世の中には、とても幸運なことに。


自分がやりたいことをする→それで多くの人を幸せにできる。


という方たちがいらっしゃいます。


芸術家、スポーツ選手、文化芸能娯楽に携わっている方たちです。


それも、ほんのひと握りの方たちだけが、そういう生き方をすることができるんですね。


もちろん、生まれ持った才能だけではダメで、信じられないほどの努力の末に、それだけの実力とその立場を手に入れたのだと思います。


そういう方たちは一般人みたいな労働をするよりも、新たな芸術作品に取り掛かって欲しいと。


多くのファンが思っていることでしょう。


想像してみてください。


作曲せずに畑を耕すモーツァルトとか。


モナリザを描く代わりに荷物運びをするダビンチとか。


将棋ではなくて囲碁で対局する羽生善治さんと藤井聡太さん…


あ、それは見てみたいかも。


それにモーツァルトなら、畑を耕すことで閃いた新しい音楽を作ったかも?


ダビンチなら、荷物運びを題材に別の作品を作り上げたかも?


なんてことも妄想想像してみると楽しいかも。


でも、芸術家というのは、そういうものですよね?


経験を糧にして、新たな作品を創作する。


そして多くの人を幸せにするんです。


…………


どうも、フィギュアスケートに関わる人たちは、そのあたりを勘違いしている気がするんですよね。


フィギュアスケートを競技として観るなら、スポーツとして正々堂々とした勝負が望ましいのだし。


芸術として観るなら、スケーターがとことんこだわって作り上げたものを堪能したいものですね。


娯楽として観るなら、それぞれのファンが望むようなアイスショーがあれば人気も出るでしょう。


それで?


某大国のスケーターを、何が何でもスターにしたい人たちは、どういう方向性でいきたいのですか?


金メダルや世界記録を取ればスターになれるなどと、そんな甘いものじゃないでしょう?


もしもそれでスターになれるのであれば、某大国はこれまでの金メダリストがそれぞれアイスショーを主催して、どれも盛況になっているはずです。


まあ、この際、芸術という方向性はやめておくほうがいいでしょう。


芸術作品として作り上げるには、とんでもない時間と労力が必要です。


何年もかかって構わないからというのであれば別ですが、今すぐ閑古鳥鳴きっぱなしあまり盛況ではないアイスショー(と試合)を何とかしたいんですよね?


だったら一番手っ取り早いのは、まともなスポーツとして公正な採点をすることです。


GOEとPCSが、観客や視聴者が見て感じたものと掛け離れていればいるほど、競技の正当性に疑問を感じます。


そんな、某大国のお金と権力で得たように見えるメダルや成績で、人の心は動きません。


権力側はつい勘違いするようですが、世の中の大多数の人々は権力側ではないんです。


そして、権力側の横暴に苦しんだり、憤ったりしているんです。


そんな人々が、権力をかさにきて得た栄光に喝采を送るわけありませんよね。


だから、スポーツとしての隆盛でアイスショーを盛況にしようと思うなら、何が何でも公正な採点にしないといけないんです。


…………


娯楽にするなら、話は別です。


それはもう、ファンが望むものを作ればいいんです。


羽生くんのCWWなんて、「私たち(ファン)のニーズをどこまで知っているの〜?」と、叫んでしまうくらいでした。


真央さんのサンクスツアーは私は観てませんが、真央さんのファンが喜ぶものなのだと思います。


そうやって、「ファンは何を望んでいるか」を常に考えて工夫していくことが必要なのでは?


主催側が、「こんなアイスショーです〜○○さんが出演します〜」というだけで集客できるのは、主催側がやりたいことを観客に押し付けているようなものでしょう?


世の中、娯楽はいくらでもあるんです。


お高いアイスショーに行くなら、望むものを見せてもらわないと。


その、リサーチや創意工夫というものなしに、やりたいアイスショーに集客できるだけのスターが欲しい!とだけやっているから、いつまで経っても閑古鳥…


ちょっとは観客とか視聴者、ファンの願いに耳を傾けてみてはどうですか?


そうでないといつまでも、「金メダルでスターになれる」はず…はずなのに…


で、終わります。


やーねー、関わりたくないわー、そんなん。


読んでくださってありがとうございました。