羽生くんがSEIMEIをやるにあたって、その世界観をどれだけ学んだのか。
そして、表現するためにどうテコ入れ?したのか。
野村萬斎さんから何を学んでどう活かしたのか。
それを思い返そうとして、ふと…
2015年のシーズンオフは、めっちゃ「表現のための濃密な時間」を過ごしたのでは?と。
羽生くんはどれだけのことをその短い期間に吸収したのか?と。
思い始めると、なんと…
まず、2015年のFaO Iで織田さんと宇野くんと、ケーキ食べながら男子会?やっていたとか。(つまり、アイスショーにも時間かかったということよね?)
「殿、利息でござる」の撮影もこの夏だったのでは?とか。(原作読んでシナリオ読んでという前準備も必要)
晴明神社、弓弦羽神社、諭鶴羽神社参拝も?とか。(京都、神戸、淡路島)
野村萬斎さんとの対談も?とか。(セッティングしてくださってありがとうございます)
〜〜〜どれだけ詰め込んだの〜〜〜???
という驚き‼️が。
…………
まず、このシーズンのプログラムとして、その前のシーズンのSPを持ち越しましたよね。
あ、リサイクルじゃありませんから💢
熟成させる途中のバラード1、シーズン途中に構成を変更(というかレベルアップ)して、以降何度も世界記録を出すフィギュアスケートの美しさの結晶。
その、何度も聴き込んだバラード1があったから、SEIMEIのほうの編曲にはこだわって改善?していったんでしょうね。
矢野さんが、羽生くんからの何回もの手直しのお願いに応えてくださって、あのSEIMEIになったのだと思うと…
史実の人物安倍晴明様、小説家夢枕獏さん、映画製作に携わった方々といった、「陰陽師」に関わった全ての人の思いが詰まったプログラムになったのかも。
そして、私には「その年の夏」という大雑把な括りでしかわかりませんので、時系列が不明なのですが。
羽生くんの大好きなアイスショーで、目一杯表現することを楽しみ、観ることを楽しんでくださった方々の思いを受け取ったはずです。
神社仏閣という神聖な場所で祈りを捧げて、心を研ぎ澄ませることもあったでしょう。
映画撮影で、江戸時代の大名という役柄を演じて、得たものも多かったのではないでしょうか。
また、野村萬斎さんからの教えによって、表現について深く考えたり、何より「空間を支配する」意識を持つようになったのは大きかったのでは?
そして、平安時代も江戸時代も含めて、連綿と続く我が国の歴史に思いを馳せて、「今の自分だからできるフィギュアスケート」で表現していく…
なんて壮大で、深くて広いんでしょうね。
そこまで追求して表現したスケートができる方が、他にいたのでしょうか…
決められた時間に合わせた音楽で、規定に沿ったエレメンツを入れて、振り付けられたとおりにこなす。
それだけではない部分の、「表現」の広さ深さが桁外れなので。
こんなに心を掴まれるのかもしれませんね。
え?
単に、めっちゃ好きなだけだろうって?
(^_^;)それは否定できない〜
読んでくださってありがとうございました。