羽生くんの卒業論文のことが、話題になっているようですが。


何というか…


その全文を読みたいという思いが、募るばかりです。


切り貼りした上、余計な煽り的感想を入れた文を読んでもなぁ〜


早稲田大学さん、それを冊子にして販売してくださいませんか?


読みたい方たちが多数おられるものと推察しますが。


もし、日本語&英語で出されたら、瞬く間に世界中に広まるかもしれませんね。


…………


さて、今さらながら、この卒論のもつ影響力はどのくらいのものか…


それはもう、私のような素人では計り知れないとしか言いようがありません。


「単にいち選手が採点について何か言っていた」くらいのことで収めたい勢力が、ISUにも各国のスケート連盟にもいそうですし。


逆にこれを突破口として改革を断行したい勢力が、「採点制度改善への提案」をしたのが現在最も著名なスケーターだということで、改革を迫るのに羽生くんを旗頭に欲しいと思うこともありそうです。


というのも、今年の世界選手権と国別対抗戦を見て、何となくこんな感じを受けませんでしたか?


コメ「男子の金メダリストは我が国から❗️」

ツユ「では、他のカテゴリーは我が国から❗️」


談合成立〜???


みたいな。


あ、私が勝手にそんなふうに見てしまっただけです。


まあ、団体戦は戦力から考えて、ツユが金メダルでしょうけど。


各カテゴリーではそれぞれ、ライバルになりそうな選手がいますよね?


女子では、紀平ちゃんです。何しろ、誰が代表になるか現時点で予想できないツユと違って、確実に出てくるだろうし3年かけて積み上げた実績もあります。


ペアでは、オリンピック開催国が誇るスイ・ハン組がいますし。


アイスダンスは、世界選手権に出場しなかったパパダキス・シゼロン組がいますから。


ツユが男子以外で金メダル獲得していくのは、そう簡単ではないでしょう。


けど、それで世界選手権ではどうなりましたか?


ツユの国の選手たちに比べて、紀平ちゃんのSPの点数は?


コメの国の選手に比べて、羽生くんの点数は?


何だか、実力にも実施にもかかわらず、結論ありきの「○○よりも格が上」というイメージづけに必死だったような気がするんですよね。


さらに、それを確定させるための国別対抗戦だったのかも。


PCSなんて、どないなっとんねん💢レベルでしたし。


でも、それでよく考えてみたら。


PCSは何を基準につけるのか、私は知らないんですよね…


クロスの数が多いと何点までしかつけてはダメとか、片足滑走が多いと何点以上をつけないとダメとか…


ありませんよね?


でも、それで、よくオリンピック種目の採点競技として、通用したなぁ〜と思いませんか?


もとはといえば、6.0満点制度から新採点制度に変わったのは、ソルトレイクオリンピックでの採点不正疑惑からだったような…


つまり、そういうことがもう起こらないように、より正確に、緻密に、公正に採点されるものになったはずなんです。


なのに何故、こうなるの〜???


…………


現役の選手が採点について何か言うと、下げられてしまうとか。


だから羽生くんが卒論で採点方法に斬り込んだのは、オリンピック金メダルを目指さないという決意だというふうに受け取っている方もいらっしゃるようですし。


でも、それ自体が本当はなんですよね?


採点にクレームをつけたら、辛く採点されるかもしれない…


その時点で、採点は不正がありますという意味になるのでは?


クレームが正当なものでなかったとしても、次の試合でした実施に見合わない採点がされる可能性がある制度そのものが、おかしいんです。


野球でいうなら、アウト判定に怒ったランナーが、次からまた(セーフなのに)アウトにされるかもしれないなんて…


ありますか?


…………


採点に限らず、人間が判定するものに誤差、私情、不正などが入り込むことはあるでしょう。


それをなくしていくことがより良い道だと信じる方たちが多数派でないと、健全なスポーツにはなかなかならないかもしれませんね。


読んでくださってありがとうございました。