羽生くんが都築先生に教えてもらったことは、たぶん羽生くんご本人が一番そう感じているでしょうけど、一生の財産ですね。
都築先生の凄いところは多々ありますけど、佐野さんを教えていらっしゃった頃はまだ、コンパルソリーが得点のウエイトを占めていたんですよね?
なのに、ジャンプの重要性を理解しておられた…
なんという先見の明なんでしょう‼️
確か佐野さんは、アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを決めて、世界選手権で日本人初のメダリストになったんですよね。
羽生くんにも、ジャンプのテイクオフを正しく実施できるように、徹底的にやらせたのだとか。
そのあたりも、羽生くんのスケートを支える土台になってます。
そして芸術性に関しても。
羽生くんは幼少期から、音楽を聴いてそれを踊って表現することに長けていたのだとか。
スケートの才能と、表現の天賦。
その両方を兼ね備えている羽生くんが都築先生の門下生になったというのが、まさに天の配剤だと思うんですよね。
…………
ジャッジや指導者がある程度のレベルで「これでいい」と言ってしまったら、選手はそのあとさらに自分の意思でもっと上達したいと研鑽するのは難しいでしょうね。
トランジションから跳べないジャンプでも、とりあえず得点になればいいとか。
さほどの出来ではなくてもGOEで高く評価されていたら、それで世界でも一、ニを争うレベルだと言うとか。
門下生の上達よりも、指導者としてのステータスのほうが大事ですか…やれやれ…ʅ(◞‿◟)ʃ
何というか、そういう欺瞞が見えるから、門下生があまり見たいスケーターだと思ってもらえないのかも。
もっとも、その指導者が選手だった頃はそれこそ、ジャンプは跳んで転倒しなければ🆗という時代だったんでしょうから。
そもそもクオリティについて考えるだけの能力がないと言うなら、まあ、仕方ないのかもしれませんね。
それでも、そういう指導者よりもさらに年配である都築先生が、(佐野さんが世界選手権で表彰台に乗ったのは私が小学生の頃なので)40年以上も前からずっと追い求めていた理想のスケートがどういうものなのかと思うと…
指導者としての先見の明、物事の本質を理解する能力、それがなければ「理想のスケート」は思い描かれることはなかったのではないでしょうか。
そして、その「理想のスケート」を体現化した羽生くん…
それを思うと、身震いします。
天意はここにあったのかと。
もっとも、さすがの都築先生も、羽生くんのスケートの才能はともかく、世界中から最高の美男子と絶賛されるようになるなんてことは、予想してなかったかもしれませんね。
読んでくださってありがとうございました。