もしもの話です。
フィギュアスケートの試合で、複数のカメラによるスロー映像解析を採点に使ったら。
困る人っているのでしょうか?
レフェリー、テクニカル、ジャッジのお仕事がなくなるわけではありませんよね?
そもそも、それで収入を得ている「職業としてのレフェリー、テクニカル、ジャッジ」ではありませんし。
選手もコーチも他のスケート関係者も、より正確な採点になることに反対する理由なんて一つもありませんよね。
アカデミー賞まがいのことを始めようかなーなんて資金の余裕があるなら、高画質カメラを4台購入したらいかがでしょう。(リンクの四隅か四辺か、どちらに設置するほうが効果的でしょう?)
各国のトップスケーターの、素晴らしい技術をスーパースローで見られるなら、ファンは喜ぶと思います。
これを導入したくないと思うなら、理由は一つしか思いあたりません。
「自分の技術に自信がないから」
採点する側なら、これまでしてきた自身の採点がきちんとできてなかったと思い知らされることになるのを。
スケーターなら、これまでできていたはずの技術ができていなかったと思い知らされることになるのを。
恐れているとしか思えません。
でも、修正するなら今がチャンスですよね。
今や、ネットで世界中から見られているんです。
中には、映像解析ができる方もいるでしょうし、引退した元スケート関係者もいるでしょう。
そういう方たちにも検証されていくことになるのでは?
そうなってから、なあなあの技術のスケーターと、なあなあの採点するジャッジが「これでいいんです。口を出さないで」と言っても、説得力がないでしょう。
それよりは、そういった新しい技術を積極的に取り入れて、「これまではわからなかった部分もよく見えるようになった」と言うほうが、スッキリできると思います。
だいたい、自国の「推し、メダルを取らせたい選手」のために、スロー映像や複数カメラ、AI導入に反対している人がいるのなら。
その、「推し」の実力を自分たちが信じていないということになりませんか?
これって、相当失礼なことだと思います。
アメリカは、世界王者の実力を信じていないのですか?
日本は、オリンピック銀メダリストの実力を信じていないのですか?
ロシアには、高難度ジャンプを跳ぶ若手スケーターたちがいます。
中国にはトップのペアがいます。
フランスにはトップのアイスダンスカップルが。
それぞれの、素晴らしい技術を、世界中に広めたい、認めて欲しいとは思わないのでしょうか?
できていないことをできていることにしておこうなんて、これからの時代に即しません。
今、「実績のわりに人気が出ないよー」と、足掻いているスケーターがいるのだとしたら。
できていないことをできているように採点されていることへの、不信感や反動があるからなのでは?
それは、ファンにとっては、「消費者が品物を購入するとき、自分がそれほど高い価値があるとは思えないものに、高額の値札がついている」ようなものなのです。
「この値段で買う人いるんや」
「私ならこんなに高かったら、買わへんな」
「この店自体がぼったくりなんとちゃうやろか」
「近寄らんとこ。引っ張り込まれたら、買うまで店の外に出られへんかもしれんし」
などという、胡散臭いものを見る目で見てしまうからです。
できていないものは、できてないと認めてそれなりの点数をつければいいんです。
できるようになるまで頑張っている姿を見るほうが、よほど応援したくなります。
フランス大会は私は見ませんが、あとで採点はチェックしようと思います。
ストレスのもとになるものを見るほど、暇とちゃうねん〜
羽生くんの映像は見るけどね。
GPSカナダも良かったし、進化の時もまた見たいし、FaO Iを見返すのもいいなぁ…あ、CWWにするのもありだな。いや、24時間TVも。アナザーストーリーズも良かったし。
いやー、羽生くんの映像だと、見たいものがたくさんあるわー
元気と、幸福のもとやから。
これを見る時間は、忙しくても確保しなければ!
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうございました。