国際派…
ガーン‼️
と言われて、どういう人物像を思い浮かべますか?
留学経験のある人?
語学堪能な人?
国際情勢の知識豊富な人?
では、自国の歴史や文化については?
どのくらい知っているかというあたりでも差はあるでしょうけど、実は、この「自国の歴史や文化」について発信できない人は、国際社会の中ではあまり重く見てもらえないのだとか。
どれだけ英語ができても、日本について話すことができないと「それで何を言いたかったのか?」と言われることもあるのだとか。
…あ、あかんわー
我が息子たちは、英語がそもそも苦手な上に、歴史はちんぷんかんぷん。
江戸時代と平安時代のどちらが先か、知らないかもしれない…
英語に至っては、大学卒業はしたけど、中学生レベルより向上したのだろうか?
中学生に英語力で負けているかもしれない…
…………
ま、まあ、息子たちのことはこの際置いといて。
羽生くんの日本文化発信力は、どのくらい凄い❣️❣️❣️のでしょうか。
たぶん、SEIMEIのときに、外国のファンの方たちからは「日本のものだ」と思われていたでしょうし。
陰陽師の映画は、日本以外でもDVDなどで観られるのかもしれませんね。
HOPE&LEGACYは日本の作曲家として有名な久石譲さんの、アジアンドリームソングとビューオブサイレンスを使っているので、聴き覚えがある方もいたのではないでしょうか。
他にも日本の音楽を羽生くんが使ったことはありますけど、今シーズンの天と地とが一番「耳に馴染んでない」感じがするのでは?
天と地のレクイエムや、春よ、来いだとピアノソロですよね。
曲自体が初めて聴くものでも、さほども異文化という受け取り方はされなかっただろうと思います。
けど、この天と地と(&新・平家物語)は、楽器の音色そのものが日本🗾を主張しているかも。
弦楽器だとはわかっても、どういうものなのか外国の方からは想像しにくいものだったのでは?
私も、琴かなぁ…と、中盤のステップのところで考えてましたけど、もっと低い特徴的な音が琵琶だとは、教えてもらわないとわからなかったかもしれません。
そういえば最初の頃は、三味線?とか言っていた方もいたようですが。
時代を考えて作曲されたのだとしたら、三味線ではないのでは?と、考察していたファンの方もいらっしゃったみたいですし。
それで調べてみたら、三味線は秀吉の時代くらいからのようですので、謙信の生涯には三味線は出てこなかったのかも。
琵琶と(筝の)琴は、源氏物語にも演奏シーンが出てきていたので、平安時代からあったのだと思います。
羽生くんの天と地とは、琵琶と琴がいにしえの日本を表しているようで、素敵ですよね。
また、巫女舞の話が出てきていたようですけど。
巫女舞というか…奉納舞だと感じることがあるんですよね、羽生くんのスケートは。
野村萬斎さんの晴明がしていたのも、奉納舞だったのでしょうか?
そういう、連綿と続いてきた日本文化を、ヨーロッパ発祥のフィギュアスケートで発信する…
人類の文化と歴史の壮大さを感じますね。
もっとも、私が感じたのは…
「羽生くんとの接点が欲しいねん。晴明神社は京都やし。そうや、琵琶の音色が使われているていうことは、琵琶湖と繋がっているんやー」
という、こじつけくらいなのですが。
琵琶湖という名称が、測量が発達した江戸時代くらいからなのだそうです。

マジか〜???
ああ、でも、こうやって、自国の歴史や文化について思い巡らすのも、あれこれ調べるのも、ファンになったからこそ。
奥深いわぁー

そして何より、羽生くん自身が深く考えて表現してるからこそ、上杉謙信について何も知らないであろう外国のファンの方たちにまで。
知りたい、調べたいと思わせる力があるんでしょうね。
読んでくださってありがとうございました。