フィギュアスケートは。

スポーツか。

芸術か。

という論争が、これまでもあったのだと思いますが。

そのどちらに重心を置く方であっても。

羽生結弦選手のことは、高く評価されているでしょう。

スポーツとしてのフィギュアスケートで、羽生くんを高く評価している方としては。

プルシェンコさんを真っ先に思い浮かべます。

芸術としてのフィギュアスケートで、羽生くんを高く評価している方としては。

タラソワさんを真っ先に思い浮かべます。

どちらもロシアのフィギュアスケート界を代表する方。

オリンピック金メダリスト・皇帝と。

金メダリストを何人も育てた名伯楽・重鎮と。

他にもたぶん、「アスリート」としての、「アーティスト」としての、羽生くんを高く評価しているスケート関係者は、多いと思います。

ただ、そこに。

なんらかの別の要素が絡んでくると。

その賞賛を素直に表せない立場の人も出てくるのでしょうね。

それと、フィギュアスケートをスポーツでも芸術でもなくて。

娯楽として捉えている人にとっても。

『また今シーズンも同じプログラム〜?もっと変わった、目新しいものを見せてくれよー』

とか言ってたりして。

おや、空耳でしたか?
それは失礼しました。

さらに、金儲けのタネと思っている人にとっても。

『なーんで、羽生ばかり人気なんだよ。他のスケーターでも集客したいのに』

とか、ねえ…

言っていそうですよね。

あら、こちらも空耳でしたか?

でも、口に出してないだけで、そう思っていそうな人たちがちらほら…

というより、もっとたくさん〜
いそうですよね。

ところで、羽生くんと周囲の方々を見ていると。

それまで隠れていたものが現れてきているような気がしませんか?

まあ、隠れてなくて、もとからどういう方なのかよく見えている場合もありますけど。

プルシェンコさんは、スポーツとしてのフィギュアスケートを大切にしている方。

タラソワさんは、芸術としてのフィギュアスケートを大切にしている方。

2シーズン以上同じプログラムを使うことを揶揄するのは、フィギュアスケートを娯楽と思っている人。

羽生くんにばかり人気が集まるのを快く思ってないのは、フィギュアスケートを金儲けのタネと思っている人。

ね、歴然ですよね。

羽生くんは鏡のよう。

羽生くんへの関わり方で、その人物や組織の本質が映し出されてしまう。

そういえば。

やたらと羽生くんのことを毛嫌いするアンチには、「鏡に映る醜い自分の姿」を見たくないから、鏡を壊したい欲求に駆られている人もいるのかも?

逆に、羽生くんのファンだと。

迷ったときには「羽生結弦選手ならどうするか」と考えて、より良い方向に進もうとする方が多いのでは?

羽生くんは鏡。

そして、私たちの鑑。

映し出されるものに目を背けることなく、生きられるようになりたいものですね。

読んでくださってありがとうございました。