人間、一度贅沢を覚えると、なかなかそこから離れられませんね。


贅沢とまではいかなくても、豊かさ、便利さ、快適さに慣れてしまうと、それがなくなるととんでもない不幸を押しつけられたような気分になったりします。


毎年旅行に行っていたのに、それができなくなったとか。


毎月レジャーに行っていたのに、それができなくなったとか。


毎週外食していたのに、それができなくなったとか。


それをとても「不自由な生活を送るハメになった」と受け取る人もいるのでしょうね。


また、夏場になると不思議に思ってしまうのですが、エアコンがない生活を「命に関わること」のようにいう論調もありますよね。


確かに、熱中症は命に関わりますけど。


エアコンが普及してから、まだ100年も経ってませんよね。


100年前まで、人類はどうやって生きていたのでしょう…


ライフライン、通信、流通、教育、医療、介護、人間が便利に暮らせるために発展してきたものは多くあります。


そして、どれか1つでもそれが損なわれたりしたら、大騒ぎすることも。


昨年は、マスクやトイレットペーパーが品薄になり、かなりの期間混乱が続きましたよね。


そしてコロナ禍はまだ続いています。


東京オリンピックは1年延期になったけど、今年も開催できるかはわかりません。


ワクチン接種は始まっているけど、90歳の義母の予約をようやくとれたくらいで、なかなか集団免疫獲得まではいきそうにありません。


全てが制限されている中で、仕事を失ったり収入が減った方も多いことでしょう。


一方で、医療や介護の現場では、ウィルス対策という余計な手間が増えた分、以前よりさらに忙しくなっているかもしれませんね。


それでも、病院にかかることができるというのはありがたいことです。


何かあれば、すぐに治療をしてもらえるというのは、快適さを求めるのとはレベルが違いますから。


義母がお世話になっている介護施設も、利用できなくなったらどうしようと思いますけど。


何とか、ここまでやってこられたのだし。


乗り切っていきたいですね。


…………


ところで、贅沢といえば。


羽生くんのスケートを観るという贅沢が、またあるようですけど。


DOIのTV放送はされるんでしょうか…


また(我が家では見られないような)有料放送とか。


また地域の壁が立ちはだかるとか。


ないでしょうね???


ああ…


羽生くんのスケートという、この上ない贅沢を憶えてしまった以上、もうそれなしでは生きられないようになってしまった、沼の住人…


もう、この贅沢を知らなかった頃には戻れない〜


読んでくださってありがとうございました。