羽生くん……………
リンクが閉鎖したのですか?
どこのリンクも使えないなら、他のスケーターさんたちも条件は一緒だと思うんですけど。
それでも、羽生くんにだけは「なんとかスケートできる環境を」と願ってしまうのは、羽生くんがスケートをとても好きだということがわかっているからです。
私はあまり、華があるとか、カリスマ性があるとか、そういう言い回しはしたくないんです。
もって生まれたものでも、磨かなければただの石ころなのですから。
羽生くんが見る人を惹きつけるのは、華があるからとかカリスマ性があるからではなくて、努力して得たものを発揮しているからなのだと思いたいのです。
でも、そのどちらでもないもの。
もって生まれたものでも、努力して得たものでもないもので。
人の目を引く、心を惹きつける、魂を奪うものが、さらにあるのかもしれないと最近考えるようになりました。
きっかけは、うたしんです。
まだ未熟ですよね。
しんごくんはアイスダンス自体、始めてまだそんなに経ってないし。
だからといってうたなちゃんが、全部取り仕切ってリードしているわけでもないし。
それでいてツイズルという、組んで年数が経ったカップルでも神経を使うものをぴたりと合わせてくるし。
では、この若いカップルが何故こんなに人を惹きつけるのでしょう?
そこに、スケートをするのが楽しい、スケートできて嬉しいという想いを感じとれるからかも。
誰かが心から、何かをできる喜びに満ち溢れているときに。
放たれる幸福感が、見る人にストレートに伝わるからなのかも。
そう思ったときに。
ああ、羽生くんが見る人を惹きつけて離さないのも、同じものがあるからなのかもしれないと。
そう感じました。
羽生くんがどのくらいスケートを好きか。
それは、スケートの神様がご存知です。
誰よりもスケートの神様の御加護を受けています。
それは、羽生くんのスケートへの一途な想いが、天に通じたからなのかもしれません。
だから羽生くんには、よほどのことがない限りスケートをしていて欲しい。
そう思ってました。
でも、まあ、しょうがない。
今はよほどのことがあるのですから。
そして、羽生くんのスケートへの想いは。
リンクに行けるようになったときに、存分に。
喜びとともに。
幸福とともに。
愛する氷の女神様との再会を祝ってもらえるように。
そう願っています。
このコロナウィルスの件が収まったとき。
それぞれの人物の、それぞれの組織の、本質がさらに際立って見えることになりそうですね。
羽生くんの素晴らしさが、ますます目立つかも。
もう充分に目立っている?
そうかも。
今日も、羽生くんが無事で元気でいてくれますように。
祈っています。
読んでくださってありがとうございました。