同じように滑っていても、何かが違う。

場を支配する空気とか、観客を自分の世界に誘う力とか。

同じようにファンになっても、何かが違う。

世の中の役に立つ人間でありたいと望むようになったとか。

同じように応援していても、何かが違う。

あまりにもドラマティックな展開に、ジェットコースター気分満載。

…………

羽生くんと他のスケーターさんと、どう違うのか、何故羽生くんだけがメガスターになったのかと考えたら。

いやー、もう、出てくるわ出てくるわ、いくつその理由というか思い当たる節があるのか…

途中でどこまで書いたのか、わからなくなりそうなくらいです〜

昨日書いた分だけでも、他に当てはまる人はいなかったような気がするんですけど。

続きです。

…………

場を支配する空気感。

これは、練習や努力で培うことができるものなのでしょうか?

オーラとか、存在感とか、カリスマ性とか、言葉としてはあるのかもしれませんけど。

実際、そういうものを感じさせてくれるだけのスケーターさんが、他にいますか?

もちろん、どの選手でもベストの演技ができたときには、そういうものを醸し出すことはあると思います。

でも、羽生くんのように、「プログラムの雰囲気の中に観客を誘う」ことができるスケーターさんは、そんなにいないでしょう。

天と地のレクイエムは、いつ観ても胸が締め付けられるような気がします。

マスカレイドは、いつ観ても身体が熱くなるんですよね。

そんなふうに、プログラムの世界観にどっぷりと浸かってしまえる、耽溺してしまう…

抜け出せませんね。

だから、沼の住人になるんです。

…………

また、羽生くんの影響力、ファンや観戦者を感化する力というものも、桁外れだと思います。

普通、アスリートのファンになったら。

応援して、観戦して、勝敗に一喜一憂して、仲間たちと盛り上がって…

という感じでしょうか。

羽生くんのファン以外にも、いるんですか?

被災地支援になることを考えたり、所属企業さんの動向を気にしたり、リンクの状況を心配したり、応援する選手の故郷のものを食べたいと思ったり。

そんな、「良い方向への影響力」がとても強いんですよね。

役に立つ人間でありたいと望む気持ち。

それを駆り立ててくれるアスリート。

他に当てはまる方がいるのでしょうか?

そういえば、反日の国の方なのに、羽生くんのファンになって親日家になったりとか。

世界平和にも貢献してますね〜

…………

ビジュアルが二次元と言われてますけど。

その、これまでの(まだ26年の)羽生くんのたどってきた道のりは。

ジェットコースター?

いやー、それどころじゃない気がします。

ジェットコースターは一応、レールが敷かれてますよね。

一周したら戻ってきますし。

むしろ、なんか…

暴馬に乗って、振り落とされないようにしがみついていたら、どこに向かっているのかわからなくなったとか。

ロック鳥に捕まってしまって、どこか知らないところにまで飛んで行かれたとか。

いっそのこと、ロケットで打ち上げられて宇宙に行ってしまったみたいな。

次にどうなるかわかりません〜

という振り回され方をしているのでは?

あー、困った。

どこに向かっているんでしょ?

クセになりそう…

…………

こんな、他に当てはまる方がいないくらいに、特別な方を見てしまったら。

もう、目が離せませんよね。

ああ、今日も、羽生くんを絶賛してしまった…なのにまだ、言葉が追いついてない気がするのはどうしてなの〜???

読んでくださってありがとうございました。