私が以前よく読んでいた小説にも書いてありましたが、話題作り先行は長続きしないんですよね。
その小説では、たまたま?監督と女優のスキャンダルがあって話題になり映画がヒットした、だから同じように出演者の恋愛沙汰で話題を提供していく路線を(その監督が)敷いていた…と。
ただ、作品自体にそれほどのものがなければ、いつまでも使える方法じゃないんですよね…
フィギュアスケート界のネットニュースの見出しを辿っていると、ときどき…というか、よくあるのが、「試合自体よりもこういう話題が出てくるのは何故?」というものなんです〜
なんていうか、あまりにも枝葉末節のほうを大きく取り上げているんじゃないか?と思うことがあるので。
話題作り、何とか興味を持って欲しい、ちょっとでも(見出しで)目を引くものを、という感じがするんですよね。
けど、そういうことは長続きしないと思うんです。
フィギュアスケートの技術と表現力、試合としての何に挑戦したのかとその結果、そちらがもっとしっかり報道されないことには如何とも…
…………
ちょいと、よそ道〜
「羽生くんて、けん玉だけじゃなくて、ペン回しもしてるみたい」
「イヤホンは収集するのをもうやめたのかな」
「ゲームは今、何やっているんだろう」
「あの頭脳明晰ぶりがよくわかる記者会見とか、何回も見たくなる」
「英語で話してるのも聞いていて嬉しい」
「最近聴いている音楽はどんなのかな」
「新プロの振り付け師はどなた?」
「アイスショーの衣装も気になる〜」
「黒い子でいいんじゃない?」
「さすがにアイスショーで黒い子は…あー、でも、練習から見せてくれるのもありかも」
という会話が、羽生くんのファンの間で交わされていたとします。
えー、これはあくまで、私の妄想です。(⌒-⌒; )
実際にこんな会話をしているわけじゃありません。
けど、それを知ったすけれんが、別のスケーターさんのことを売り出したいと思って、似たような話題を提供するようにメディアを誘導したとします。
「最近聴いている音楽は?」とか。
「最近はまっていることは?」とか。
「スケート以外の特技は?」とか。
「振り付け師さんについて」とか。
「衣装について」とか。
(^◇^;)
いやー、まあ、フィギュアスケートなんだから、振り付け師さんについて質問するくらいはいいと思うんだけど。
他はもっと、競技に関する話題にならないとおかしいんじゃない?
羽生くんのファンにとってという話にすると、他の方たちの意見まで代弁してしまうことになるので、あくまでそのうちの1人である私の意見としては。
羽生くんやしなんや。
全部、羽生くんやし興味があるねん。
羽生くん以外の誰かが、何をしても収集してても話してても、知らんがな。
むしろもっと正攻法で、「次は○○がもっとできるように」とかいう、アスリートらしい談話が出てくるほうが望ましいわー
見ぃひんし、どっちでも大して違わへんけど。
(^◇^;)
ワンコと戯れようが、それこそロマンス的要素で盛り上げようが、会見での発言を重視しようが(だったらいねむりやめときや)、その選手のファンがそれでいいなら構わないけど。
それは本筋とちゃうからね。
…………
羽生くんは…
○オリンピック連覇
男子としては66年ぶり。アジア人としては初。
○世界選手権2回優勝
2014年はオリンピック、GPF優勝と合わせてシーズン三冠。
2017年はフリーの世界記録。
○四大陸選手権優勝
このタイトル獲得により、スーパースラム達成。
○GPF4連覇
2015年の総合得点はヒストリカルレコード。
○世界ジュニア選手権優勝
15歳、中学生でした。
○JGPF優勝
誕生日前、14歳、当時の男子では最年少記録。
○世界初4Lo成功
2016年、白プリンス様。
○世界記録19回更新
さすがに全部は思い出せない…
2012年GPSアメリカ大会SPパリの散歩道が最初。
これだけの実績があるんですよね。
この堂々たる実績の上に、賞賛も人気も積み上がっているんですから。
他の何で盛り上がろうと、核となっているものは「世界最高の羽生結弦のスケート」だということは、誰もがわかっているわけです。
ペン回しが上手な方全員に対して、萌え〜になるわけじゃありませんから。(⌒-⌒; )
他のスケーターさんが何を収集しても、へーそう?にしかならないし。
…………
GPSは2試合が終わったんですね。
すみません、私は全く見ていないんですが、ネットニュースを見て結果は把握しています。
あ、もしも、「ファンが試合を見ないなんて言ったら、羽生くんが悲しむ」とかいう論調の方たちがいらっしゃるなら、先に言っておきます。
私が試合を見ないのは、採点へのストレスが大きいからです。
採点がまともになったら見ます。
ですから、私が試合を見ないのは、羽生くんじゃなくて、ISUのせいですから〜
読んでくださってありがとうございました。
*冒頭の小説
栗本薫さん著「怒りをこめてふりかえれ」