もしも誰か、敵わない相手がいたら。
①自分の実力を高める
②諦める
③ 相手の失敗を望む
④権力側に取り入って、何とかして欲しいと頼む
さて、あなたはどれを選びますか?
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スポーツにおいては、失敗はつきものですね。
どれほどの実力があろうとも、本番で成功する確率は100%ではありません。
どんなに練習しても、どんなに実力を高めても、それを発揮できずに終わってしまうことはあります。
それでも日々厳しい練習に耐えて、プレッシャーとも闘いながら試合に臨むんですね。
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アスリートがオリンピックという世界最高峰の試合に臨むとき、どういう闘い方をするか。
それを観てファンになる方が多いのではないでしょうか。
もちろん、オリンピック以外の試合を見てファンになることもあるでしょう。
フィギュアスケートだと、EXやアイスショーでファンになる方がいても、おかしくないと思います。
また、全日本選手権に出場する選手のうち全員が、オリンピックの代表争いをするわけではありませんし。
自身の立てた目標に向かって頑張る姿に、心動かされてファンになることもあるのでは?
けれど、ひとたびナショナルの表彰台に立ったら。
次はもう、世界と闘う覚悟が必要でしょうし、オリンピックで代表に選ばれたらとことん上を目指さないと、心に響くものを感じられないかもしれません。
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冒頭の質問に①と答えるアスリートばかりではなかったとしても、仕方ないとは思います。
フィギュアスケートなんてジャンプの基礎点がスピンやステップよりもかなり高いのだから、高難度ジャンプが苦手な選手にとっては②になることもあるでしょう。
平昌オリンピックのプレシーズン、ヘルシンキ世界選手権の男子シングル。
フリーの最終グループで合計何本のクワド挑戦があったか、憶えてますか?
24本です…怖っっっ
6人で24本、1人あたり平均4本。
実際、表彰台の3人はクワド4本を着氷してました。
さあ、これでも、クワドを跳ばない選手が、翌シーズンのオリンピックで金メダリストになれると思いますか?
無理です〜
ならば、諦めるとして、次の目標は?
クワドなしの選手たちに中でのトップとか、ノーミスで自己ベスト更新などになるのではないでしょうか。
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そして、問題なのは、③の選手。
ライバルの失敗を望むというのは、ある意味仕方ないところもあります。
でもそれは、諸刃の剣ともなります。
そういう、他人の失敗を望む心は、卑しさとしてどことなく現れてくるものです。
まあ、蓼食う虫も好き好きと言いますし、そういう卑しい心根の人が好きだと思うことも、皆無ではないでしょうけど。
でも、そんな卑しさが醸し出されているのに、ファンが増えないことを嘆かれてもなー
と、思いますね。
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④を選ぶ人は、スポーツに向いてないので、さっさと引退して欲しいものです。
もっとも、権力側に取り入っていい思いをしようなどという考えをしていては、スポーツ以外のどの分野でも大成しないでしょうけどね。
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ソチと、平昌。
2回のオリンピックで、羽生くんがもらった帯同パスが少なかった件について。
私が何度も蒸し返すのは。
それが、オリンピックで選手が一番良いコンディションで臨むためのサポートを、連盟側がしなかったということを如実に現しているからです。
普通なら、同じ競技、カテゴリーの選手に対しては。
同じ枚数が与えられるべきですし。
人数で割り切れなかった余りの分だけ、誰かに与えられることがあったとしても。
こんなに不均衡になるのは、どう考えても変でしょう?
そこで、自分より上に行きそうな選手が失敗することを望んだ選手がいたのか?
あるいは、その選手を気に入ってくれた権力者が、別の選手がベストな状態で試合に臨めないように計らったのか?
という疑問が残るからです。
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タコチュー写真を撮ったのは誰かとか。
酔ってやったことだとか。
蕾の花束は嫌がらせじゃないとか。
言っている人たちがいるようですが。
帯同者パスの件は、どうなんでしょうね?
ソチで、羽生くんに1枚、町田さんに1枚、高橋さんには10枚以上…
この不均衡を見れば一目瞭然、連盟会長が誰を依怙贔屓して優遇していたか。
そこにどういう意図があったのか。
知りたいものですね。
自国の金メダル候補最有力選手へのサポートがこれほど手薄になった理由は?
某Dちゃんより上に行くなんて許さない〜
という人がいたからなのでしょうか?
あ、もしも、パスの正確な枚数をご存知の方がいらっしゃるなら、教えてくださいね〜
読んでくださってありがとうございました。