もう十年以上前のことになりますが、長男が幼稚園に入園してから次男が卒園するまで四年間、幼稚園のPTAの役員をしてました。
小学校のPTAでも、スポーツ少年団でも、町内会も……………
中学校や高校でもPTAの役員をしたことがあります。
子育てが一段落した後に、PTAに就職したようなもの?(いや、無償奉仕なんだからボランティア?)
あ、PTAについて話すつもりじゃないので、「そういう固い話なら今日は読むのやめておこうかなぁ」なんて、見捨てないでください〜
要は、私は別に教育関係の仕事をしているわけではないけれど、息子たちの同級生やその保護者の方々を見ている時間がわりとあったということです。
そして気づいたのは、「親は自分の成功体験を基に子育てしようとする」のに、失敗することが多いということです。
例としていくつかあげると……………
自分のしていた習い事を子どもにさせたが、嫌がられたりとか。
上の子が塾に行って成績が良くなったから下の子も行かせたが、あまり変わらなかったりとか。
長男が上達した野球チームに次男を入れたが、あまり良くなかったりとか。
食べ物の好き嫌いを直す、自分で片付けられるようになる、宿題をする、手伝いをする、etc.
「この子がこれで良くなったのだから、他の子もそうなるはず」という思い込みが外れてしまう…
でも、それって当然だと思うんです。
兄弟って、特に同性の二人だけの兄弟って、性格が反対のことが多くありませんか?
なのに、同じ方法で効果があると期待するなんて、無理があるのではありませんか?
褒められて伸びる子もいれば、叱られて発奮するタイプもいるでしょう。ライバルがいたほうが成長できる場合も、比較されて萎縮することもあるでしょう。
「あのとき成功した」やり方が万能、なんてことはあり得ないのです。
根性論よりも、理詰めで説明されて納得してからでないと前に進めないタイプの子もいるのです。
(長男がそういう子だった)
問題は、親が子にすることは全面的に親の責任においてすればいいのですが、習い事やスポーツの指導者が「以前成功したやり方」に固執しているときです。
人が違えば同じ反応にはならないときもあるということを念頭において教えないと、子どもの可能性を潰すことにもなりかねません。
成功体験からいつまでも抜け出せないタイプ…
色々と思い当たりませんか?
公定歩合を引き上げたがらないのも。
ハコモノを造りたがるのも。
捏造報道で誰かの人気を落とそうと画策するのも。
以前成功したやり方が、今でも通るなんて思っているんでしょうか。
年々歳々花相似……………
人は変わります。時代も変わります。
頭の中だけ成長できない人が考えるようなことは、通用しない世の中になっていくかもしれませんね。
結局わりと固い話になってしまった…
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。