目先の利益を得ることにばかり固執していると、ろくなことにならない…
ISUのルール変更に関して、それを望んだ人に対してそう言いたいなぁ…
ということで、今日も独り言の続きです。
あのルール変更の意味は、ズバリ!
羽生くんと他のトップ選手との差をルールで埋めてしまえ〜
なんでしょう?
(女子の勢力図無視しているって?いやー、だってロシアのジュニア女子なんて、誰が出てくるか予測不可能だし。何年代表に選ばれるかも不明)
平昌オリンピック後のルール改正では、本当にそのガイドラインに沿った採点がされていたら、もっと羽生くんに高い点数が出ていたはずですよね?そして、他の選手にはもっと低い点数が。
少なくとも、世界選手権のSPで、羽生くんとネイサン選手の3AのGOEで同じ点数をつけるジャッジがいるなんて、あり得ないことだったはず。
でも、こうやって、「その採点はおかしいのでは?」という指摘があるから、「じゃあ、ルール自体を変えて、羽生を追いかける選手の有利にしちゃえー」って?
いやー、あまりにも目先の利益を得ることにばかり固執して、将来のことを考えてないのが丸わかりで、恥ずかしいわー!
あれでしょ、羽生くんが現役でいるうちに「羽生に勝った○○」という売り出し文句をつけたら、人気が出てアイスショーも盛況になるって皮算用。
でもね、それやって、将来どうなるの?
1 回転不足のジャンプでもいいからとチャレンジして怪我する
これは、現役選手はみなさん、怪我との闘いでもあるわけだけど、さらにリスクが増えますよね。
正しい技術ではない高難度ジャンプを跳ぶことで。
2 助走→ジャンプしかできないので、アイスショーの観客に飽きられる
これは、いざそれでプロスケーターになっても、先細りだということです。
それでなくても、スケーターは現役時代の高難度ジャンプをプロになっても維持するのは難しいのです。
トランジションや表現をしっかりと身につけてないのにプロになったら、ジャンプが跳べなくなったときにどうするの?
しかも、ある程度実績があったら、「観客動員はできなくても出演料は高いスケーター」になるし。
そんなスケーター、アイスショーのお荷物なだけ。
3 回転不足、プレロテ、エッジエラーを直さなかったので、指導者になっても正しい技術を教えられない
これは、もう、教えられる子どもや選手にとって迷惑なだけなので、指導者になるのは諦めていただきたい!
(真央さんがルッツのエッジエラーを直すのに、どれだけ苦労したことか…あの努力を誰でもできるものだとは、思って欲しくない!)
以上のことを踏まえて、回転不足のジャンプでも高得点をもらえるというルール変更で高得点をもらっても、そのスケーターの将来はあまり明るいものではないと予想しました。
スケーターの将来より、今トップで闘えそうな選手で儲けたい!
と思う輩にとっては、とても嬉しいルール変更なのでしょうけどね。
そんな連中に振り回されて、スケーターが本来つけるべき正しい技術の習得を疎かにしないことを望みます。
二日に渡って独り言におつきあいくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。