来年、東京オリンピックが開催できたら。

夫が楽しみにしているのは、当然「体操男子」です。

以前にも書きましたが、夫はこの競技のファンで、ずっと(TV)観戦してきました。

もしも内村航平選手が出場するなら、そこで実力を発揮してくれるなら、そのときは…

おねがい笑うのか。
笑い泣き泣くのか。
ラブ惚けるのか。

どうなるでしょうね。

体操も、フィギュアスケートと同じく、採点競技です。
そしてどちらも、選手生命が短い競技です。

でも、体操では、オリンピックのたびに「次のスターを探せ」だの「次のスターを我が国から」だのといった動きはありません。

当然ですが、団体・個人総合・種目別の金メダル獲得、多数のメダル獲得が最大目標です。

そしてそれぞれの大会で注目された選手が、次のオリンピックに出場しなかったとしても、盛り上がるわけです。

高校野球なんて、3年ですよ?

どんなに破格の選手がいても、その選手が試合に出るのは3年…いえ、正味2年半もないんです。
(国体まで出ても秋)

それでも次のスターを作らなければなんて動きは、ないと思うんです。

それはやはり…

競技そのもののファンが大多数だからなのでは?

どんなスター選手がいようがいまいが、とにかく野球が好きとか、高校野球を観たいとか。

そういう観戦者がほとんどなのだと思います。

……………

夫は内村航平選手に心酔しています。

「長い間体操を観てきたけど、これほどの選手が、しかも日本から出てきてくれるとは思ってへんかった」

というのが、夫の内村さんへの評価です。

おや〜?

私の羽生結弦選手に対しての評価と似ていますね。競技名を変えたらほぼ同じ。

でも、夫は内村さんが出場してない試合も観戦していますが、私は羽生くんが出場してない試合は観てません。

まあ、その差は、競技のファンなのか選手のファンなのかというところでもあるのでしょうけど。

でも、ほんの数年前、私が羽生くんのファンになってしばらくの間は、競技そのものにとても魅力を感じて、羽生くんの出てない試合も観戦していたんですよね。

ソチオリンピックの翌シーズン、GPSで羽生くんが出てくる前の2試合、アメリカで町田さんがカナダで無良さんが優勝したのも。

ハーフハーフから現役に戻ってきた真央さんがジャパンオープンに出たのも。

宇野くんとボーヤンくんが同じチームにいた、チームチャレンジカップも。

観てました。

なのに今では、羽生くんが出ない試合は観ないだけでなく、できるだけネットニュースも見ないようにしています。

まあ、主な理由は、採点とメディアの取り上げ方にストレスを感じるからなんですけどね。

羽生くんの試合だと、そういうストレスを上回る癒しや元気をもらいますから観ますけど。

ストレスだけなんて、ごめん被りたい〜

なので、ISUも各国スケート連盟も、ジャッジもメディアも…

@#/$*<々???

(自粛)

やり方を間違えているのだと思います。

羽生くんのファンを「我が国の一推しのファンに」なってもらうように画策するのは、競技振興の邪魔にしかなってません。

羽生くんのファンを取り込みたいなら。

競技そのもののファンになってもらえるようにしなければ。

そのためには、より正確で精密な採点にしないと。

複数カメラとスロー再生導入。
そして、(たぶん富士通さんが)開発されたジャンプの解析機器も。

ナショナルバイアスを含めた、偏向採点をなくすよう減らすよう努力しないと。

羽生くんの引退後には、ファンが「そして誰もいなくなった」ということになりますよ?

体操では、角度の分析などがされてました。

スケートでもできると、そのシステムを開発したところの方がおっしゃっていたような…

より正確な採点のために努力する必要を感じてないから、導入したくないんでしょ?

と、思われて愛想を尽かされる前に。

善処して欲しいものですね。

まあ、もう、手遅れかもしれませんけど。

私がこういうことをブログに書くのは何回目?というくらいなんですし。

もっと多くの方々も、そういうことを訴え続けていたのに。

改善されないまま…

でも、このコロナウィルスのことがあって。

競技のあり方そのものを見直そうという動きが少しでもあるなら。

きちんと考えていただきたく。

(羽生くんのセカンドキャリアのために、競技は存続してもらわないと)

読んでくださってありがとうございました。