リブログします。
そしてちょっときついことも書きます。
羽生くん以外のスケーターさんたちは、どういう意識でアイスショーに臨んでいるのでしょうか。
このコロナ禍で、文化、芸術、スポーツ、エンタメ、飲食店、旅行などの業界はかなりの打撃を受けているものと思います。
それはつまり、そういう業界で生計を立てていた方たちが、収入ダウンや失業の憂き目に遭っているということなのでは?
そんな中で、それだけの対価を払うだけの価値あるものを作るという、プロとして持って欲しい意識…
そのあたりを考えていただきたいものですね。
…………
日本円で考えてください。
1桁→財布にあるかどうかさえ把握してないことも多い。
2桁→子どものお駄賃にしたい。
3桁→この金額でも毎日使うと、あとあと困ることになったりするので要注意。
4桁→お札の出番。普段から、財布にはどれだけ入っているか把握しておきたい。
5桁→財布に入れるのはこのあたりまで。
6桁以上→通帳などにはなるべくたくさんあると嬉しいなぁ〜
というあたりでしょうか。(あくまで一庶民としての感覚)
それでですね。
普段、ちょっとした楽しみにいくらお小遣いを使うか?
あるいは、家族で楽しむために使うか?
と、考えてみてください。
3桁→お菓子、小物などを購入
4桁→映画鑑賞、CDや DVD、書籍などを購入
5桁→家族で外食、テーマパークなどのレジャー
6桁→旅行など
私ならこんな感じですね。
そうすると、アイスショーはどのくらいに位置するか?
5桁だと、映画1本観てくるよりかなり高く、家族全員分の外食よりも1人で観にいくアイスショーのほうが高くなる可能性も。
まして、遠方だと、交通費と宿泊費もかかるかもしれませんね。
そうすると6桁です。
それだけの価値があるものを作り上げるという、意識を持っているかどうか?
そのあたりは大事なのではないでしょうか。
…………
アイスショーが競合するのは、他のアイスショーだけじゃなくて。
映画、お芝居、コンサート、ミュージカル、オペラ、バレエ、スポーツ観戦、テーマパークなどの「同じ金額を出せば楽しめるもの」なんです。
アイスショーはリンクを作り維持しないといけないので、コストがかかるでしょう。
チケット代を低く抑えて競合するというわけにはいかないのでは?
だとすると、それだけの金額を出すだけの価値があったと観客に思ってもらわないと。
羽生くんが出演する以外のアイスショーは(大手のスポンサーがついてないと)生き残っていけないかも。
羽生くんのように、身体を鍛え上げてスケーティングを磨いて、芸術性を高めて…というようなことは、一朝一夕にはできないでしょう。
というか、何年かけて取り組んでも、レベルアップすることは並大抵のことじゃないので。
せめて意識だけはしっかりと、「観客席のどこから見られても見応えがあるように」と心がけていって欲しいものです。
若い頃、そして反抗期の頃は、誰かのアドバイスをうざったいものと思い、言われたことをなかなかその通りにしたくなかったりもします。
でも、そんなことをしていても、年齢は上がっていくんです。
いい大人になったら、誰もアドバイスしてくれなくなりますよ?
そしてその頃になったら、もう、自分を変えることも難しいでしょう。
誰かから学ぶということは、自分を高めていく意欲があるということですから。
そういう意識を持つだけでも、これから先に役立つと思います。
…………
羽生くんだって、一朝一夕で今の羽生結弦になったわけじゃないでしょう。
20年以上の弛まぬ努力が、これほどのものを作り上げたのでは?
羽生くんにアドバイスしてくださった方々は、今、誇りに思っているでしょうね。
羽生くんはこれまで教えられたことを全て、活かしています。
そして私はファンとして、それを見させてもらうことができて感謝しています。
読んでくださってありがとうございました。