高齢者の熱中症対策についての話です。

先日、ネットニュースで読んだのですが。

高齢者がエアコンをつけない理由…

○暑さを感じない
○電気代がもったいない
○冷えるとつらい

だけではなくて…

○リモコンの操作がわからない

ということも考えられる、というような内容でした。

どうも、訪問看護か介護をなさっている方からの情報のようで、なるほどと思いました。

あと、リモコンの電池切れもあったのだそうで。
あせる
そりゃ、エアコンつけられへんわー

……………

高齢者に限らず、(まともな)日本人の感覚としては。

他人に迷惑をかけたくない。
家族にも迷惑をかけたくない。
誰かの役に立つ自分でありたい。
社会の役に立つ自分でありたい。

そう望む方は多いのではないでしょうか。

リサイクルやエコバッグ持参などが日本にすっと馴染んだのも、高齢者の方々の意識に「社会の役に立つ自分でありたい」というものが、根強くあったからではないでしょうか。

(ですから私は、ペットボトルキャップのリサイクルや、プラスチックゴミの分別などを一概に「やる意味ない、無駄」と切り捨てたくはないんですよね。
ほんのちょっと時間をかけて、高齢者の方が「今日も社会の役に立つことをした」と思えるのであれば、この高齢化が進む日本ではそれなりに意義があると思いますので)

義母の場合だと。

元気な頃は、とにかく「冷えると関節が痛い」と言って、なかなかエアコンをつけませんでした。

要介護状態になってからは、私がリモコンの操作をしているのですが、あまりつけて欲しくなさそうだったり、ついていることを忘れてしまったり。

設定温度が低いと冷えるのかな?
と、思って高めにしたのですけど。

やはりあまりつけて欲しくなさそうで。

そしてやはり忘れてしまうらしくて。

窓や戸を開けっぱなしにしていることもしばしば。

そこで考えたのが、「義母がいる部屋にエアコンがついていると、私が助かるんです」論法です。

「もうすぐケアマネさん来はるねん。そやし、部屋涼しくして待っとこな」

とか、誰か来るときは早めにエアコンをつけるんです。

でも、来客予定の日ばかりじゃありませんよね。

なので…

「もう、めっちゃ暑いわー🥵おかあさん、この部屋エアコンつけといて。私、用事の合間に涼みに来るし」

と、私の休憩用に義母の部屋を利用させてもらうことにしました。

「あー、この部屋涼しいから、早よ汗が引くし助かるわー」

義母の部屋のエアコンをつける理由を、私が暑い場所で用事してるときの休憩用という、まあ、こじつけなんですけど。

これだと、あまりエアコンをつけても嫌がらない…早く消して欲しいと言わない…ようになりました。

それでも、ときどき開けっぱなしにしちゃうんですけどね。

暑いのもあと少しです。

乗り切るために、工夫して(言葉で丸め込んで)高齢者が「エアコンをつけないことで、家族(の電気代節約)のため、環境のため」と我慢しないようにしていけたらと思います。

読んでくださってありがとうございました。