人を呪わば穴二つ。
自分の幸福や成功を祈るのはいいけど、他者について悪いことを祈るのは…
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ISUのルール変更案も呆れるようなものが多いんですが、多少?まともな案も出ているようですね。
ただ、どんなルールになっても、その規定に従った厳密で公正な採点が必要不可欠だということに変わりないと思います。
ここで、「人を呪わば穴二つ」ということになってしまっている状況ですが。
ジャッジが特定の選手に対して低く、別の特定の選手に対して高く、採点しているのではないかい?疑惑について。
あれはもう、完全に呪いの倍返しに遭っているように見えます。
特定の選手に高く、これはたぶんそれまでもある程度行われてきたのだろうし、言っちゃ悪いけど誤差の範囲内だったのではないでしょうか。
バンクーバーのときの、クワドなしの金メダリスト云々の件についても、あのときの金銀メダリストの得点差は1.31、もしも銀メダリストの得点があと1.5高かったら0.19差で順位は入れ替わっていたことになりますよね?
そして、その順位であったなら、得点がどれほど僅差であってもそんなに違和感はなかったのではないでしょうか。
トリノオリンピックの順位と得点はこうなってます。
①258.33
②231.21
③227.59
バンクーバーオリンピックだとこうなってます。
①257.67
②256.36
③247.23
トリノオリンピックの金メダリストが、バンクーバーオリンピックでも同じくらい良いパフォーマンスをして、トリノのときより2点ほど低い得点で銀メダルに終わった。
そして、バンクーバーの金メダリストはトリノのときは220点くらいだったのに、実力を高めてここまでになった…と、受け取ることもできるわけです。
そんなふうに、「高い順位を与えたい選手に高めに評価」する、ということはずっとやってきたのでは?
一方で、「高い順位を与えたい選手の邪魔になりそうな選手を低めに評価」する、というのは必ずといっていいほど、実施より低く評価された選手のファンの反感を買うことになりますよね。
今、それが顕著になってしまってます。
フィギュアスケート界で、ジャッジは「ナショナルバイアス、個人的な好み、ロビー活動、ISUの忖度など」で好き勝手に採点する人たち、と受け取られている状況なのでは?
もっと公正に、もっと厳密に採点しようと努力してきた方たちも、少なからずいたはずです。
でも、もうそういう「まともな採点をしてきた」ジャッジの方たちのことは、ファンからは見えません。
いるのか?少数なのか?絶滅危惧種なのか?くらいのもので。
「特定の選手を低く評価したい」という、悪意、敵意の巨大な影に隠れてしまってます。
それは、「特定の選手を高く評価したい」という、それまでもあった、自国の選手や思い入れのある相手に高いめにつけたというものとは、明らかに違うものを感じるんです。
陰湿で、薄暗くて、邪なものが、ファンにとって「私が大切に思う選手」に向けられている、と感じたときの嫌悪感と焦燥感。
今のフィギュアスケート界でジャッジへの不信感が強いのは、この陰湿な悪意をファンが受け入れられずにはね返している、それが増幅してISUに戻ってきたブーメランになっている、そんなふうに思ったんです。
ヘルシンキホプレガ、平昌オリンピックバラ1、どちらもGOEとPCSで満点になっていないのが不思議なくらいの出来でした。
まして、2020年四大陸選手権のバラ1は、「なんでこんなに点数低いんや💢」と叫びましたから。
世界記録でそんなことを叫ぶのは、羽生くんのファンくらいでしょうね。(^_^;)
そのくらい、もうずっと、たぶん2015年GPFの330.43の世界記録更新のあとはずっと、羽生くんに対しては「どうやって低く評価するか」という意志を持って採点されてきたように感じるんです。
その、羽生くんに向けられた「呪い」が、増幅されてISUとジャッジへの不信感という「呪い」になって返ってきている…
まさに、人を呪わば穴二つ。
おー、怖っっっ
読んでくださってありがとうございました。