最近、ネットニュースなどを読んでいると、おいおい…と思うことがあります。(ーー;)
その中で特に、某地方自治体が妊婦さんに配布した冊子のことが目につきました。
曰く、夫が妻の産後にこういう不満を持ちました的な?
いやー、私ならあれを逆手に取って、めっちゃ「父親になる自覚」を促したくなるだろうなと思いました。
実際のところ、私は夫にそういうことを言ったりはしませんでしたけどね。
そりゃもう、義父母と同居している嫁の特権?
「ちょっと見ていてください」と赤ちゃん(だった頃の息子)を預けて、その間にやりたいことをしてしまうという…
ワンオペとかだと、本当に大変だったでしょうけど。
私には夫以外に助けてくれる家族がいましたから。
実家も市内だし、孫の顔見たさにしょっちゅう来てましたし。
それでも大変だったなと思うのは、授乳回数が多かったからです。
長男のときは1日10〜12回、1回20〜30分。
オムツ替えたり着替えさせたりということも含めると、単純計算でも「赤ちゃんのお世話だけで6時間労働」なんですよね。
しかも、夜中に3回くらい起こされる。
そりゃ、体力的にも時間的にも余裕なんてありませんって。(^◇^;)
あと、「人一人の命を守る全責任を持つ」ことの重みですね。
これがだいたい、未就学児の間は続くんです。
無休で無給の24時間体制。
そのあたりを「父親になった」ほうには、どのくらい理解できているのかなぁ〜と。
まあ、私なら
「女優の○○さんも産後復帰したけど、体型も戻ってたし綺麗だよなぁ」→それに比べて…
というような発言をされたら、
「それじゃ私もジムでトレーニングして体型を戻して、綺麗を保つためにエステと美容院行って、オシャレするためにショッピング行くから。週3回、半日外出するから子守りよろしくね」
と言って、自分だけで出かけてみる(ことを提案する)かも?→お金も出してね〜(⌒-⌒; )
睡眠不足だと余裕なんてないんです。
毎日のすることでていっぱい。
産後の妻の美しさは、夫がどれだけ「妻に美しさを保てるだけの時間(とお金)を確保してあげられるか」にかかってますからねー
…………
つい、余計なことを書いてしまいました。
今日の本題は、「責任のありか」です。
未就学児が事故に遭うと、誰かが「(母)親は何をしていたんだ」と発言することが多いんです。
子どもを育てるときに、その命を守る責任を誰か一人で負うのはとても大変なことなんです。
今はイクメンとか言って赤ちゃんのお世話をする父親も増えてきているのかもしれませんが、「赤ちゃんへの責任を負う時間」がどのくらいあるのか、考えてみてくださいね。
週に数時間でも、自分だけでその責任を持ってみたら…
どれだけ大変か理解する一助になると思います。
私は育児は義父母にも両親にも助けてもらいましたけど、(夫は何かしてたかなー?)介護はさまざまな施設に助けてもらってました。
それでも大変だったのは、「責任を負う立場」だったからです。
義母の健康状態に問題があると、その対処に追われます。
日常でも、受診、服薬、水分補給、部屋の温度や衣類の調節、排泄、食事、睡眠時間…
介護施設への荷物の準備やさまざまな報告も。
知っていて管理していたのは私だけでしたから。
この、「自分以外の誰かの健康状態に責任を負う」状態というのは、神経がすり減るような気分になるんですよね。
介護施設の方たちには、本当にお世話になりました。
週に数回の「責任を持ってもらえる時間」を私にくださって、ありがとうございました。
赤ちゃんや未就学児もそうですが、要介護状態の方への責任を負うのも結構しんどくて大変なんです。
だから、そういう立場にあるどなたかには、文句ではなく労わりの言葉をかけてくださったら嬉しいですね。
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先日もブログに書きましたけど、羽生結弦選手の入籍報告に関して「もっと○○だったら良かったのに」と発言する人たちのほとんどは、それで何かあったときの責任を負う立場ではないということです。
だから私は、おいおい…と思うんですよね。
私が羽生くんを凄いな、素晴らしいな、と感じる部分は多々多々多々多々ありますが、そのうちの一つは「自分が責任を負う覚悟で物事を行う」ことです。
世の中責任逃れする人ならいくらでもいます。
けれどこれほど明確に、全責任を持つ態度を貫ける方は滅多にいませんよね。
その潔さ、まさに…日本男子の鑑なのではないでしょうか。
読んでくださってありがとうございました。
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息子が小学校に入学したら、ちょっとはその「安全のために親がすること」の責任が軽くなるかなぁ〜と思うまもなく、池田小学校の事件が起きました。
次男が小学校を卒業するまで、近所まで一緒に歩いて見送ってました。
今日登校した我が子が無事に帰宅する保証はないのだと思い知らされて、毎日無事を祈ってました。
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だからいつでも、大切な相手の無事を祈るんです。
羽生結弦選手とその伴侶の方が、今日も明日も健康で幸せでいてくださいますように。