュア選手やったときから磨いてこうへんかったら、そんなん、プロになってすぐに表現力が上がるわけとちゃうんやない?


そうすると、意地悪な見方をするなら、技術で勝負できひんようになったさかい、表現力て言うてるんやろ?て、なるわけや。


実際のところ、PCSでやたらと高得点をもろてるけど、技術点はそんなに高くなくて、「表現力〜」て実況や解説が連呼してたら「ほんまかいさ」て斜めに見てしまうようになったんや。


あとなー、ほんまにそれで表現力〜て言うんなら、いっぺんくらい、ジャンプなしのプログラムしてみたらいいんとちゃう?


いつくらいやったかなー、たぶん、ソチから平昌までくらいのアイスショーで、太田由希奈さん(漢字合ってる?)がジャンプなしのプログラム滑ってはって、あー、こういうのええなーて思ったんや。


そうしたら、CWWではシェイリーンさんと佐野稔さんが、ジャンプなしのプログラム見せてくれはったやん?


何も、得意やないものを無理してせんでも、スケートで魅せることは可能なんやなぁて感じたんや。


羽生くんのプログラムかて、いつか終わる夢にはジャンプ入ってへんやん?


夢見る憧憬には、スピンが入ってなかったし。


プロが見せるプログラムは、その曲に、コンセプトに合わせて、そういう使い方するのもありやなーて。


アイスショーで、何ていうか…無理なことをするのが、見ていて苦痛なときがあるんや。


得意じゃないジャンプを跳ぶときとか、それを「構えて、構えて、跳びに行きます」てされると…


ジャンプ抜きのプログラムにしてもいいやん?て、思ってしまうんや。


失敗する分には、まあ、失敗はしいひんほうがいいに決まっているんやけど、挑戦には失敗はつきものやん?


そやし、跳んで失敗したジャンプはしゃあないなぁて思うけど、それを構えて〜構えて〜跳んで〜失敗、てなるんやったら…いやもう、無理するのやめたら?に、なるがな。


ジャンプ抜きでも見て良かったと思ってもらえるスケートにできるのが、表現力なんとちゃうの?


少なくとも、羽生くんのいつか終わる夢は、何回も見たいプログラムやで。


…………


それでやね、たいていのスケーターさんは、試合に出場して好成績出して人気も出て、どこかの時点で引退してプロになる頃にはもう、悪いけど実力も落ちてきてるやん?


そうなると、現状維持してても、人気かて下降線になってしまうし、いくら表現力て言うてもろたかて、そちらもそれほど向上してなかったらそんなに「わー、素敵」にはならへんやんか。


試合の緊張感の中で見たものほどやなかったなーて、(礼儀として口には出さなくても)思われてもしゃあないかも。


だからて言うて、試合にまた出場するようになったら、そこで人気が上がるかて言われたら…


実力も上がらないことには、どうしようもないと思うで?


そのあたり勘違いして、アマチュア選手に戻ってカップル競技していたスケーターさんもいてはったんやろか。


しかも、羽生くんがプロ転向してからもさらにファンを増やし続けてはるのを見て、自分もプロでも人気がもっと出るかも?て思ったんか知らんけど、後追いしてきたん?


そのあたりが勘違いしているんやないかなぁて思うんや。


羽生くんの人気が増すばかりなのは、実力が上がり続けてるからやし。


魅力かて、どれだけ輝きを放っているか。


正直言って、実力も魅力も自力で上げていかんことには、アマチュアになろうとプロになろうと人気にはならへんのとちゃう?


…………


プログラムの創意工夫とかかて、羽生くんのスケートは別格やと思うねん。


if…なんて、始まりと終わりだけでも「ええっっっ?」に、なったやん。


まして、途中の「足が3倍速で動いているんですか」状態のラップとか、わけわからんくらいやし。


( ̄▽ ̄;)


そやから何回も見たくなるねん。


正しい技術の上に成り立つ芸術、音楽の世界観を表す独創的な動き、それを可能にする基礎と体力と磨き抜かれたスケート。


ああ…


羽生結弦選手

スケートが

見たい‼️❣️

見たいよー


見たいよー


独り言におつきあいいただき、ありがとうございました。