ここのところ、夏のオリンピックに対して感じている違和感は何なんでしょう。
プロとアマチュアの境い目がなくなったから?
いや、野球はあって良かったと思ってるけど。
やたらとスターを作りたい症候群が見えるから?
いや、それは確かにちょっとどうかなと思ってるけど。
あまり知らなかった競技があるから?
いや、それは面白いと思ってるけど。
どうも、何ていうか…
ここで生涯最高のパフォーマンスができれば嬉しいという、本来ならオリンピックアスリートたち全員から感じられて然るべきものを感じない競技があるからなのかも。
オリンピックが世界最高峰の試合と位置づけられているか?というあたりで、プロが参加してるということ以上に違和感を感じてしまうんです。
ワールドカップとか、マスターズとか、ウィンブルドンとか、競技によっては「生涯で一番勝ちたい試合」がオリンピック以外にあったりしますよね。
それがなんというか、私にとっては違和感の原因のように思うんです。
…………
オリンピックに話題や集客、TV視聴率などの「多額のお金が動く」ものを求めていること自体が、そういうひずみのもとなのかも。
オリンピックを観て欲しい→人気競技、ファンの多いプロ選手をオリンピックに→サッカー、テニス、ゴルフなどの選手たちが出場
という流れなのかな?と。
そうすると、その選手たちにとって金メダルというのは、「取れれば嬉しいけど、(一番大事な試合で勝つためには)無理してまで取りに行くものじゃない」くらいの意識になっているのかも。
もちろんアスリートなので、勝てるものなら勝ちたいでしょうけど。
でも、それ以上に目指してきた試合がそのあとに控えているとしたら、選手生命を懸けてまでオリンピックの金メダルを取りには行かないだろうなと。
平昌オリンピックで、羽生くんがやったような…
それまでとこれからの全てを懸けて、大事に大事に取りに行った金メダルでしたよね。
だから感動したんです。
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オリンピックは、これまで伝統的にオリンピックが最高峰の試合だと位置づけられている競技をメインに、あまり知られてなかった競技を広める場であって欲しいと願っているんです。
そういう、全てを懸けて臨む試合だったり、競技の魅力を世界に向けてアピールする選手たちだったりから得る感動こそが、オリンピックの醍醐味のように感じるので。
…………
冬のオリンピックは夏に比べて、競技そのものが少ないんですよね。
話題性、視聴率が取れるものは限られているでしょう。
だからといって、コメのTV局が、今さら羽生くんを持ち上げてもなぁ〜
平昌でNくんが金メダルと予想して、肩透かしにあって数字を取り損ねたかな?
東京でバイルズ選手が金メダルと予想して、プレッシャーをかけたことで選手のメンタルに響いたかな?
それで今度は、知名度ナンバー1の羽生結弦を前面に出して、とりあえず視聴率確保しとこう〜
とか?
なんだかなぁ〜
ほんまに…
なんだかなぁ〜
読んでくださってありがとうございました。