以前読んだマンガのファンブックに書かれていた文章です。
『先輩作家さんに「描きたいものっていうのは、いつかこれを描くために仕事を続けていけるって思える最後の貯金みたいなものだ」って言われて、それを使っていいのかなって。』
と、1番描きたいものを描くことへの躊躇いが載ってました。
うん、なんか、わかるけど、でもちょっと、う〜ん…
と、考えてしまいました。
その1番描きたいものを描けるだけの実力をつけてから、というのなら理解できるし。
ある程度の人気が出てからでないと、思い通りのものを(編集者などによっては)描かせてもらえないということもあるんだろうなぁと。
でも、それなりの実力と人気を得たあとでも、1番描きたいものに取り掛からないというのは、あまり納得できないかも…
というのも、人間の寿命なんてわからないと思うからです。
自分の命が尽きるときになって、「あれを描いておきたかった」と後悔するようなことにはなって欲しくないなと。
だからこのマンガ家さんは、その怖さを超えて描きたかったものを描いてくださったので。
良かったのではないでしょうか。
今も活躍なさっているようですし。
描きたいものを描いても燃え尽きずに、才能は汲めども尽きぬ泉のようなものかもしれませんね。
そして、他のマンガ家さんたちも。
せっかくその世界に入って、自分の描きたいものを描けるだけの実力と立場を手に入れたのなら。
描きたいものを存分に描いていただきたいと、そんなふうに願ってしまいました。
…………
このところのフィギュアスケートのTVや雑誌の扱いを見ると、一部のメディアでは「出し惜しみ」しているように感じたんです。
それは、TVは映像を小出しにして、何度も視聴・録画させたかったのかもしれないし。
雑誌も似たようなもので、何冊かに(欲しい情報や写真を)分けて載せることで、販売数を稼ぐつもりかな?とか。
アエラ→連覇の原動力→完全版
なんて、典型的でしたよね。
ええ、まんまと3段階で買いましたとも。
羽生くんの青い薔薇写真の吸引力〜
今、販売されている直近の試合やアイスショーの雑誌も、本当に欲しかった情報や写真が全部載ってますか?
出し惜しみされてませんか?
SOIの羽生くんのオープニングがめっちゃ評判良かったのなんて、ちょっと調べたらわかることですよね?
なのにその写真がそれほど載ってない雑誌だったりとか。
う〜ん…
私はやっぱり、出版物が出し惜しみしている感があるのは、なんとなく嫌なんです。
マンガ家さんには、ご自身が心から描きたいと思うものを描いて欲しいし。
スケート雑誌はファンが望むものをしっかり把握して、それをきちんと載せてもらえればと思います。
次があるとは限らないので。
出し惜しみされていると感じたら、別のものを手に取るようになるかもしれないし。
それに、まあ…
羽生くん本人
にその収益がいくものなら、課金してもいいけど。
出版社の利益にしかならないものなら、そこが羽生くんに対してどういう報道をしてきたところか?も、考えてしまうので。
とりあえず、羽生くんの味方認定のところが出す雑誌を優先します〜
読んでくださってありがとうございました。