プロローグとGIFTとノッテステラータで、羽生くんは世界に「自分は何者なのか」を見せたのではないでしょうか。
いえ、それよりも前に、YouTube開設とシェアプラクティスがありましたよね。
羽生くんがプロ転向したのが2022年7月19日、8か月経ちました。
その間に見せたものの凄まじさ、それぞれが違うものでありながら繋がっているように感じる、そんな…
YouTube開設、シェアプラ、プロローグ、GIFT、ノッテステラータです。
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羽生くんがプロ転向したことに伴い、当初はたぶん「これから試合の集客と視聴率はどうなるか?」くらいの懸念はしていたでしょうけど、あいえすゆうとすけれんはまだそこまで、羽生くんがプロとして活動していくことについては危惧してなかったのではないでしょうか。
何しろそれまでのフィギュアスケート選手たちは、現役引退後にスケート関連の仕事をするなら、プロスケーターになる、指導者になる、振り付け師になる、TV関係の仕事をする、くらいしか選択肢がなかったんですから。
プロスケーターといっても、日本国内のアイスショーは限られていますし、そのうちのいくつかはすけれんが仕切っているのでしょうね。
指導者や振り付け師としてやっていくなら、まさにすけれんの傘下から逃れられないままということになります。
TV関連はでんつーの支配下にあるものも多く、どこか特定のTV局とずっと仕事をしていくことをメインにするなら、思惑通りにさせることも不可能じゃなかったのかも。
けど、羽生くんはどうしましたか?
指導者、振り付け師という道は(とりあえず今のところは)選ばなかったので、すけれんの支配からは離れました。
TVのお仕事は単発のものがほとんどで、継続してやっていく予定なのはエブリィでの震災関連のものだけ、それも数ヶ月ごとというものであって羽生くんにとってのメインのお仕事というわけじゃありませんよね。
では、プロスケーターとしての活動がメインとして…
羽生くんが既存のアイスショーにしか出演しないのであれば、すけれんにとってはまだ「金づるとして」繋いでおきたい、くらいの思惑はあったのではないでしょうか。
○○と☆☆に出演させてやるから、試合のEXに特別出演しろ…などと条件つきでアイスショーに呼ぶとか。
それで集客と視聴率が高くなれば、現役選手たちの人気として宣伝できるというくらいの感じで。
それが、まあ…
羽生くんのYouTube開設で、「TVに出さなければ徐々に忘れられていくだろう」という思惑をまず潰されたのでしょうね。
しかも、いったい何カ国から見られているのか?というくらいに、外国語のコメントが次から次へと書き込まれてました。
シェアプラではどの選手よりも高い技術とスタミナを示して、「技術的に若手に太刀打ちできなくなったから引退した」という印象操作をできなくされました。
まだ試合では成功者のいない技まで、しれーっと決めてましたから。4Lo-3T❣️![]()
そして、プロローグでトドメをさされたんでしょうね。
羽生くんは1人だけでアイスショーをできる、しかも、集客も桁違いで外国からも見たいと思われている、ということが周知のことになってしまったんですから。
もう、このあたりになってくると、時期的にも試合の集客や視聴率が低迷していることもわかっていたでしょうし、羽生くんのスケートがもつ影響力の強さも目の当たりにしたのでは?
シェアプラで集まったメディアの数‼️![]()
そして、(羽生くんのファンにそっぽ向かれることをやらかした一部を除いて)どれも売り上げなどでその影響力の大きさが知れ渡ることになりましたから。
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あいえすゆうやすけれんの思惑だと、
引退したらそのときは特需があっても徐々に忘れられていくとか、
結局はすけれんに関連した仕事を回してもらう他ないようになるからまだ鎖に繋いでおけるだろうとか、
TVで仕事がしたければでんつーの支配下におけるとか、
そうすればまだその人気と話題性は現役選手たちのもののように印象操作するのは可能だとか、
そんなあたりだったんじゃないんですか?
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なのにまあ、羽生くんときたら…
プロローグはプロローグにすぎなかったわけなんですよね。
GIFT東京ドーム
で、いよいよその本領を発揮したんです。
それまではアスリートとして、「シェアプラで金メダル獲得したときのプログラムをノーミスでやる」とか、「単独アイスショーを開催する」とかしていたのかもしれませんが。
GIFTはもう、「オリンピック連覇のGOAT」であっても、アスリートであるだけならそうそう簡単にできるものではなくて、「世界最高の芸術の結晶」にして見せたわけですから。
現在の日本の誇る芸術作品として、世界にも見てもらえるものに仕上げたんです。
これまでさんざん、
フィギュアスケートは芸術だとか、(主に技術が足りない選手が上位にいる理由として使われていた言葉という気がするけど)
表現力とか、
踊れるかどうかとか、
色気?とか、
わけのわからない理屈こねて、羽生くんのスケートを低く評価することに血道をあげていた人たち…
世界に見せた
世界が魅せられた
現在の日本の
最高の芸術をどう捉えたのか、教えてもらいたいものですね。
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GIFTで世界最高の芸術を提示して、さらにその先には…
ノッテステラータという、羽生くんの「覚悟」が伝わってくるものが来たわけです。
あれは、もう、震災に関連したことをするたびに出てくる有象無象あんちがどれだけ酷いことを言おうとも、絶対に退かないという強い意志の現れなのだと思いました。
来年以降、どのような形になるのかわからないけど、羽生くんは重いものを負う気なのでしょうね。
それを下ろしてしまったら、楽になるのかもしれないけど…
ファンとしては、羽生くんの重い荷を少しでも共に負っていけるならそうしたいなと思います。
1gでも、0.1%でも、負えるのであれば共に。
そして…
共に、前へ。
もっとも、私みたいに最初から重い人がさらに重いものを負うと、爆速マグロさんに置いていかれそうな気がするんですが…
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羽生くんは、
オリンピック連覇のGOATで、
メガスターで、
最強のアスリートで、
最高の芸術家で、
被災地支援の使命を負う覚悟を持つ方。
そしてまだ、全貌は明らかではないのかもしれないと思わせるくらい、底知れず、大きな器。
なのに、美しくてカッコ良くて可愛い😍〜❣️
感嘆と感激と衝撃と萌え〜と共に、応援していけたらと思います。
読んでくださってありがとうございました。