今シーズンのGPFがトリノのパラベーラで行われると知ったときから、羽生くんが呼ばれているという感じがしてましたよね。
まあ、イタリアの主催側からしたら、「羽生結弦に来て欲しい‼️」という思いが溢れんばかりで。
そうしたら、羽生くんも実に嬉しそうじゃありませんか。
憧れが何重にも重なって、羽生くん自身を包み込んでいるかのよう。
プルシェンコさん、ウィアーさん、荒川さん、バトルさん、ランビエールさん…羽生くんが尊敬して憧れてきた方たちの足跡が残る会場で、ワクワクして試合に臨むのが見られるなんて、幸せですね。
プルシェンコさんの代表作ニジンスキーに捧ぐ。それを見てワクワクしていた頃の羽生くんの想い。
ウィアーさんがオリンピックで滑ったOtonal。それを見てワクワクしていた頃の羽生くんの想い。
そういった憧れを力にして、思う存分発揮して欲しいですね。
荒川さんがトゥーランドットで見せたレイバックイナバウアー。羽生くんのフリーにはいつも入ってますよね。
バトルさんに振り付けてもらったプログラムで、羽生くんは何回世界記録更新しましたか?その出逢いに感謝します。
野辺山合宿に教えに来てくださったご縁で、ランビエールさんからも多くのものを受け取ったことでしょう。
尊敬と憧れは自身を高める力になります。
尊敬する相手が偉大であるほど、そこに近づくためには心からの憧れがなければ届きません。
だから私は、何人もの先達を尊敬する選手のほうが、見込みがあると思うのです。
日本の若手スケーターたちも、もっと広く視野を広げて、しっかりと己の行く道を指し示してくれる憧れの先輩を見つけられたらいいですね。
今回のGPFでは、ジュニアで鍵山くんと佐藤くん、女子で紀平選手も出場するのですよね。
それぞれにとって、誰に、何に憧れて、どこを目指すのか…それを見極められたらもっと強くなれると思います。
そして、羽生くんは…もう、憧れて憧れてやりたくてたまらなかったプログラムを引っ提げて、オリンピック会場だったリンクに来たのですから。
思い描くスケートを存分にしてください。
その憧れは力になっていますよね。
素敵な継承です。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうございました。