私が勝手に、元気をもらった話です。

先日、検査入院してきました。

検査……………と、思っていたら。

実際には、私が予想していたよりも大きなポリープが子宮内膜にできていたらしくて、それを切除したものを見せてもらったんですけど…

「マジか、こんなもんができとったんか。そりゃ、(切って)取り出して顕微鏡検査とか言われるわー」

と、心の中で叫びました。

まあ、検査結果はまだ出ていませんが、手術中や入院中に(私が勝手に)元気をもらったことがあったので。

そのことを書いておきたかったんです。

脊椎麻酔で下半身を麻痺させて、子宮口から内視鏡を入れて、それで内膜を見ながら切除する…

ということで、一番の「痛いんじゃないかな?」的な心配は、脊椎麻酔だったわけです。

2度の帝王切開のときにも脊椎麻酔だったのですが、あのときはもう「我が子さえ無事に産まれてくれるなら」と思ってましたし、はっきり言って自分の体よりも胎児のほうが心配でしたので。

ですが今回は、自分の痛みに真っ向から向き合わなくてはいけないし。

いや、痛くないようにするための麻酔なんだから!と、自分に言い聞かせようとはするものの、やっぱり痛いことが好きなヘンタイではないので。

嫌やなぁ〜〜〜

と、心の中で叫んでました。

そうしたら。

手術室内に、クラシック音楽がかかっていまして。

脊椎麻酔する直前のことです。曲が変わりました。

この曲は……………

「白鳥」!サン=サーンスの。

ノッテステラータやんかー

何かもう、羽生くんからエールをもらった気がして、それだけで嬉しくて。

無事、麻酔もしてもらい、手術が始まりました。

手術中、下半身の感覚はないけど、意識はずっとあります。

クラシックはわりと、フィギュアスケートで使われてますよね。

羽生くん以外にも、他のスケーターさんが滑っていた曲が流れていたりすると、なんか嬉しかったりして。

自分が好きな曲だけど、誰も滑ってないのかな?と思う曲だと、勝手に脳内羽生くんで妄想したりとか。

退屈も心配もあまりする間もなく、終了しました。

それで、切除したものを見せてもらったわけです。

その後、病室に戻って、麻酔が切れるのを待ってました。

すると今度は、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたんです。

いや、産婦人科だから、当然のことですよね。

それまでもときどき、聞こえてきていたんですよ。

でも、そのときには。

ああ、生命の息吹の声だ。
生まれ出ずるもの、これからの希望の光。

赤ちゃんの泣き声が聞こえて嬉しい。

新しいいのちの声。

未来の象徴。

病棟内のどこから聞こえてきたのかわかりませんが、手を合わせて感謝して、勝手にその赤ちゃんの健康と幸福を祈ってました。

ああ、耳を傾けてみれば、そこにもここにもエールがある。

私も、どなたかのために、エールをおくることができる人でありたい。

そう思いました。

すぐ、あれやこれや、叫んでしまいますけどね。

読んでくださってありがとうございました。