このブログをアップする勇気が、私自身にあるかどうかわからないけど。
とりあえず書いてみます。
躊躇の理由は、私がこれまで愛読していたブログに真っ向から反論するものになるからです。
私がアメーバでブログを読み始めるきっかけになったり、コメントしてそのお返事で尊敬するようになったり、ブログについて教えてくださったりした…
そういう方たちに、「私のことを信じてくれないのか」と思われるのは、私にとってもつらいことです。
でも、そもそもどなたの意見であっても、「○○さんがそうおっしゃっているなら」という理由で信じるというのは、なんというか…
信頼していると言いながら、判断(とそれに伴う責任)を他者に委ねているだけのような気がするんですよね。
だったら、どなたの意見であろうとも、それが正しいのかどうかは自分で判断するようにしたいし、そうできるように努力したいと思っています。
…………
コロナ禍により、世の中のほころびが見えてきたり、後ろ暗いことを企んでいる勢力が見えてきたりしています。
でも、世の中の全てが陰謀で覆われているというわけでもないと思っています。
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コロナ禍自体が陰謀だ。
というようなことを言っている方たちがいるようですが。
ワクチンを不要というのみならず、有害という持論まで展開していたんですね。
また、マスクは感染予防に役立つものではないとかいうことも。
そのあたりについて、私が感じたこと考えたことを文章にしていきたいと思います。
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まず、マスクについてですが。
「コロナにマスクは役に立たない」なんてことは、ないと思います。
少なくとも咳やくしゃみで唾液を飛ばさずに済みます。
もっとも、ウレタンや布だとウィルスが通過するらしいので、不織布か(羽生くんが使用していたような)高性能フィルターのついたものが望ましいとは思いますが。
そして、大事なことを一つ。
マスクは、自分がかからないためというよりは、自分が無症状感染者であった場合に他の人に感染させないためのものとして、意識して使っているということです。
つまり、マスクを不要として着用しない人は、「他者への配慮に欠ける」と判断される可能性が高いということです。
それなのにわざわざ、マスクを不要という「持論の証明のために?他者を危険に晒している」人の言葉を信じるのはどうなんでしょ。
また、世の中には、コロナ以外にも感染症はあります。
インフルエンザ、ウィルス性胃腸炎などの流行時期の外来受診時にも、マスクは使っていたのではありませんか?
あるいは日本人の国民病とでも言いたくなる、花粉症。
花粉の時期には道ですれ違う人は皆マスクをしていた、なんてことも珍しくなかったはずです。
pm2.5、黄砂、ハウスダスト、呼吸器系に悪影響を及ぼすものの全てをマスクで防げるわけではなくても、しないよりはしたほうがいいと思うんです。
まして、今こんな状況になっているのに。
もしも何か風邪のような症状が出たら。
発熱、頭痛、咳、嘔吐、下痢などの症状があったら、外来受診するのにどれだけ手間がかかることか。
PCR検査だの、インフルエンザ検査だの…
普通に解熱剤と胃腸薬を処方してもらって、さっさと帰宅して寝るということができないかもしれないのに、余分な感染症にかかるようなリスクを自分以外の人に押しつけるのはいかがなものかと。
もっとも、熱中症対策としてときどきはずしたいとか、アレルギーや皮膚の炎症などでマスクをしにくいなどの場合は別ですが。
そういう、「体に負担がかかるほどにマスクをしないといけないのはおかしい」というくらいなら、まだ納得できる範囲内かもしれません。
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次に、ワクチンについてですが。
接種すると、○年以内に死ぬとか、不妊症になるとか、マインドコントロールされるとか、GPSが仕込まれるとか…
そういう噂がまことしやかに語られてますが、では、どの製薬会社のものに何が含まれているというのでしょうか?
私が知る限り、日本ではファイザーのものが主流で、モデルナのものが職域接種で使われているようです。最近では、アストラゼネカのものも使うことにしたのだとか。
それで、どの製薬会社のワクチンが○年以内の寿命になって、どの製薬会社のワクチンが不妊症になるのか、どの製薬会社のワクチンがマインドコントロールに使われるのか、それをはっきりと伝えてくれているものはあるのでしょうか?
副反応が同じではないということは、製法などが違うということです。
どれも同じということはないはずでしょう?
だいたい…数年以内に死なせる相手をマインドコントロールするなんて、非効率的じゃありませんか。
それと、そのワクチンで人口減を狙っているという話のようですが、権力者や資本家にとっては、労働者や消費者が減るということは自分の富も減ることになりますよね。
搾取する相手がいるからこそ、蓄財できるんですから。
だいたい、たとえ敵対勢力であっても、ワクチンを使ってその人数を減らしてやろうなんて考えないと思います。
もしも人の命を何とも思ってない人が、自分の敵対勢力を壊滅させたいと望むなら。
ワクチンも治療薬も与えずにウィルスだけばら撒けば、効率よく敵対勢力の人数を減らせるでしょう?
あとから「疫病で大勢亡くなったのだな、気の毒に」と言って嘘泣きしておけばいいんです。
まあ、そういう非人道的なことを画策するような人の考え方というのは、私の頭では思いつかないようなことなのかもしれませんが。
また、不妊症になるとかいう話は…それ、男女同じワクチンでできることなんですか?
私は地方自治体が用意した会場で接種してもらいましたし、義母にも付き添いましたけど。
男女ランダムにワクチンを受けにくるのに、違うワクチンを接種するなんて無理だと思います。
まあ、男性にだけ、あるいは女性にだけ、不妊症になる効き目があるワクチンを全員に接種するというなら不可能ではないかもしれませんが。
その場合、そのワクチンを製造した製薬会社は、どういうことになりますか?
それは、ワクチン接種者が次々に死亡した場合でも同じことです。
数年経って、「○○社製のワクチンをあのとき接種した人たちが酷い目に遭っている」ということになったら。
その製薬会社は生き残れないでしょう。
そんなリスクに見合うほどの利益があるとは思えません。
陰謀というものは、利益を得ることができないようなことはしないと思いますので。
楽して美味しい思いをするのでなければ、わざわざ陰謀を張り巡らすことはないのでは?
…………
もっとも、ワクチン自体に不安があるのも確かです。
治験が不充分ですから。
副反応も、後遺症も、怖いですよね。
また、効き目に対しても、変異種にどこまで対応できるのか、心許ないでしょう。
そして、治療に効果があるという、別の病気への薬の話があったのに、その薬をコロナウィルスへの対策として使うということになかなかならないのは、製薬会社の儲けに政府が加担しているから…
そういう論理が成り立つのも、わかります。
私もアビガンという薬がコロナウィルスに効くという話を知ったとき、これで終息に向かってくれるかもという望みを抱きました。
しかしアビガンは妊婦の方に使うには問題ある薬なのだとかで、なかなか難しいようでした。
けれど今度はイベルメクチンが有効だという話が出てきたので、もう何十年も(別のことにですが)使われてきた安全な薬なので、これをせめて自宅療養を余儀なくされている方々に処方すれば、劇的に改善するかもしれないと思ったんです。
なのに、イベルメクチンを治療に使うということには、まだなっていないようです。
感染症対策に、ワクチンと治療法は両輪のようなものです。
使えるものであるなら、製造元に大量生産をしてもらうなり、ジェネリックで国内で生産するなりして、自国の人口分を確保するくらいのことはやって欲しいんです。
それをやらないので、ますます陰謀論が蔓延るのだと思います。
…………
私にブログのことを教えてくださった方は、最近では羽生くんのことを何もブログに書いておられません。
ワクチン陰謀論ばかり…
陰謀論に染まって、羽生くんのスケートについてはまるで忘れたかのよう。
マインドコントロールされるとおっしゃっているけど、陰謀論にその心を乗っ取られているように感じました。
私はワクチンを2回接種しました。
もしも私がマインドコントロールされるとしたら、これまで書いてきたのとは違う論理でブログを書くことになるでしょう。
タコチュー議員とそのお気に入りのDさんのことを絶賛するようになったら、私の精神が乗っ取られたのだと思ってください。w
私にとって大切なのは、家族と羽生結弦選手です。
そこのところが損なわれてなければ、私の心は守られています。
いつもの読者の皆様のことも、大切に思ってますからね。
必ず生き延びて、また、羽生くんのスケートを観る喜びを分かち合いましょうね。
長い文章を読んでくださって、ありがとうございました。