ちょっと顰蹙もののたとえ話をします。


今回の、羽生結弦選手の入籍報告について、ファンの間でも反応はさまざまなんですが…


それぞれがどのくらい「心に痛みを感じたか」に、かなりの差があったからなのかな?という印象を受けました。


なので、段階的にこんなふうにイメージしてみました。


○全く、ほとんど痛みを感じない→グラついていた乳歯が抜けた


○そのときはそんなにショックではなかったのに、後からじわじわと痛みを感じる→麻酔がかかった状態で抜歯


○かなりの痛みに苦しんでいる→麻酔が効いてないのに抜歯


○痛みにうめき、周囲に同調者を求める→治療しなさいと言われた歯を放っておいて、根本から割れてしまったのにまだ診てもらってない


だいたいこんなもんかなぁ〜と。


羽生くんご自身で「25〜6歳で結婚したい」「自分はアスリートでアイドルじゃない」「スケートがもっと良くなる結婚や恋愛ならしてもいいのかな」などとおっしゃっていたのに、急にだの電撃だのそんな気配なかっただの…


あと1〜2年待てば良かったのにと言っているファンは、2年後に発表されたら「私(たちファン)に何年も貢がせてから、その資金で結婚するなんて許せない」と言うだろうなと思います。


もうそろそろかなー、まだかなー、待っているんだけどなー


という感じなら、グラグラしてる乳歯の向こうから永久歯が生えてくるときを待っているようなものだし、多少痛くても出血しても、スッキリしたー…になったことでしょう。


麻酔が切れて痛みを感じるようなら、そのときを今だとは思ってなかったからなのでしょうね。


痛みも喪失感も薄れていくのを待つ他ないと思います。


その、抜けたところに固いものが当たると痛むのと同じで、しばらく休ませてみる…離れてみるという選択肢もあります。


問題は痛さを訴え続けて、わめきちらしている人たちです。


その痛みは、羽生くんからの「そのうち結婚しますよ」というさりげないメッセージに気づかないフリをしていたから痛みを感じているので…自分がどれだけ「精神的に推しに依存」していたかを知るチャンスです。


しっかりと自分はどうすればいいのか、推しに何を求めていたのか、理不尽な生き方を望んでなかったか、考えてみないと…


弱っている方を勧誘する宗教団体みたいに、痛みにわめくところにはアンチの勧誘が行きますよ?


まあ、それに乗せられるようなら、所詮その程度の人だったのでしょうけど。


高い壺を買わされてから後悔しても、お金も時間も戻ってきませんし、アンチ活動で違法行為をしたら犯罪者になるので…


そこまで自分の価値を落とすまでに、痛みには相応の対処をすることをおすすめします。


…………


ここからは、ちょっと…


センシティブな内容になるので…


過去のトラウマによって、男性不信、嫌悪、恐怖症などを持つ方は、読まないようにしてくださいね。


…………


誰の心の傷にも、新たな痛みを感じさせることなく文章を書けますように。


…………


羽生くんのファンの中には、「男性に恐怖心を抱いている女性」がわりといたのかな、という印象を受けました。


二次元オタクもそうですが、絶対に叶わない恋だから安心してキャーキャー言える、等身大の生身の男性だと思ってないから好きになれる、というふうになっているような…


女性として生きていると、男性から「自分が性的欲望の対象に見られている」ことで不快な思いをすることは、さまざまな場面で考えられますよね。


性暴力の被害者になる、これが最も深刻なことでしょうけど。


あるいは毒親に性的虐待されたとか、売春を強要されたとか、一生残る深い傷を負った方もいるのかもしれません。


そこまでの深刻な被害ではなかったとしても、男性からは「そのくらいでクヨクヨするなよ」などと言われるような、嫌な思いをすることは日常にひそんでいます。


痴漢にあう、セクハラされる、卑猥なことを言われる、ぶつかったふりをして触られる、着替えを覗かれる、容姿や体型について言われる、それがトラウマになってしまうことも考えられます。


あるいは、自分に向けられたものではなくても、両親の離婚の原因が父の浮気だったとか…


とにかく、男性が持つ欲望への生理的嫌悪感がある女性にとっては、自分だけじゃなくて女性全般にそういう「いやらしい視線」を向けない男性でないと、安心できないのではないでしょうか。


私は、羽生くんが年齢的に「恋愛の対象にしても不自然ではない」女性に対して、とても気をつかって接しているなと思ってました。


ガッツリとハグするとか、肩を抱くときに自分に引き寄せるとか、ほとんど見た記憶がありません。


むしろ、ジュニア女子選手の肩には直接手が触れることのないよう、細心の注意を払って隣にいた写真も見たことがあるくらいです。


そして、ジェンダーレスの衣装やこの世のものとも思えない美しさ、浮世離れしている感じが…


俗世の穢れから無縁の存在のように、思わせることもあったのかもしれませんね。


誰か一人のものになって欲しくはなかったとか。


スケート一筋であって欲しかったとか。


孤独を訴えていたのにそういう相手がいたのかとか。


さまざまな、素直に祝福できない感情を抱えている方たちもいるのでしょうけど。


もし、男性に対して苦手意識があるのだったら、過去になんらかのトラウマの原因があるかもしれませんので。


どう対処すれば自分がより幸せに生きていけるか、考えてみる機会になればいいなと思います。


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今夜は待ちに待ったTV番組があります。


息子たちが幼い頃に見ていたウルトラマンガイアの話も、あるでしょうか。


さっき探してみたけど、さすがにもう、当時の絵本とかは残ってませんでした〜


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プロローグ、GIFT、ノッテステラータ。


羽生くん主催のアイスショー3つ、全てに出てきたプログラムは何か憶えてますか?


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「あの人にもやっと春が来たみたいやでー」


そういう会話からは、「あの人」がどういうふうになったと受け取りますか?


色々な意味での春、春が来ますようにとの願いが込められたプログラム。


羽生くんご自身にも春を呼んだのなら、あるいは、もうすぐ春が来ますという告白だったのなら、素敵だなと思いました。


読んでくださってありがとうございました。