私のような市井の一人の母親が、息子たちに「平等に、不公平なく」をモットーに子育てをしているのに。
権力の座についた人が、その権力の及ぶ範囲の人たち相手に「依怙贔屓、自らが好意を寄せる人が有利になるように」してはいけませんね。
まして、「ガバナンス、コンプライアンスで悩んでる場合じゃない」などと発言した人が、政治家として日本のスポーツ界で大きな権限を持つようになるのって、どうなんでしょう。
私の狭い理解の範囲では、立憲民主主義とは権力側が暴走しないようにその権限に枷をつけるものではないかと思っています。
少なくとも、権力側が会議を非公開にするなどという案は、その立憲民主主義とは真っ向から対立するものではありませんか?
多数の賛同を得るためには、時間がかかります。その迂遠さに嫌気がさして、権限を持つ人が独断で物事に対したくなる。
それを許してしまえば、議会制民主主義の根幹が揺らぐことになりませんか?
……………
あー、お堅い。
肩凝ってきちゃった。
(きき湯と、ファイテン!)
フィギュアスケート日本男子に話を絞ります。
これまでの実績、一年間の実績、そういうもので強化選手の指定を受けるのは、ある程度までは当然のことでしょう。
でも、その「一年間の実績」が、国際試合ではなく全日本の結果に偏っていませんか?
国際試合、それもISUの公式戦の結果が最優先されるべきでしょう?
オリンピックシーズンでなければ、一番格式の高い試合は世界選手権です。
1 世界選手権の優勝者
2 世界選手権のメダリスト
3 GPF、欧州選手権、四大陸選手権の優勝者
4 GPF、欧州選手権、四大陸選手権のメダリスト
5 GPSの優勝者
6 GPSのメダリスト
一年間の実績だけで格付けするなら、こうなるはずです。
昨シーズンの日本男子だと、どうなりますか?
2に、羽生くん。
3に、宇野くん。
6に、友野くん。
国際試合での実績だけ考えるなら、一番上のランクである特別強化選手にはこの三人が入るはずなのでは?
もし、全日本の結果も踏まえて決定するのだとしても、「国際試合での実績がある選手」が優先された上で、それにプラスして「全日本での好成績選手」も入れてもいい、くらいなら納得できるんです。
シニアデビューイヤーの選手たちでも、昨シーズンの国際試合での実績を考慮して、それに準じて入れても構わないと思いますが。
(JGPFメダリストの島田くんが追加…合ってますか?この辺、記憶が曖昧なので、間違っていたら指摘してくださいね)
全日本が国際試合よりも優先されてはいけないと思うんです。
特に、他の競技(体操の全日本での贔屓採点とか、ボクシングの奈良判定とか)でナショナルの不正があったという話が出ているのに、採点競技であるフィギュアスケートで全日本最優先にするのは。
「全日本だと、好きに採点できるもんねー。会長ご贔屓、派閥の主流派優先〜。忖度しろよー」
という空耳が……………
来年は日本開催のオリンピックがあります。
注目されて、有頂天になっている場合じゃないでしょう?
不正があったと思われないように、微塵も疑われることがないように、権力側が気を引き締めて「絶対に、何が何でも不公平にならないように」するべきなのでは?
特に、国際試合より全日本でだけ良い成績を残すような選手は、採点で忖度があったと思われる可能性が高いのです。
それが会長ご贔屓の選手とか、派閥の主流派の選手であればなおさら。
日本開催のオリンピックが、不正の温床と思われないためにも。
権力側の人たちは、くれぐれも気を引き締めてくださいね。
全く……………
こっちはうずら卵のゆで卵まで公平に分けるようにしているのに。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。